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論文審査基準(社会情報学専攻)

論文審査基準

【修士学位論文等審査基準】

■修士論文
 修士(学術)の学位の授与については、学位申請者が提出した修士学位申請論文を、主査1名と副査2名が審査し、最終試験(口述試験)を経て、その合否を判定する。審査基準は以下のとおりである。

[審査基準(修士論文)]
1.研究テーマ選定の適切性:当該研究領域の状況に照らして十分に価値があると認められる研究目的が明確に設定されていること
2.先行研究・関連情報に関する調査の適切性:研究目的に関連する研究諸領域の先行研究の状況について十分な調査が行われ、それが適切な整理のもとに示されていること
3.研究方法の適切性:研究目的を達成するための妥当な研究方法が用いられ、かつ必要な倫理的配慮が行われていること
4.論理構造の適切性:研究目的の設定から結論に至るまでの論理が一貫性をもって適切に展開されていること
5.結論のオリジナリティ・有用性:研究の結果として得られた結論が、当該研究領域において新たな研究知見として認められる内容をもつこと
6.論文作成技法の適切性:文章表現、文章構成、データの表示方法、文献情報の表示方法などの論文作成技法が、学術論文にふさわしいものになっていること


■特定の課題についての研究の成果(ヒューマンイノベーションコースのみ)
 修士(学術)の学位の授与については、学位申請者が提出した特定の課題についての研究の成果を、主査1名と副査2名が審査し、最終試験(口述試験)を経て、その合否を判定する。審査基準は以下のとおりである。

[審査基準(特定の課題についての研究の成果)]
1.研究テーマ選定の適切性:関連する社会的実践の状況に照らして十分に価値があると認められる研究課題が選定されていること
2.関連情報に関する調査の適切性:研究課題に関連する社会的実践の状況について十分な調査が行われ、研究課題に対する社会的ニーズが明確にされていること
3.研究方法の適切性:研究課題の達成に向けた適切かつ実践的な研究方法が用いられ、かつ必要な倫理的配慮が行われていること
4.検討過程の明確性・説得性:研究成果に至る検討の道筋が、十分な根拠資料および関連する学術的知見に基づいて、明確かつ説得的に示されていること
5.研究成果のオリジナリティ・有用性:得られた研究成果が関連する社会的実践の状況に対して有用かつ独自の貢献をするものであること
6.研究成果の提示技法の適切性:研究成果およびその検討過程を明確かつ説得的に提示するために、文章、図表、映像などの諸表現が適切かつ有効に用いられていること

【博士学位論文審査基準】

 博士(学術)の学位授与の可否は、学位申請者が提出した博士学位申請論文について主査1名と副査2名以上によって構成される審査委員会が、審査、最終試験(口述試験)、2外国語の認定の結果を記した「審査結果報告書」を博士後期課程委員会に提出し、それに基づき同委員会が決定する。審査基準は以下のとおりである。

[審査基準(博士論文)]
1.研究テーマ選定の適切性:当該研究領域に照らして十分に価値があると認められる研究目的が、学位申請者がこれまでに公刊した研究成果の蓄積をふまえて明確に設定されていること
2.先行研究・関連情報に関する調査の適切性:学位申請者がこれまでに公刊した研究成果も含め研究目的に関連する研究諸領域の先行研究について十分な調査が行われ、それが適切な整理のもとに示されていること
3.研究方法の適切性:研究目的を達成するための妥当な研究方法が適切に用いられ、かつ必要な倫理的配慮が行われていること
4.論理構造の適切性:研究目的の設定から結論に至るまでの論理が一貫性をもって適切に展開されていること
5.結論のオリジナリティ:研究の結果として得られた結論が、当該研究領域の発展に貢献する独創的かつ重要な研究知見として認められる内容をもつこと
6.論文作成技法の適切性:文章表現、文章構成、データの表示方法、文献情報の表示方法などの論文作成技法が、学術論文に求められる水準を十分に満たしていること
7.学位申請者の将来性:学位申請者が、自立した研究者として当該研究領域に貢献していくことが期待できる、十分な学識と能力をもつと認められること