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ENGLISH EDUCATION 英語教育の特色
経済学部では、英語教育のゴールを「国際教養の獲得とグローバルコミュニケーション能力の育成」においています。そして、「グローバルな視野を広げ、国際ビジネスシーンでも他者へのエンパシー(共感力)を忘れず、相互理解を深めながら成果を発揮できるようになる」ことを達成目標としています。具体的には、単にTOEIC高得点獲得をめざすだけでなく、生きた国際教養とグローバルコミュニケーションのツール(手段)としての英語力強化をめざします。そして、上記のゴールを達成するために、以下の3つの目標を掲げています。
目標1
英語を使って広く国際教養(文学・文化・社会・歴史・宗教・政治・科学など)をインプットし、論理的思考やクリティカルシンキング(批判的思考)力を獲得すると同時に、EdTech(テクノロジーを用いた教育支援サービス)を活用しながら、異文化理解・体験を想定したアウトプットができる実践的英語力を育成します。
例えば・・・
1. VR/AIを活用した先端英語教育(2021年6月よりパイロットプロジェクトが始動)
2. COIL=国際協働オンライン学習プログラム型教育(米国の大学とのオンライン・ディスカッションが2020年から継続中)
目標2
バランスの取れた4技能英語スキルを身につけるだけでなく、最新のコーパス(コンピュータ検索できる言語データベース)研究の成果を活用することにより母語話者のコロケーション(語と語の繋がり)を習得し、グローバル活動に必要な語彙知識の獲得を目指します。
例えば・・・経済分野から収集された約6億語の英文コーパスを含む、総語数32億語のコーパスを活用した≪小学館コーパスネットワーク≫(2021年10月より導入)
目標3
海外で道具としての「英語」を実際に駆使してリアルな「異文化」を体験することにより異文化理解を深め、より実践的なコミュニケーション力の向上を図ります。
例えば・・・学部独自の短期海外研修プログラム(現在アメリカやカナダ、イギリス、東南アジアの有名大学と交渉・準備中)
SCHIEDER, Chelsea S. 教授 「英語教育を通して、視野や世界観を広げる」
学生生活は自分の視野や世界観を広げたり、自分の価値を確たるものにしたりするのにとても大切な時期です。私の研究は、日本の社会やジェンダーに関して、国際情勢の趨勢がどのように地域のレベルに現れるかを探究することです。授業では特に、個人と社会一般における相互作用について強調しています。日本、アメリカ、そしてヨーロッパで教育を受けた者として、私は学生たちが「プチ留学」したような気持ちになるように心がけています。授業では若者に人気の小説や映画、音楽の英語テキストやその社会的背景を分析し、戦争記憶や原子力政策の日米史比較についてカリフォルニアの学生たちとオンラインで活発に比較討論するCOIL(Collaborative Online International Learning)も用意しています。私も学生たちから日々多くのことを学んでいます。これからも学生諸君が然るべき責任が持てる人間として、国際的、国内的、組織的、あるいはコミュニティのレベルで解決すべき社会の諸課題に対し、大胆かつ創造的に取り組んでいけるようにサポートしていきます。