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学長 稲積宏誠
ペアレンツウィークエンドは「ご父母のみなさんには、まず大学、学部のことを本当に理解してくれるシンパになってもらおう」という思いをもってで実施しています。多くの問題点を抱えながらも、協力して学生を育てていく、その取り組みを最も理解してくれる存在であってもらいたい。いろいろな改善点は必要だけれどもこの大学・学部で子供を学ばせて本当によかったと思ってもらえるような姿勢を見せること、良い点も悪い点も含めて情報を開示していくこと、それがこの企画の目指すところなのだと思います。大学の取り組みや社会からのニーズ、各学部の専門分野もまさに多様化していて、大学全体や学部のコンセプトを本当に理解してもらうことはなかなか難しいことですが、それぞれの学生生活の中での取り組みに間違いのないこと。自信をもって進めていくことができるのだということを、是非親子で共有できる場を提供したい。そう願っています。
今後、少子化をはじめ社会の急激な変化のなかで、勇気をもって変えるべきものを変えていくとともに、変えることのできない本学の原点を見つめることで、教育・研究環境の再構築に取り組みます。皆さまのご理解とさらなるご支援を賜りたくお願い申し上げます。
副学長 杉本 卓
学務及び学生担当
学生の親世代が学生だった時と現在とでは、大学は大きく変わっています。「最近の学生はよく勉強するようになった」「課題なども多く勉強が大変だ」などと言われることも少なくありません。単に「たくさん勉強しなければいけなくなっている」という量的なことだけではなく、その勉強のしかたや勉強している内容も変わってきています。それは、学問の進歩によるところもありますし、社会の要請によるところもあります。
しかし、学生や保護者等の「勉強観」「学習観」「教育観」はどうでしょうか。私は教育学科の教員なのですが、学生たちと教育の様々なことを話している中で、勉強・学習・教育に対する考え方やイメージの変化が、教育する側の新しい取り組みや試みの動きに対して、かなりゆっくりなのではないかと日々感じています。そして、そのことが学生のさらなる成長の足枷になっているのではないかと思っています。
保護者等の皆さまが現在の大学の様子を知り、いまの社会、そしてこれからの社会にどんな教育が必要なのかということについて、理解を深めたり私たちと一緒に考えたりすることは、これからの社会を作って行く学生たちの成長にとって何より大切なことだと考えています。ペアレンツウィークエンドをはじめとした場が、そのような機会になることを願っています。
副学長 中里 宗敬
総務担当・産官学連携担当
大学は学びの場であると同時に、自らを磨き輝かせる場でもあります。それは誰かに照らされて輝くのではなく、自らが欲し、自分の意思で動くことにより光り輝くものです。大学には多様な出会いがあります。師との出会い、友人との出会い、智との出会い、未知の世界との出会い。これらの出会いからたくさんの刺激を受け、それを吸収し醸成した後、今度は自らがアウトプットする側になります。そうすることで自らの光を放つことができるのです。
大学生活は自己成長と自己発見の旅ともいわれます。学生たちは自分自身の可能性を見出し、それを追求するための道を探求しています。その過程で、時には挫折や困難に直面することがあるかもしれません。しかし、その経験こそが彼らの成長を支える重要な一部です。保護者の皆様には、お子様たちが自分自身を発見し、自分の興味や情熱を追求することを励まし、支えていただきたいと思います。彼らの挑戦を温かく見守り、成長の過程で彼らが自分自身を信じ、自らの価値を見出す手助けをしていただければ幸いです。
学生が自己の輝きを放つためには、多くの面からのサポートが必要です。保護者の方々の理解と協力が、彼らの自己発見と成長に不可欠な要素であることは間違いありません。彼らの旅路を見守り、素晴らしい未来へ歩みだせるよう、共に努力してまいりましょう。
副学長 内田達也
広報及び国際連携担当
青山学院大学が高等教育機関として目指しているのは、知の創造を通して「地の塩 世の光(スクールモットー)」として生きる人格の形成です。知の創造には、さまざまな越境による異質なものと出会いが不可欠です。自分の今いる場所から一歩出て異質なものに触れることによって気づきが生まれ、新たな発想へと繋がるからです。大学の国際化やグローバル化ということが50年近くも言い続けられているように思いますが、その真の目的は、異なるバックグラウンドの人との出会いや協働の場を作り、より創造的な活動を促すことであると私は考えています。
大学の教育・研究は大学の内部で完結するものではありません。大学で生み出される教育・研究を様々な形で社会に還元していくこともまた大学の責任です。また、社会にあるさまざまな機会を教育リソースとして活用していくことも大事です。青山学院大学で展開される様々な教育・研究を皆様にも十分にお伝えすると同時に、皆様に本学の理解者、支援者になっていただけるよう努めたいと思っています。