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史学専攻

本史学専攻の特徴は、日本史、東洋史、西洋史、考古学、そして歴史教育(総合歴史コース)と、一つの専攻において幅広い研究分野を包括している点にあります。

博士前期課程修了後、専門研究の経験を活かして、高校教員、公務員、学芸員、出版関係の道を目指す院生も少なくありません。博士後期課程に進み、優れた研究によって博士の学位を取得する例も増加しています。

学内では、教員と院生が一体となり、毎年の大会開催や各種研究会運営などの「青山史学会」の活動、学術雑誌『史友』および『青山史学』への研究論文の投稿など、専門的な教育・研究の発展のために努力しています。

史学専攻

史学専攻 沿革

日本史、東洋史、西洋史、考古学、総合歴史の5分野を担当する専任教員15名と、10名程度の優れた非常勤講師の先生方、そして博士前期および後期課程の院生一人ひとりの知的探究によって、他に類を見ない、広い領域を含む史学専攻を作り上げています。

首都圏の他の私立大学大学院との単位互換により、各自の専門に近い分野の複数教員の指導が受けられる体制が取られています。

博士前期課程で学部の学修をさらに追究したい学生にも、博士後期課程に進んで研究者を目指す院生にも、そして歴史教育を志す現役の/未来の教員にも、魅力的なカリキュラムを用意しています。

大学院案内

史学専攻の博士前期課程(修士課程)と博士後期課程(博士課程)では、高度な専門的内容の教育を行います。学部教育との円滑な接続を図るため、日本史・東洋史・西洋史・考古学・総合歴史の5部門を設けています。「総合歴史」部門は他大学に先駆けて2022年度に新設された新部門です。

専任教員は、原則として博士前期課程で講義・演習を担当し、修士論文の執筆を指導します。また、兼任講師による講義・演習を開講しています。院生の関心に応じて、部門を越えた履修をすることも可能です。

博士後期課程の院生は、博士論文の執筆に専念します。

博士前期課程の入試は毎年度、秋と春の二回実施しており、さらに社会人入試を実施しています。また、2022年度から、本学史学科の卒業生を対象とする「内部進学入試」も実施しています。

「総合歴史」部門の新設について

青山学院大学大学院文学研究科史学専攻では、従来の日本史部門・東洋史部門・西洋史部門・考古学部門に加えて、2022年度より「総合歴史」部門を創設し、新しい授業科目を設けました。

日本史・世界史の両分野にわたり、近現代史を主としつつ古代史~中世史をも視野に入れて、各地域の歴史を総合的に扱います。

本部門は、高等学校の新しい必履修科目である「歴史総合」に対応するもので、史学専攻の専任教員がオムニバス形式で講義と演習を担当するほか、各分野で最先端の研究・教育を行っている多数のゲスト講師の先生にも授業をお願いしています。

正規の院生として在籍する方法に加えて、科目等履修生としての履修も積極的に推奨しています。また、指導教員との協議により、通常の2年間ではなく1年間で正規の課程を修了する履修計画を立てることも可能です。

現役の高等学校の先生や教員を目指す方々をはじめ、歴史を幅広い観点で学ぼうとする方々にとって魅力のある新しい部門になると考えています。