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ゼミナール紹介

SEMINAR LIST ゼミナール紹介-文化基礎演習(2年次必修)

多文化社会論入門 教員:飯笹 佐代子

様々な文化や宗教、価値観がせめぎあう世界の多文化社会の最前線に着目し、多文化の交流・共存に向けた課題や可能性について、理論、論争、出来事、取り組みなどを通じて学び、討論・考察します。アート(文化・芸術)活動が文化間理解に与える影響力にも注目します。

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オンライン時代の就活学 教員:井口 典夫

新型コロナウィルスが世界を一変させました。そこでの当面の目標は「新しい日常」の確立、即ち人とのリアルな接触なしに生活や経済を維持し発展させることです。大学も皆さんの学習や課外活動などを支援しています。オンライン授業は既に定着しました。文化基礎演習では何ができるだろうか。その答えが「オンライン時代の就活学」です。

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映像コンテンツ産業のマネジメント  教員:内山 隆

映像コンテンツ産業のマネジメント
・米国トップ・フィルムスクールで使われている映画プロデューサー向けの教科書(英語原書にて)の輪読。
・短編映画、CM映像、PV等、実際の映像の製作。

当該学生の自己満足ではなく、他人からの評価に耐えうるクオリティ・レベルを目指します。何をやるにしても、手段に過ぎません。学習目的は、クリエイティブ産業で生きていくための姿勢や態度を理解することです。

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デジタル製品をつくる 教員:大島 正嗣

このゼミではコンピュータのプログラミングとCADを学んで、簡単なデジタル製品を作ってみます。我々の身の回りには、スマホから玩具まで、様々なデジタル製品が溢れています。それらのなかで「使いやすい・使って楽しい」製品はどのように設計されているでしょうか?例えばIDEOの提唱する「デザイン思考」という方法論や、ベルガンティの「デザイン・ドリブン・イノベーション」という方法論があります。また、このゼミでは設計するだけでなく、実際に動く「モノ」をCADと3Dプリンタとmicrobitを使ったプログラミングで作ってみます。勿論プロトタイプを作る程度までですが、もの作りを通して様々な事象を学んでいこうと思います。

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Marketing as Communication 教員:川又 啓子

本演習では、下記の取り組みを通して、マーケティングや広告の基本的な考え方を学ぶことを学ぶことを目的とします。
《前期》テキストを用いたグループ討議・グループ発表、ビブリオバトル
《後期》宣伝会議賞(広告コピー作成)への挑戦と各自のテーマに関する研究(学期末に5,000字のレポート作成)

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ケースから学ぶ経営学 教員:高 永才

企業の課題解決を目標に企業とプロジェクトに取り組みます。
これまで、中小企業と人材採用に関して、さらには学内のコンビニエンスストアと商品の売上高改善を目指しプロジェクトに取り組みました。それぞれ約1年間の長期的なプロジェクトになりますが、その後、経営学のテキストを通して理論を学ぶ事で、理論と実践の両方を理解する事が出来るようになります。

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西洋哲学研究 教員:茂 牧人

本演習は、大学の中で人文系の学問を研究するということは、どういうことであるかを西洋哲学中心に作業することによって、身に着けることを目的とします。学術書(最初は哲学史の入門書)を丁寧に読解し、西洋哲学の哲学者を紹介して、解説して、ディスカッションします。好きな思想家・哲学者を選び、その哲学者について、研究発表をして、レポートを作成します。これらの基本的な作業をすることで、アカデミック・スキルを身に着けます。

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タカラヅカ研究 教員:竹内 孝宏

「文化における表象装置」という視点から宝塚歌劇を深堀りする。なにしろ総文でやることなので、とりわけ演劇におけるcreativeとmanagementが交差するポイントを重視したい(というかせざるをえない)。担当教員としては、ゼミの現場が、さしずめヅカに関する「愛と知の輪舞」と化すことを熱望している。

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社会科学系アカデミック・リテラシー 教員:中野 昌宏

この演習は、主体的に「研究」をする構えを身につけてもらうために、以下の能力を涵養することを目的とします。
•大量の情報の中から自分に必要な情報を取り出す調査能力
 (文献やデータの探しかた、入手のしかた、読み方など)
•取り出した情報を整序しまとめる能力
 (得た知識のまとめかた、図表の作りかたなど)
•まとめた内容をわかりやすく的確に人に伝える発表能力
 (プレゼンのしかた、論文の構成、文献表記のしかたなど)

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精神分析とジェンダー 教員:福田 大輔

精神分析の創始者フロイトは性的現象のみならず社会・文化・芸術について鋭い視線を向けることができましたが、その後継者たちは20世紀後半以降に興盛するジェンダー研究やそこでのパフォーマンスをかいかぶり真剣に扱ってこなかったため、現在のLGBTの主題を取り扱うのに遅れをとりました。こうした逆転現象はどうして起きたのかは検証に値しますが、精神分析には何も提案することがなくなってしまったわけではありません。現代の精神分析の最前線で活躍するジュヌヴィエーヴ・モレルの著作を参照しながら考察してみます。

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物語について考える 教員:宮澤 淳一

現代作家の小説を日本語で読みながら、「物語」とは何かを考えます。「物語」は、世の中のあちこちにあります。大学生活、交友・恋愛、就職活動、会社の仕事、結婚、子育て、各種のイベント、社会の仕組みや国際問題にも、みな「物語」が見え隠れしていて、あなたをあと押しもすれば、束縛や翻弄したりもします。そうした「物語」のあり方に疑問を感じ、小説や詩といった新しい「物語」の創作を通してそれを検証し、自分の立ち位置を考えているのが、作家や詩人です。そこで、作家や詩人たちの「物語」と向き合ってみませんか? 文学は「物語」の基礎なので、演劇、映画、音楽などを理解するためのヒントも得られましょう。

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メディア・リテラシーから情報リテラシーへ 教員:メルクレイン, イヴォナ

我々は毎日消費しているニュース・メディアがどのぐらい理解でき、どのぐらい記憶に留め、そしてそこから得た情報をどういう風に活用しているのか? ニュースの読み方を出発点とし、メディア・リテラシーを磨きながらメディア論の基礎知識を身に付けることが前期の目的です。後期はメディア・リテラシーを情報リテラシーと繋げることを目的とします。

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近代日本の文化と社会 教員:森島 豊

日本の文化・社会が何故現在のような姿になったのか知っていますか?森島ゼミでは、近代日本文化の形成過程を思想史的に深く掘り下げ、討議し、思索を重ね、新しい社会の在り方を創造的に考えていただきたいと願っています。特に天皇制やアメリカの存在を通して現代の政治・社会問題の本質を思想と政策に注目してとらえます。具体的には、政治、宗教、法、文化、芸術、芸能、教育、メディア、科学、差別、等それぞれの関心のある主題を通して調べて行きます。

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日本の地域社会・地域文化を考える 教員:矢野 晋吾

本演習では、日本文化を立体的に把握し、学生たちが創造的な活動を進めるための「立ち位置」を考え模索することを目的に、日本の豊かな地域文化について大きな視点から理解し、都市を含む現代社会の課題を俯瞰的に見ていくことを目指します。主として日本の地域社会の事例を通じて、「人(社会)」と「自然環境」との関係性と生活文化について、社会学・民俗学の視点から議論を進めていきます。

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勝手に青山学院キャンパス計画室 教員:天内 大樹

手元の大学オリジナル商品から、大学をとりまく地域全体まで、いずれかの規模の造形物を対象として、新規/改善提案を冊子にまとめることを目標とします。受講者はその過程で、チームでアイディアを共有し共通の目標に向けて合意形成を図る手法、対象をとりまく複数の文脈について文献を調査し知見を共有する手法(講読を含む)、提案の充実のため各地で実地調査する手法、企画書や冊子、文章やレイアウトを通して提案に根拠をもって説得力を与える手法を経験し、手元から都市空間まで造形物を観察し言葉で表現する解像度を高めます。

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デジタル社会論入門 教員:河島 茂生

このゼミでは,ソーシャルメディア(Twitter,Youtube,Insta,TikTok等)や, AI・ロボット等(生成AI・含)のデジタル・テクノロジーと個人・社会との関係を取り上げます。
単に今の状況を調べるだけでなく,本質的問題はいったい何であり,より善くするにはどのような方策を取ればよいのかを一緒に考えます。
文献読解に加え,各種サービスの調査,政策の比較,ディスカッション,プレゼンテーションを主とします。
ゼミの活動を通じて,デジタル・テクノロジーが極めて高度化する未来社会において強く要請される「社会的知性」「創造的知性」「クリティカル・シンキング」を鍛えることを目的とします。

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音楽文化の研究入門 教員:クシェル, マイケル

音楽は世界中の人々にとって、日常的な場面から人生の最も大事な瞬間まで、生活を構成する不可欠な要素です。同時に、音楽は経済や信仰、ジェンダーやLGBTQ+運動、人口移動やナショナリズムなど、社会を取り巻く諸課題と密接に繋がっているわけですが、それはただ社会動向を反映する「BGM」としてではない。それどころか、その実践者にとって音楽こそが、世界を再創造する力さえ持つ重要な「資源」――コミュニティを団結させるための、社会運動を引き起こすための、神と繋がるための――に他ならない。本演習では多様な音楽を文化として捉え、それらがどういった意義を、なぜ持つのかについて検討しながら、音楽と社会の新たな可能性を探究します。

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哲学演習基礎(文化と倫理政治と哲学) 教員:関根 小織

正義論の文献講読を通じて現代の文化の共同体(コミュニティ)機能およびその倫理的な役割と問題を哲学的に考えます。多様な文化とその価値観の相違がぶつかり合うことも少なくない現代の世界において、文化や思想がその争いのもとになることもそれを超えることにもなりうることを示唆するのが、道徳哲学と政治哲学にまたがる正義論です。本演習では、文献の講読を通じて、参加者が自身の考え方を自己反省し、多様な文化・伝統・価値観をもつ諸共同体が共存しうる時代を考えるための基礎的考察をなすことで、哲学的知識形成の導入とすることをもめざします。

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「文化とボランティア」研究 教員:中村 美帆

鑑賞だけにとどまらない文化の享受、味わい方の探求として、2023年度は「ボランティア」に注目します。文化領域でのボランティア活動の現状と課題、文化領域のボランティアならではの特徴と可能性について、文献講読や事例調査、フィールドワークも交えつつ、議論を深めます。学生自身の経験と大学の学びをつなげて考察することを目指したいと思います。

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君たちはどう生きるか ~社会の病巣にメスを~ 教員:黒井 克行(福岡 伸一)

敢えて言えば、「社会的生命論」。政治、経済、スポーツ、芸能文化等々、各々の世界が抱える問題やこれからの課題は直接の関わりがなかろうが、多かれ少なかれ我々が社会の中で生きていく上で避けては通れぬ関所である。たとえば、授業計画を参照いただきたいが、もう既に身近な難題として抱え葛藤している諸氏もいるかもしれない。そんな現実と向き合い問題解決を図ろうと挑戦するのがこのゼミである。
講師が問題提起し、受講者は知的好奇心に火を灯して問題意識を醸成させる。ディスカッションで更なる自己研鑽を積む。講師は既存の参考資料をチラ見するだけで、スマホの電源を落としたまま自ら現場で培った素材だけを頼りに議論の俎上に載せる。ひょっとしたら、鳥取砂丘でラッキョウならぬダイヤモンドでも探す道程かもしれない。それでも諸氏は学ぶことの地道さと尊さを知ることになる。

SEMINAR LIST ゼミナール紹介-文化演習(3・4年次選択)

多文化社会論(共生のポリティクス+アートと社会) 教員:飯笹 佐代子

異なる文化間の相互理解と尊重に基づき、多様性の調和を図るとはどういうことなのか。本演習では、マルチカルチュラリズム、インターカルチュラリズムなどの考え方・理論と、それらを実践するための諸政策を学び、国内外の多文化社会における具体的な事例を通じて文化多様性のダイナミズムや、多文化共生の現状と課題を考察します。同時に、アート(文化・芸術)活動が多文化共生に果たす役割や、その社会的、政治的な影響力にも注目します。

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オンライン時代の就活学 教員:井口 典夫

新型コロナウィルスが世界を一変させました。そこでの当面の目標は「新しい日常」の確立、即ち人とのリアルな接触なしに生活や経済を維持し発展させることです。大学も皆さんの学習や課外活動などを支援しています。オンライン授業は既に定着しました。文化演習では何ができるだろうか。その答えが「オンライン時代の就活学」です。

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映像コンテンツ産業のマネジメント 教員:内山 隆

学生の自己満足ではない作品作りを通して、個人の単位ではなく組織でクリエイティブな作業をすることが本ゼミの目標です。

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インタラクションデザイン 教員:大島 正嗣

「使いやすいコンピュータシステム」を作るために、「インタラクションデザイン」という観点から研究します。人間がコンピュータなどの機械を操作する際の、機械と人間の間のやり取りのことをインタラクションといいます。iPhoneの画面をフリックする、クリック音がする、などがインタラクションの例です。使いやすい・分かりやすい・使っていて楽しいシステムを作るためにはどのようなインタラクションが必要なのか、コンピュータをどう介在させたら良いのか、を考えていきます。また考えるだけでなく、実際にプログラミングを行いプロトタイプを作成し、手で確かめながら進めて行きたいと思います。

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Marketing as Communication 教員:川又 啓子

マーケティングや広告、消費者行動に関する知識を習得して、外部企画への挑戦や研究レポートの作成を通して、マーケティング力を醸成することを目的とします。
《前期》マーケティング・消費者行動の専門書の輪読,外部企画への応募
《後期》各自のテーマに関する研究に取り組み,学期末に10,000字の研究レポートを作成

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経営学の理論と実践 教員:高 永才

少子高齢化、DX化という新たな社会課題によって企業は、人材雇用とDXの導入、個人は社会と技術変化への対応という課題に直面しています。それゆえ、本演習では人材雇用やDX導入などに企業が、どう対応しているのか。その事例を調査、分析し論文としてまとめます。さらに、こうした環境変化における個人の就活の在り方やキャリア構築の在り方の変化も分析する事で、環境変化に対応する企業と個人の在り方を事例と理論から学びます。

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西洋哲学研究 教員:茂 牧人

本演習では、哲学者の基礎的著作を読解することによって、西洋哲学の基本的な問題を発見して、思索し、討議して、考え方の道筋を理解し、研究発表をしてから、レポートにまとめていく作業を行います。「人間とは何か」という問い、また、世界の理解仕方について、様々な哲学者の基本的思索を理解してから、自分の好きな哲学者を絞って、その哲学者の思索を読解します。また卒論に向けて、準備を行います。

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タカラヅカ研究 教員:竹内 孝宏

「文化における表象装置」という視点から宝塚歌劇を深堀りする。なにしろ総文でやることなので、とりわけ演劇におけるcreativeとmanagementが交差するポイントを重視したい(というかせざるをえない)。担当教員としては、ゼミの現場が、さしずめヅカに関する「愛と知の輪舞」と化すことを熱望している。

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共生のための政治・経済・社会理論 教員:中野 昌宏

政治に関心をもたない若者が多いと言われています。「学校で習ったことがないから、どこに投票したらよいかわからない」、「わからない者が投票してはいけない気がする」、などという声もしばしば耳にします。確かに日本の高校までの教育には「主権者教育」が十分なされているとは言えませんし、日本史も近代まで進まず、政治・経済もきちんと学んでいるとは言えないようです。とはいえ、わからないなら自ら学ぶべきでしょう。本ゼミでは、一人前の主権者を育てるべく、現代日本や他国の歴史と現状認識、政治経済の理論的知識、政策立案や日常生活のための指針となる思想や哲学、それを取り巻く教養全般について学ぶことを目的とします。

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精神分析からみた文学/芸術読解 教員:福田 大輔

芸術作品を参照しながら、精神分析の基本概念(欲動、無意識、転移、反復)の把握をめざします。フロイトの理論の細やかさ・柔らかさを具体的に実感できるようにしたいと思います。そのためにはフロイト理論をきちんと学んでいく必要もありますが、多くの文芸作品や芸術作品に触れる必要があるため、普段から(自分の好みに合わない作品も含めて)多くの作品に触れる努力をします。今年度はとくに身体の問題について哲学的かつ精神分析的な考察を行いたいと思います。

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物語について考え、卒業論文の準備をする 教員:宮澤 淳一

現代作家の小説を読み、「物語」について考えを深め、論じる力を鍛えます。「物語」は、世の中のあちこちにあります。大学生活、交友・恋愛、就職活動、会社の仕事、結婚、子育て、各種のイベント、社会の仕組みや国際問題にも、みな「物語」が見え隠れしていて、あなたをあと押しもすれば、束縛や翻弄したりもします。そうした「物語」のあり方に疑問を感じ、小説や詩といった新しい「物語」の創作を通してそれを検証し、自分の立ち位置を考えているのが、作家や詩人です。そこで、作家や詩人たちの「物語」と向き合ってみませんか? 文学は「物語」の基礎なので、演劇、映画、音楽などを理解するためのヒントも得られましょう。

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メディア論 教員:メルクレイン, イヴォナ

メディアを批判的に見た上でメディア制作、情報発信に関わりたい学生のための演習。メディア・リテラシーと情報リテラシー、ニュースと広告、ソーシャルメディアとポップ・カルチャー、ジェンダーとスポーツをめぐる諸問題からテーマを選び研究を行います。十分なメディア論の知識を身につけた上で、社会現象としてのメディアを観察し、調査を実施。メディアは我々の生活環境でありながら、我々の文化そのものでもあります。その前提で、メディア・エコロジー、カルチュラル・スタディーズの理論的な枠組みで研究を進めて行きます。

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近代日本の文化と社会 教員:森島 豊

日本の文化・社会が何故現在のような姿になったのか知っていますか?森島ゼミでは、近代日本文化の形成過程を思想史的に深く掘り下げ、討議し、思索を重ね、新しい社会の在り方を創造的に考えていただきたいと願っています。特に天皇制やアメリカの存在を通して現代の政治・社会問題の本質を思想と政策に注目してとらえます。具体的には、政治、宗教、法、文化、芸術、芸能、教育、メディア、科学、差別、等それぞれの関心のある主題を通して調べて行きます。

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地域社会における生活文化を考える 教員:矢野 晋吾

本演習では、地域社会(主として日本及び東アジア)を対象に、そこで受け継がれてきた生活の仕組みや自然環境の利用など、人々が培ってきた生活文化について検討しながら、今後の日本社会・文化のあり方について考えてゆきます。主として日本の地域社会や日本文化のフィールドワークを通じて、「人(社会)」と「自然環境」との関係性と生活文化について社会学・民俗学の視点から議論を進めていきます。

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青山ワンポイント開発 教員:天内 大樹

都市空間におけるいずれかの規模の造形物を対象として、新規/改善提案を冊子にまとめることを目標とします。受講者はその過程で、造形物を観察し言葉で表現する解像度を高め、チームでアイディアを共有し共通の目標に向けて合意形成を図る手法、対象をとりまく複数の文脈──記憶、歴史、思想、芸術、技術、産業、制度、政治……──について文献を調査し知見を共有する手法(講読を含む)、提案の充実のため各地で実地調査する手法、企画書や冊子、文章やレイアウトを通して提案に根拠をもって説得力を与える手法を経験し、造形物への認識の精度を高めます。

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デジタル社会における倫理的創造性 教員:河島 茂生

このゼミでは,ソーシャルメディア(Twitter,Youtube,Insta,TikTok等)やAI・ロボット等(生成AI・含)といったデジタル・テクノロジーと個人・社会との関係を取り上げます。デジタル・テクノロジー×X(創造性,仕事,生産・流通・消費,ヒューマン,自由,民主主義,倫理,都市,ジェンダー,教育等)が主なテーマです。
みなさんが活躍するデジタル社会をより善く創るためには,いったい何をどのようにすればよいのかを深く考え,みなさんの未来の人生の礎を形成することを目指します。文献読解に加え,各種サービスの調査,政策の比較,ディスカッション,プレゼンテーションを主とします。

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音楽文化の現場研究 教員:クシェル, マイケル

勉強の隙間でエレキギターを鳴らし、内なる感情を叫び合う軽音部のライブ。街全体を揺さぶるレゲエ・リズムで、人権を訴える街頭デモ。100 回も弾かされる旋律とともに、300 年の重みも伝わる三味線の稽古場。「音楽研究」と聞くと、楽譜や音源の抽象的な分析を想定する人は多いでしょうが、ある音楽が持つ意義を本当に探りたいのなら、それが具体的に実践される「現場」にこそ没入してみるしかありません。本演習では、「エスノグラフィー」という現場調査の方法を身につけながら、各自が選ぶ音楽現場で自らインタビューや参与観察を行うことで、多様な音楽文化の課題と可能性を直接探究していきます。

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哲学文献研究 教員:関根 小織

本演習は、西欧文化の思想的骨格をなす哲学諸思想を、哲学書原典ないしそれに準ずる基本文献の精読的研究を通じて、その問題意識や背景などまで含めた深い理解に到達することを、目指します。

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公共政策としての文化政策研究 教員:中村 美帆

国や地方自治体といった政府が公共政策として実施する文化政策の研究に取り組みます。広く学べるのが魅力の総合文化政策学部の中では”狭義の”文化政策研究だと思います。
タイミングが合えば、担当教員が関わっている複数の自治体文化政策の現場の事例研究にも取り組みます。

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現場と歴史から学ぶ現代社会論 教員:黒井 克行(福岡 伸一)

政治、経済、スポーツ、芸能文化等々、各々の世界が抱える問題やこれからの課題は直接の関わりがなかろうが、多かれ少なかれ我々が社会の中で生きていく上で避けては通れぬ関所である。たとえば、授業計画を参照いただきたいが、もう既に身近な難題として抱え葛藤している諸氏もいるかもしれない。そんな現実と向き合い問題解決を図ろうと挑戦するのがこのゼミである。
講師が問題提起し、受講者は知的好奇心に火を灯して問題意識を醸成させる。ディスカッションで更なる自己研鑽を積む。講師は既存の参考資料をチラ見するだけで、スマホの電源を落としたまま自ら現場で培った素材だけを頼りに議論の俎上に載せる。最終学年としてこれまで抽斗に溜め込んだままにしてきた主張を吐き出し尽くして4年間の総括として受け止めたい。

RESEARCH THEMES 学生の研究テーマ例

  • 多文化社会オーストラリアの先住民族アート―アーティストの主体性と神話化された「アボリジナリティー」
  • スマートフォンゲームにおけるインタラクションデザイン
  • 被災地のコミュニティについて「役割」と「生きがい」から考える
  • デジタル広告から見るデジタルマーケティングの概要
  • キェルケゴールの宗教性への突破と逆説的情熱について
  • 渋谷ミニシアター研究―ユーロスペースを事例として
  • 日本版NCAA―UNIVASとアメリカNCAAの比較から考えるUNIVASの展開
  • 川上未映子『夏物語』から考察する結婚と出産