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留学の魅力、留学先の探し方

地球規模の視点で物事を捉える力を身に付ける

グローバル化の現代、さまざまな国籍の人々と協働することが当たり前ととなっています。あなたも、バックグラウンドの異なる人々と関わることになります。そのときにどのように振る舞い、行動していくべきかを、留学を通じて学び、国際感覚を身に付けることは極めて有益です。
世界では、SDGs(持続可能な開発目標)が共通の課題となっています。このような課題の解決のためには、地球規模の視点で物事を捉える力が必要です。政治・経済・社会・文化・環境などに関する人間共通の課題を発見して解決し、未来に貢献できる人材が、今求められています。
留学のために身に付けた外国語コミュニケーション力は、あなたの世界を広げます。多くの情報と豊かな知識はもちろん、新たに海外の友人たちを得ることになるでしょう。また、留学の中で培った行動力は、あなたの人生の選択肢を格段に広げるものとなるはずです。
留学とは、異文化と直接向き合い、あなたの思考力と発信力を大きく発展させる機会です。

留学で身に付く力

留学の魅力、それは異文化との出会いによる、あなたの成長です

海外留学を通して身につく力は、語学力だけではありません。目的をもって留学先で必要なことを調べ、行動計画を立て、現地で積極的に動くこと、日本を飛び出して自らが「外国人」の立場になって生活することで初めて気がつくこと、全てのプロセスを体験することが留学です。
海外というアウェイな環境で、困難に直面した時にそれをどう乗り越えるか。思い通りに運ばない状況にあっても投げ出さずに前向きに取り組んだ経験は、この先の人生でどんな困難に直面しても、自分なりの創意工夫で乗り越える手段を見つけることができるようになるでしょう。社会はそんな人材を求め、評価するものです。留学生活で努力や苦労をした分だけ、大きく変化・成長し、そこで身につけた能力は、将来あらゆる局面であなたを助けてくれる力となるはずです。

  1. 世界基準のアカデミック・スキルを身に付ける

    「語学運用力」と「専門知識」をベースに、「世界基準のアカデミック・スキル」を

    外国に留学すると、講義を聞くだけでなく、資料を読み、ディスカッションをし、エッセイ(レポート)を書くこと全てが外国語になります。「読む・聞く・話す・書く」の外国語4技能を伸ばすまたとない機会です。外国の大学では、日本の大学以上に、プレゼンテーション、ディスカッション、ディベートなど双方向の授業スタイルが重視されています。そこでは、さまざまな意見が飛び交います。自分自身で考える力、意見を伝える力が飛躍的に成長します。そして、クリティカルシンキング(批判的思考力)を土台とする双方向の授業スタイルは、「協働的思考力」を高めるものです。留学によって、「専門知識」×「語学運用力」×「世界基準のアカデミック・スキル」を掛け合わせた力を身に付けたあなたは、今必要とされている人材となっているはずです。

  2. 異文化、多様性理解力

    視野を広げて異文化を理解し、多様性を受容する

    留学先では文化・風習・価値観の異なる多種多様な国の人と出会います。海外の人々とコミュニケーションを取るには、語学力と共に相手の文化的背景を理解することが重要です。日本では常識と思っていたことが、相手の国では非常識になるということもあります。異文化への理解を深めることで、視野が広がり、柔軟な考え方ができるようになるでしょう。留学中に、自分の考えや価値観が大きく覆されることが何度もあるかもしれません。それもとても大切な経験です。留学で得たものは、グローバル化の進む社会で、組織内外とのコミュニケーションや、人間関係の構築をするための、あなたの強い味方となるに相違ありません。

  3. 自己理解力

    自分と日本を客観的に見つめ直す機会で培う

    留学中に知り合った他国の人たちから、あなた自身について聞かれる機会がきっとあるはずです。日本と異なる環境に身を置けば、自分自身のアイデンティティや価値観と客観的に向き合うことになります。今まで以上に自己を客観的に見つめ直す機会が増えます。それによって、自分の将来について、より具体的なイメージを描くことができるようになります。
    さらに、あなたの出身国である日本についても、必ず聞かれることでしょう。外から日本を見ることによって、日本で生活している時には意識の及ばない「日本」について、知ることになります。文化・習慣にとどまらず、政治・経済・経営・社会福祉制度・環境問題などの中にある、日本固有の課題を発見するきっかけになるはずです。留学は、地球社会の構成員として、自分自身に何ができるかに気づく原体験になります。その気づきは、あなたの日本社会の見方を大きく変えてくれることでしょう。

  4. 積極性・コミュニケーション能力

    意思疎通の難しい環境で鍛えられる

    留学先では、あなたは、相手が外国語で話すことを、必死で理解しようとします。観察力を研ぎ澄ませて相手の言動を注視します。自分の意見を伝えるために、簡単な言葉に置き換えたり、身振り・手振りで表現したり、言語・非言語的なさまざまな手段を用いたりするようになります。あなたの「話したい、知りたい」という気持ちが、積極的にコミュニケーションを取らせ、語学運用能力や国際感覚を育みます。また、外国語で相手に自分の主張を伝える経験を重ねるうちに、自分の言いたいことを簡潔にまとめて表現する能力も身に付くでしょう。海外留学という意思疎通の難しい環境で鍛えられたコミュニケーション能力は、外国人はもちろん、日本人が相手でも大いに発揮できる強みとなります。

  5. バイタリティー・ストレス耐性・自己肯定感

    逃げずに苦労を乗り越えて掴む

    留学経験は、自分に自信と度胸を与えてくれます。日本語が使えない外国で、新しいことを0からはじめます。生活で困ったことがあっても、外国語を使いながら、情報を収集し、状況を分析し、また、周りの人々にも相談・交渉して、問題に根気強く向き合って、解決を図ってゆきます。自分で問題に対処し解決をする成功体験を積み重ねてゆくと、解決方法の導き方が分かるようになります。似たような問題が起こったときにも自信を持って対処することができます。自分の中にある固定概念にとらわれない、柔軟な思考力も得られます。留学によって手に入れた、課題解決力は、あらゆる場面で役に立つことでしょう。自己肯定感が高まり、何事に対しても失敗を恐れず、積極的に取り組む姿勢が身に付きます。留学しようと思うことだけでも、大きな一歩を意欲的に踏み出すことです。さらに実際に留学をすることで、あなたのバイタリティーを向上させ、自己への信頼を強めるはずです。

  6. 世界の友人たちとネットワークを作る

    活動の幅が日本国内から海外へと広がる

    留学先にはさまざまな国から留学生が集まります。「留学生」という共通の立場から連帯感も生まれます。また、留学先の友人に、親身に助けられる経験もすることでしょう。リアルな留学生活を通じて得られた友情や絆は、オンラインでは得ることができない深い信頼関係を生みます。生涯の親友もできます。友人関係は、日本帰国後も続くことでしょう。それは、外国語の継続学習ともなりますし、友人の国で起こっていることをリアルタイムで知ることにもなります。海外の友人たちとのネットワークが広がれば、あなたの活動範囲も広がります。また、友人たちと手を携えて、世界で起こっている問題を見つめ、解決する力も一層強いものとなるでしょう。

留学への一歩を踏み出そう

留学先の探し方、留学に向けて

  1. 留学が不安であきらめていませんか?

    留学体験談を見てみよう、 国際センターに相談してみよう

    「留学に対する不安が大きく、留学を決断できない。」これは留学実現に向けて誰もが抱く、最初の壁かもしれません。「留学って実際どうなの?」と思ったら、まずは留学した学生の体験談を読んでみてください。そして、国際センターにぜひ足を運んで、相談してみてください。留学に対する不安を一つひとつ解消していけば、留学実現への一歩が踏み出せるはずです。また、段階的に海外生活への不安を払拭したい場合は、短期間(1週間~)の「海外文化体験」を利用することも選択肢です。
    【留学に対するよくある不安】
    ・外国語でのコミュニケーションが不安
    ・海外の生活環境に馴染めないのではないか?
    ・治安や衛生状態が心配
    ・人間関係をうまく構築できず孤独な生活になってしまうのではないか?
    ・費用がかかる
    ・内向的性格(自ら行動や努力をしないと成長できないけれど、行動が苦手)
    ・漠然と留学したいけれど、明確な目的が見つからない

  2. 目的をもって留学先を選ぼう

    留学の目的を明確化させていきましょう

    留学の目的がはっきりしているほど、充実した留学生活を送ることができ、留学による成果も期待できるでしょう。卒業までの学修計画の中に、留学をどのように位置付けるのか、留学をどのように将来に活かすのかを考えることも大切です。漠然とした希望だけでは、留学しても具体的な能力を身に付けることはできません。
    ・留学したい目的・目標は?具体的に海外で何を勉強したい?
    ・留学期間は? 留学する学年・時期はいつがベスト?
    ・留学は、あなたのその後の学びと進路において、どのような位置づけにある?

  3. 留学する国・地域を選ぼう

    非英語圏で英語を学ぶ魅力にも目を向けてみよう

    「英語をアカデミックに学びたい」「世界標準の英語力(文法・発音・語彙)を身に付けたい」と考えているなら、伝統的な英語圏の国・地域への留学が有効です。一方で「国際コミュニケーションの共通語として英語力を身に付けたい」と考えているなら、英語留学が可能な非英語圏の大学へも目を向けてみましょう。
    非英語圏でも、英語による授業科目を多数開講している大学があり、世界中から多国籍の学生が集まってきます。多様な国籍の学生が集まる非英語圏への留学は、異文化感受性を伸ばし、「言語(外国語学への動機づけ)」と「コミュニケーション」のあり方を考え直す契機となって、英語圏への留学以上に大きな刺激を与えてくれるはずです。また、大学によっては、専門科目授業を「英語」で履修しながら「現地の言語」もクロスで学習することも可能です。

  4. 留学が決まったら

    留学までの過ごし方が、留学先での学びの質を変える

    留学は現地に行ってから始まるものではありません。事前の準備と渡航後に現地で行動する姿勢が重要です。留学前に、外国語力4技能(読む・聞く・話す・書く)をできるだけ強化しておけば、渡航後の行動が変わります。語学力は一朝一夕で身に付くものではありませんので、留学が決まったら、まず日本での事前準備として、外国語力を高める行動を起こしましょう。直接的な語学学習に加えて、日常の過ごし方として、例えば次のようなことも。
    【聞く】外国語での日常会話のリスニングに慣れておく。青学での英語講義科目を履修して、外国語で講義を受けることに慣れておく。
    【話す】青学のチャットルームを活用して、留学生と交流し、日常から外国を話す機会を作る。留学先の言語で、自分・日本・青学について、ある程度は紹介できるようになっておく。
    【読む】留学先の政治・経済、歴史、宗教・文化・風俗・習慣の情報収集に励む。
    【書く】青学のアカデミックライティングセンターを活用して、英語でレポートを執筆する予備知識をつける。

  5. 現地での過ごし方

    意識で留学の成果は変わる

    留学先では、語学習得をはじめとする学修面に目が向きがちですが、余暇の時間の過ごし方にも、思いを巡らせてみましょう。例えば、スポーツや音楽、美術、料理など万国共通の趣味や特技があれば、大学や地域のコミュニティでの交流に参加してみる、文化交流のイベントに参加してみる。あるいは、ボランティアをしてみたり、日本語を勉強しているサークルに参加したりしてみると、現地の人々との交流、現地を知るきっかけ、とりわけ留学先の文化を肌で感じることができるでしょう。

INTERVIEW 留学で成長した先輩学生の紹介