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障がい学生支援センターとは

障がい学生支援センターとは

障がい学生支援センターは、障がいや長期にわたる病気、ケガが理由で修学上支援が必要な学生の窓口です。支援の必要な学生が、障がいのない学生と同等の教育・研究の機会を得ることができるよう、入学前から在学期間中、就職・社会参加への移行まで、関係各部署や組織・機関と連携し、総合的な支援を目指していきます。

  • スタッフ

    青山キャンパス
    支援コーディネーター      3名
    事務職員            1名
    学生数(大学院含む) 14,290名

    相模原キャンパス
    支援コーディネーター      2名
    事務職員            1名
    学生数(大学院含む)  5996名

    (2022年5月現在)

障がい学生支援センターの業務について

大学生活への円滑な移行から就職・社会参加まで切れ目のない支援を目指します。

  • 入学試験について

    障がいがあり、入学試験受験に際して配慮を希望する方は、出願に先立ち、入学広報部へ問い合わせをし、入学試験の際の「受験上の配慮申請書」(請求先:入学広報部入試課)を提出してください。本学では「障がいのある学生の受入れ方針」に基づき、障がいや疾病等の程度に応じた措置を講じます。これらの手続きを経て合格された方は、入学手続きを完了された時点で、入学広報部から障がい学生支援センターに連絡されます。

  • 大学生活への移行についての相談

    高等学校等において支援を受けていた方や、障がいがあり、大学での学修(学問を身につけ単位を修めること)や生活に心配や不安がある方は、大学生活を円滑に開始するために、入学決定後ただちにご相談ください。
    まず、出身校からの引き継ぎを行いたいと思います。当人の了承のもと、受けてきた支援や工夫してきたことなどの具体的な情報をもとに、大学での支援体制を考えていきたいと思います。

  • 履修等の相談

    授業の選択や履修計画の策定に関して、所属学部・研究科とともに相談や助言を行なっています。大学での学修にあたって、困っていることや不安に感じていることなどについて、どんな支援が必要か一緒に考えていきますので、気軽に相談してください。

  • 授業における支援

    障がいの状況に応じて、教室の配置が適切かどうかの判断をし、必要であれば学務部教務課で対応します。不都合があれば、お伝えください。
    授業における情報保障を行います。情報保障とは、障がいのある学生が、障がいのない学生と同程度に授業内容にアクセスできるようにすることです。たとえば、音声情報が聞き取りにくい場合、授業での音声情報を支援する学生サポーターまたは支援者が、ノートやPCに記録していき、視覚情報として受け取るノートテイクがあります。
    他にも一例ですが、視覚情報が得にくい場合、教科書・資料などのテキストデータ化といって、印刷物の文字情報をPC等で読む、または音声読み上げソフトを用いて聞くことができるようにします。
    適宜、その時々の状態に合わせて、サポートを見直していきます。

  • 学生生活の支援

    障がいのために通学に自動車を使用する場合は、駐車許可証の発行手続きが必要になります。詳細は、学生生活課へお問い合わせください。
    また、バリアフリーなキャンパスづくりを目指しています。誰もが使いやすいキャンパスを目指してキャンパスを関係部署と協議しながら順次改修し、さまざまな設備を設置していきます。必要な設備や機器がある場合は、相談をしてください。

  • 卒業後へ向けた支援

    進路・就職センターや学外の社会資源等と連携して支援していきます。卒業後に自律的な生活ができるよう、社会資源や学外の支援の利用法について情報提供や連絡調整をしていきます。
    (1)入学後、障がい学生支援センターに支援申し込みをした学生については、在学中早期から、進路・就職センターと連携し、社会参加について障がいの特性に合わせた自己理解についての支援を行います。
    (2)在学中より、希望に応じて、障がいについての公的制度、学外の社会資源などの紹介を行い、卒業後の支援体制を整えるよう目指していきます。
    (3)卒業後を見据え、支援機器や様々な制度を利用できるよう支援します。

学生サポーターを養成して、コーディネートします。

  • 学生サポーターの養成・研修

    支援を必要としている学生を支援するために必要な知識や技術を持つ学生サポーターを養成します。また、現在活動している学生サポーターが技術を維持・向上するための研修を行います。

  • 学生サポーター、支援者のコーディネート

    支援を必要としている学生の支援を担う学生サポーターや支援者などの配置を行います。支援を必要としている学生や学生サポーターや支援者と対話をした上、質の高い支援ができるように随時調整を行います。

  • 教職員への支援に関する情報提供

    教員に対し、支援を必要としている学生への配慮方法などに関する情報提供をします。また、音声教材の文字起こしなどの補助的な支援を提供し、授業の運営をサポートします。

  • 理解啓発活動

    学生及び教職員への障がいや病気、ケガに関しての理解啓発活動を行い、心理的なバリアフリーを推進します。

  • 学内バリアフリーの推進

    誰もが使いやすいキャンパスに向けて、関係各部署と協議を続けていきます。また個々の状況に応じて、必要な設備の改修・改善を検討しますので、ご相談ください。

祈り
神よ、共同体から弱さを排除し、自分の中にある弱さから目を背けて日常を過ごす私たちに、聖書は弱さを見つめるよう招きます。
どうぞ私たちが勇気をもって互いの弱さと向き合い、心を合わせてより良き「障がい学生支援センター」が作れますよう、あなたがお支え下さい。
(2018年4月 設置にあたり 塩谷直也大学宗教部長 )