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学びの特色とカリキュラム(マーケティング学科)

CURRICULUM 学びの特色とカリキュラム

学びの特色

将来の企業リーダーとなるべく、実践的な経営(マネジメント)と会計(アカウンティング)について学びます。1・2年次では履修選択の幅をあえて狭め、経営学の基礎を徹底して修得。データサイエンス教育やゼミを通して、戦略的・組織論的・財務的な視点を身につけ、経営課題に対してさまざまな観点からアプローチできる人材を育成します。

1年次にはマーケティングへの興味喚起

1年次前期には少人数のグループで必要な専門知識を学びながら現実の問題について考えるPBL(Project Based Learning)形式の授業を導入しています。ここでは、実際に販売されている商品やサービスを対象にし、そのマーケティング上の課題を少人数のグループで議論し、報告や提案を行い、その後の学習への意欲喚起につなげます。また、1年次後期にはマーケティングに欠かせないデータ分析の基礎を表計算ソフトを使った実習で学びます。

2年次から「青山マーケティング」の基礎を習得

マーケティング学科の「マーケティング論Ⅰ・Ⅱ」は、「青山マーケティング」を学ぶために不可欠な必修科目で、2年次に設置されています。1クラスあたりの受講者数を制限し、専任教員が責任をもって丁寧な指導を行います。学生と教員の距離が近く、学生からの提案が課外活動として発展することもめずらしくはありません。

COURSE MODELS 履修モデル

マーケティング学科では3つの履修モデルを提案しています。(1) マーケティング論に軸足をおいて、オーソドックスな経営学の理論を幅広く学ぶ「マーケティングと経営」、(2) グローバル&ローカル、社会的格差、排除と包摂など、多様な視点からビジネスを学ぶ「ダイバーシティとビジネス」、(3) リサーチに基づくマーケティング企画のための知識や技術を実践的に学ぶ「マーケティング企画構想」です。これらのモデルを参考にしながら、学生自身の興味や将来に応じた柔軟な履修を勧めています。
※ここで紹介する履修モデルは、あくまでも一 例です。

COURSE FEATURES 主要科目の特長

マーケティング論

 マーケティング論は、マーケティング学科2年生の必修科目(必ず学ばなくてはならない科目)です。マーケティング学科に入学すると、この授業でマーケティングの基礎をしっかり学びます。分かりやすく楽しい内容なので、多くの学生に人気の講義です。
 マーケティングとは何かから始まり、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングといった基礎的な概念や枠組み、そして実際にマーケティング活動を展開するための、具体的な知識や戦略について理解を深めます。企業の事例などについて知ることができるのも、この授業の魅力です。
 マーケティング学科には専門的な科目が数多くありますが、はじめにマーケティング論を学ぶことで、より高度な授業をスムーズに受講できるようになります。

久保田 進彦 Yukihiko Kubota
マーケティング学科 教授
専門分野:マーケティング

マーケティング・リサーチ

 企業におけるマーケティング活動では、日々さまざまなマーケティング上の課題に対し意思決定がなされています。
 この時に行われるのがマーケティング・リサーチと呼ばれる活動です。
 マーケティング上の課題を発見し、課題解決のために仮説を立てて調査を行い、得られたデータを適切に分析し解釈することで、意思決定に役立てていくことになります。

 この講義で、調査とは何か、調査によってどのようなことが分かるのか、適切な調査を行うためにはどうすればよいかを学習します。
さらに実際の調査を作成・実施し、得られたデータの分析について実習を通して学習していきます。
 これにより、適切なデータの集め方、適切な分析手法を身に着け、データに基づく意思決定の力を養うことができます。

 
横山 暁 Satoru Yokoyama
マーケティング学科 教授
専門分野:多変量解析、マーケティング・リサーチ、マーケティング・サイエンス

ソーシャル・マーケティング

 企業のマーケティング活動は非常に複雑な社会の中で行われています。このマーケティングと社会の関係を考えるのがソーシャル・マーケティングという研究領域です。
 例えば、企業が販売する製品の製造、輸送、販売の過程でエネルギーを大量に使うと、環境負荷の増大という形で社会に悪影響を及ぼします。また、多くの企業は社会貢献活動を積極的に行なっていますが、こうした活動が企業の製品販売や利益に影響を及ぼすこともあります。
 社会的責任(CSR)やSDGsへの取り組みが注目される現在、企業は消費者の個人的なニーズだけでなく、社会全体のニーズにも応えることが期待されるようになっています。マーケティング活動においても、企業の存在意義が問われるようになっているといえるでしょう。

芳賀 康浩 Yasuhiro Haga
マーケティング学科 教授
専門分野:マーケティング

消費者行動論A・B

 片思いの相手に振り向いてもらうには、相手の好みを理解することが必要です。同様に、消費者をよく理解していなければ、企業は消費者の「欲しい」という気持ちをくすぐることはできません。なぜ消費者は他よりそれを選んだのか。その存在を知ったきっかけは?買った後、後悔したか、それとも自慢したくなったか…など、この講義は消費者の「買い物」を深く掘り下げた内容となっています。
 この消費者理解に加えて、消費者の視点からマーケティングを捉えられるようになることがこの講義のもうひとつの目的です。そのため、講義では新聞記事など多くのマーケティング現象を取り上げ、消費者行動の理論を用いると、これらの現象がどのように説明できるのかを解説していきます。理論と現実、つまり抽象と具体を行き来する経験を繰り返すことで、理論を机上の空論とせず、現実世界で応用できる力を養うことが可能となります。

土橋 治子 Haruko Tsuchihashi
マーケティング学科 教授
専門分野:マーケティング論(特に消費者行動)

科目名 特長
サービスマーケティング 流通、観光、エンタテインメントなどサービス分野のマーケティングについて、理論・分析手法などを多くのケーススタディを用いて学ぶ。毎回、学生は配布された課題について事前に準備をして、グループワークを交えた学生参加型の授業で理解を深める。
消費者行動論 消費者の行動を予測し、予測のための知識を習得し、それを基礎として有用なマーケティング戦略を考える力を身に付けることを目的とする。認知心理学や社会心理学を用いながら、消費者の購買行動やその背後にある心理状態を学習する。たくさんの事例を取り上げながら、現実世界での応用の仕方についても理解する。
流通論Ⅰ・Ⅱ 生産者と消費者をつなぐ身近な存在である流通について詳細に分析する。流通においてどのような活動が行われているのか、商品ごとに流通の仕組みが異なるのはなぜか、日本の流通の特徴や変化の方向はどのようなものか、小売・卸ははどのような機能を果たしているかなど、流通に関わる様々なトピックを学ぶ。
マーケティング・ベーシックスA 協力企業から提示されたマーケティング課題に対して、学生がチーム単位で課題解決に取り組むPBL(Project Based Learning)方式で行われる必須科目。マーケティング学科の新入生が、PBL方式の体験学習を通してマーケティング課題に挑戦することで、経営学やマーケティングに対する知的関心と問題意識を深めること、そして、今後の学生生活で各自が取り組むべき課題を知ることが期待される。
マーケティング・ベーシックスB 商品の生産から消費に至るまでの仕組みと、その仕組みを構成するさまざまな経済主体の役割や活動について具体的な事例をまじえながら解説する。また、適宜、前期のマーケティング・ベーシックスAで取り組んだタスクのキーポイントを取り上げ、それらを商学・流通論の視点から論理的にとらえるトレーニングを行う。
マーケティング論Ⅰ・Ⅱ マーケティングの基本的な考え方、分析手法、諸活動についての基礎知識を習得し、フィールドワークやケーススタディを通じてその理解を深める。その上で、実践的なマーケティング課題について、自分なりの問題の発見と解決策を導く能力の修得を目指す。

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