TOP

海外留学を計画する

留学準備と計画

留学を考える上で最も重要なことは、その動機と目的の明確化です。動機と目的を明確にすることにより、自分に適した留学プログラムを検討することで、充実した留学生活へつなげることが可能となります。
外国語を習得し極めたい、専門分野の知識を深めたい、国際的な視野を広げたい、など留学の目的と共に留学プログラムも多様化しています。留学先(地域・国)、留学時期・期間、学びたい学問、卒業後の進路等を熟慮のうえ、自分にとってどのような留学プログラムが効果的かよく検討してください。

入学~出発1年半前

留学目的の明確化

留学の目的は何ですか?語学力を伸ばしたい!視野を広げたい!など、さまざまな目的があると思います。留学する動機、目的、そして留学終了後の将来設計を具体的に考えましょう。

留学の目的、身につく力

留学プログラムの決定

留学プログラム決定のための検討事項
● 希望する国は?
● 留学時期・期間は?
● 留学先の履修科目は?
● 予算は? など

具体的な準備

留学プログラムへの出願資格を満たすために必要な準備
● 学業成績(G.P.A.)
● 語学力(TOEFL iBT、IELTS、語学能力試験等)
● 留学資金準備
● 情報収集 など

出発1年前

情報収集

● 留学・国際交流オリエンテーション
● 出願前オリエンテーション
● 各種留学相談会、留学セミナー・イベント
● 国際センターウェブサイト閲覧
● 国際センターに相談 など

学内選考

● 留学願書提出
※この時点までにTOEFL iBT、IELTSなどの語学能力試験、G.P.A.など出願資格を満たしていることが条件です。
● 書類審査、面接による学内選考

留学決定後~出発直前

渡航準備

● 出願オリエンテーション
● ビザ取得
● 滞在先(寮、アパート)手配
● 異文化理解オリエンテーション
● 危機管理オリエンテーション
● 出発前オリエンテーション
● 航空券手配
● 各種保険の手配 など

留学の心構え

留学中は、楽しい事ばかりではありません。困難なことにあった時、自分で乗り切ることのできる精神力、語学力そして留学資金等、十分な準備と心構えをしておきましょう。

留学中

健康、安全に気を付けて充実した留学生活を送ってください。また、帰国後のスケジュールや就職活動、大学院等の進学については各自、留学中より準備をすすめてください。

● 留学レポート提出

帰国後

帰国報告

● 帰国オリエンテーション
● 帰国レポート提出
● 国際センター主催イベントでの協力
● 提出留学予定者へのアドバイス など

単位認定

派遣先大学で取得した単位を卒業要件単位として申請することが可能です。

留学Q&A

【目的・準備編】

  • Q1 留学の目的が定まりません

    A1 人によって留学の目的はさまざまです。しかし、「海外体験をしたい」「ただ行ってみたい」などという安易な理由では貴重な留学体験を無駄にしてしまいます。また、協定校留学・認定校留学は「英語もしくは第二外国語で専門科目を学び単位を修得する」ことを主としているため、単なる語学留学に留まりません。留学して何を得たいのか、自分なりの留学目的を明確にして、意義のある留学を実現してください。

  • Q2 留学先が決められません

    A2 留学先を決める判断材料として、出願条件や学びたい科目が開講されているかはもちろんですが、その他に大学の規模や学生数、留学生数、気候・文化的風土、所在地、生活環境なども考慮するようにしてください。また、国際センターでは在学留学経験者の帰国レポートが閲覧できます。そのような資料を参考にしても良いでしょう。

  • Q3 留学先ではどのようなことが学べますか?

    A3 留学先の大学によってさまざまなカリキュラムが設定されています。交換留学生は基本的に”Non-Degree Student” や”Visiting Student”など学位取得を目的としない学生に区分され、特定の学部に属さないことが多く、本学で在籍している学部に関する科目以外でも履修は可能です。ただし、履修登録の優先権が学位取得を目指す在学生に与えられていたり、交換留学生が履修できない科目もあるため、柔軟性が必要です。どの大学で何を学びたいのかを明確にし、「こんなはずでは」という留学にしないためにも、留学先は知名度だけではなく、綿密な下調べをして自分に合った大学を選ぶことが重要です。

  • Q4 留学費用としてどの程度の資金が必要ですか?また、いつまでに準備しておけば良いですか?

    A4 留学先や個人の生活スタイルによって異なりますが、約1年間の滞在に必要な資金は派遣交換留学(英語圏)において約250万円~となります(授業料免除の場合)。その中には、留学先での宿舎費、食費、教材費の他、保険料(留学先及び本学指定)、往復航空券代などが含まれます。ただし、留学地域や留学先での滞在方法(寮、アパート)、長期休暇の過ごし方などによっても増減しますので、目安と考えてください。
    また、資金の準備については、アメリカ留学の場合、学内選考合格後の留学先への出願時点で上記費用を証明する英文銀行残高証明書の提出を求められることがほとんどですので、学内選考合格後には準備が整っていることが必要となります。

【学内出願編】

  • Q5 TOEFL iBTとIELTSはどのようなテストですか?

    A5 英語を母語としない方が主に海外留学や海外移住を目的として、英語能力を証明するための試験です。TOEFL iBTとIELTSは試験のスタイルにそれぞれ特徴があります。初めて受けるという方は、どちらが自分に合うかよく検討したうえで受験してください。
    なお、本学のイギリス協定校の一部では、ブリティッシュ・カウンシル運営のIELTS for UK Visas and Immigration(IELTS for UKVI)を必須としている大学もあり、テストセンターが東京と大阪のみとなっているため早めの受験申込が必要です。また、いずれのIELTS受験においてもAcademicとGeneralのうち留学用の”Academic”を受験してください。

    <IELTS for UKVI>

  • Q6 TOEICやTOEFL ITPのスコアで出願はできますか?

    A6 本学協定校または認定校への留学の出願には、TOEICやTOEFL ITPのスコアは利用できません。

  • Q7 出願要件にTOEFL iBTとIELTSスコアがある場合、両方のスコアが必要ですか?

    A7 どちらか一方で構いません。ただし、イギリスに留学する場合はIELTSのスコアが必須となりますので、少しでもイギリス留学を検討している方は、IELTSもしくはIELTS for UKVIの受験をお勧めします。

  • Q8 出願に必要なTOEFL iBT/IELTSはいつまでに受ければ良いですか?

    A8 試験実施母体によって申し込み可能日およびスコア確認可能日が異なります。詳細は以下のURLからご確認ください。

    TOEFL iBT:TOEFLテスト日本事務局
    IELTS:複数の試験実施母体があります。
    日本英語検定協会(ペーパー式):https://www.eiken.or.jp/ielts/
    British Council(コンピューター式):https://www.britishcouncil.jp/exam/ielts/which-test/computer-delivered-ielts
    British Council(UKVI):https://www.britishcouncil.jp/exam/ielts-uk-visa-immigration/register
    JSAF(コンピューター式/ペーパー式の両方実施):https://jsaf-ieltsjapan.com/
    バークレーハウス(コンピューター式) :https://berkeleyhouse.co.jp/jp034/

  • Q9 出願締切日までにTOEFL iBT/IELTSの公式スコアレポートが届きません。どうしたらいいですか?

    A9 学内出願においては、公式スコアレポートが無くてもWeb上のスコアで受付することが可能です。ただし、学内出願に必要なすべての書類(外国留学願書、誓約書、TOEFL iBT/IELTSスコアもしくは志望する大学が求める語学能力を証明するもの)は、締切日の出願取り扱い時間内の提出が必須です。時間を過ぎた提出はいかなる理由であっても認めませんので、注意してください。

  • Q10 現在1年生です。協定校・認定校留学への出願をする際、G.P.A.はどのような取り扱いになりますか?

    A10 後期出発の協定校・認定校へ出願する際、1年生は前期までのG.P.A.が2.4以上あることが望ましく、選考においては前期までのG.P.A.を参考にします。また、選考の結果候補者として選出された後、1年次が終了した時点で協定校の出願資格に満たない場合、候補者取り消しとなりますので注意してください。

  • Q11 留学の期間を途中で延長や短縮することはできますか?

    A11 申請した留学期間を延長や短縮することはできません。出願の際は十分に留学計画を立てたうえ、期間を決定してください。

制度編

  • Q12 教職課程を履修していますが、留学と両立することはできますか?また、教育実習・介護等体験はいつ行えば良いでしょうか?

    A12 教職課程と留学の両立は、最短修業年限での教員免許状取得を目指した場合、履修その他の問題からみて難しいと考えられます。可能かどうかは留学の形態や留学時期、留学期間、実習先等さまざまな条件により異なるため、教職課程と留学の両立を目指す場合は、早い段階で教職課程課(青山)もしくは学務課教職課程担当(相模原)に相談してください。教育実習や介護等体験、それに伴う各種手続を行う時期も各人の条件によって異なるため、計画的な履修や諸手続が必要となります。

  • Q13 留年しないで留学は可能でしょうか?

    A13 協定校留学・認定校留学で2年次あるいは3年次に留学した場合は、修得単位数によっては可能となります。ただし、休学留学する場合は留年となり、4年間での卒業はできません。3年次の後期から次年度前期まで休学留学をする場合は1年間、留年することになります。休学の手続きなどについては、教務課(青山)/学務課(相模原)の窓口へお問い合わせください。

  • Q14 留学して9月に卒業するという話を聞きましたが、どういう場合に9月卒業になるのでしょうか?

    A14 4年次の後期に出発し、次年度の前期に帰国した場合、留学先で修得した単位が認定されて卒業要件を満たすと、9月に卒業することができます。ただし、9月卒業を希望する場合は、その旨を事前に意思表示をする必要があります。手続きは、国際センターの指示に従ってください。

【その他】

  • Q15 留学体験は就職活動に有利ですか? また、帰国後の就職活動について教えてください。

    A15 留学経験が就活に有利ということはありません。ただ、視野が広くバイタリティのある学生は企業も欲しい人材です。留学前に気になる業界や企業の情報を予め調べておくと、留学中もビジネス視点で世界や日本の動きを見ることができるでしょう。留学先でも日英バイリンガル向けの就職フェア、Web面接を行なう企業など、採用活動も多様化しており、留学中だからこそできることもあります。海外でもWeb Ash(青学生専用の進路就職支援システム)でガイダンスや講座などの動画配信や資料も見ることができます。不明な点があれば、進路・就職センターに相談してください。

  • Q16 留学にあたって海外での安全管理はどのようにしたら良いですか?

    A16 グローバル化の進展に伴い、本学学生の海外渡航の機会が格段に増加している中、近年多発する自然災害やテロ事件に象徴されるように、世界の中にもはや安全な場所はない、といえる状況になっています。このような世界情勢に鑑み、海外での安全管理については『自分の身は自分で守る』を念頭に、渡航前、渡航後にすべきことを各自で行ってください。なお、国際センターが取り扱う留学(協定校留学、認定校留学、海外語学・文化研修、トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム、インターンシップなど)による海外渡航者は、国際センターが指定する海外留学保険や、提携する危機管理会社のサポートサービスに必ず加入していただきます。未加入の場合は渡航を認めません。詳細は、出発前までに国際センターより案内しますので、指示に従ってください。