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ゼミナール紹介

PICK UP SEMINAR ゼミナール紹介

教育をめぐる思想や哲学についての研究 北詰 裕子ゼミ

そもそも教育ってなんだろう?という素朴な問いを大切にしながら、それを「学問的な問い」として引き受けつつ、場を共有する人々と対話を重ねて考え続けていきます。とはいえ、教育とは何かという問いは大海のごとき広がりをもつ問いですから、まず私たちがどこで問うているのか、そこからどこに問いは繋がっていくのかを知るための、羅針盤があったらいいなと思います。その羅針盤を、本演習では様々なテクストに求めます。それぞれの時代、文化、社会の中で、教育をめぐる思想はいろいろな人たちによって様々に展開されてきました。そうした人々は、どのような状況の中で、何を問い、何に躓きながら、いかなるものとして教育を捉え、語ろうとしたのでしょうか。まず前期は、教育哲学・教育思想史に関連する書物を受講者全員で検討しながら選定し、それを講読(発表し、話し合い)ます。テクストを読み、各人が考えた事柄や解釈について共有し、率直に語り合うそのプロセスのなかで、受講生は自らの教育観を相対化しつつ、教育哲学や教育思想に関連する諸概念や知識についても学びを深めていきます。後期は、各人のなかで醸成された研究テーマについて個人発表し、全員で議論を重ねながら卒業研究に向けた具体的な問いへの絞り込みと、テーマに即したアプローチの仕方を探究していきます。

主体的に学ぶ姿勢を育む学習の方法・環境・資源を考える 野末 俊比古ゼミ

主体的に学ぶ姿勢を育むために学習の方法・資源・環境をどのようにデザインしていくかについて考えていきます。学習方法には教員による指導も含みます。学習資源・環境とは広い意味での教材・教具だととらえてください。考えるにあたっては、高度情報社会などと呼ばれる現代社会における実践的な側面を重視しています。具体的な研究課題はゼミ生一人一人が選択していきますが、最近は「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)を促進する働きかけや、スマホを含むさまざまなメディアの活用などに関心が集まっていますね。なお、「学習」は学校教育に限りませんので、職場・地域・家庭などを対象とするゼミ生も少なくありません。
前期はグループで、後期は個人で研究を進めていきます。授業時間にはグループ・個人から研究の経過について報告を受け、全員で意見交換(討論)を行います。研究成果は、年度末にゼミ論(論文形式のレポート)にまとめ
ます。ゼミ論は、卒業研究(論文)の基盤となります。なお、関連施設などの見学やゲスト講師による特別講義、ゼミ合宿も実施しています。
他者との対話・協働を通して相互に高め合う──すなわち“学び合い”にゼミの意義はあります。学び合いを通して、現代情報社会における教育の在り方について考えてほしいと願っています。

高校との接続、社会との接続から 考察する大学生・大学教育の研究 杉谷 祐美子ゼミ

学生自らが仲間と一緒に考え協力しあい、大学生や大学教育の実態を明らかにする調査を実施し、実際にデータを分析しながら学習者の成長や教育のあり方について考察を深めていきます。入学前の高校教育との関係、また、卒業後従事する職業との関係から、社会に出るまでにどのような力を身につけるべきか、そのための教育や選抜方法はどうあるべきかなど、総合的な視点から教育問題を論じます。日本では、この分野の研究が立ち遅れてきましたが、同世代の過半数が大学・短大へ進学し、今後、経済社会や就業構造の変化が予測されるなか、社会に出る一歩手前の大学教育の重要性は一層高まっています。
ゼミの主役は学生です。履修学生はグループを組み、メンバーで議論を重ねながらアンケート調査やインタビュー調査などの共同研究を進めます。調査では質問内容を工夫し、学生の生の声を収集して、できるだけリアルな大学生・大学教育の実態に迫ることを重視しています。調査方法、分析方法はもちろん、文献の収集・批評、論文作成、発表、議論など、基本的な学習スキルについても習得します。共同研究を通して、将来どのような進路を選ぶにしても必要となるような論理的思考、批判的思考、文章表現、コミュニケーション、チームワークの力などの向上を目指しています。

SEMINAR LIST 研究テーマと内容

教育学科のゼミナールの研究テーマをご紹介いたします。
(担当教員・科目内容は年度によって異なる場合があります。)

教員名 ゼミナール研究テーマ(クリックすると教員情報へリンクします)
稲垣 中 疫学の考え方を学ぶ:データの読み解き方
井上 直子 体力、健康、運動、スポーツおよび体育教育に関する研究
大森 秀子 移民とシティズンシップ教育
小木曽 一之 キネシオロジーを基礎とした運動技能や体力、健康の維持増進を図る方法(教育)を考える
北詰 裕子 「教えること/学ぶこと」について哲学する
小針 誠 教育・子ども・社会~わたしの謎を社会の問題として読く・解く・説く~
米田 英嗣 教育心理学、物語理解の基礎および応用研究
杉谷 祐美子 高校との接続、社会との接続から考察する大学教育・大学生の研究
杉本 卓 メディア、コミュニケーション、学び
鈴木 宏昭 人間の学習・思考のメカニズム
高櫻 綾子 生涯にわたる発達のなかで幼児教育・保育について問う
庭井 史絵 図書館(学校図書館)における読書と探究
野末 俊比古 主体的に学ぶ姿勢を育む学習方法・学習環境・学習資源のデザインと活用-現代情報社会における教育の在り方-
長谷川 祥子 国語教育に関する研究
早坂 方志 特別支援教育とその関連分野に関する研究の基礎
樋田 大二郎 「感じ合い・つながり合う学習を作る」
平賀 伸夫 理科をはじめとした授業実践に関する研究
福元 真由美 保育と子育てを物語ることー歴史・実践・メディアを通して—
古荘 純一 子どもの心身面の諸問題における多面的アプローチ
柳田 雅明 学校や教育施設と連携するもしくはそれらも飛び越えていく学び
山本 珠美 教育分野における市民参加の研究~政策決定から地域活動への参加まで~
山本 美紀 社会の様々な事象や課題を、芸術・文化・教育の視点から問い直す。
横山 徹 美の探検

RESEARCH THEMES 学生の研究テーマ例

  • ストレスマネージメントと学校の役割
  • 心理的競技能力とチーム作りの関係性
  • 小学校理科教科書の変遷から目指すべき授業展開
  • 森鴎外論
  • 多文化共生のための英語教育
  • 公民館のあるべき姿と課題
  • 地域とともにあるキャリア教育の在り方
  • グローバル人材育成のための教育
  • 大学における教養教育の役割
  • 顔表情認知における文脈の効果
  • 読書週間と自己肯定感の関係性
  • 親が子どもの自己肯定感に与える影響
  • 日本の平和教育
  • 女性のキャリア形成の現状と課題
  • アニメが子供に与える影響
  • 食事場面における保育者と子どもとのかかわり
  • 保育施設における「保育の質」の保証
  • ユニバーサルデザインの可能性