- 2023年度 授業要覧 文学部
学びの特色とカリキュラム(史学科)
日本史コース
科目名 | 特長 |
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日本史概説 | 1年次に履修する科目で、日本の古代から、中世、近世、近現代に至る日本史の全般にわたって概観する日本史の入門的な内容である。また、都市史、民衆史、歴史観などといったテーマを設定し、日本史の全体像を概観することもある。 |
日本史史料講読ⅠA、ⅠB、ⅡA、ⅡB | 2年次、3年次に履修する科目。日本史を学ぶために必須である様々な史料の読み方を学ぶ。日本史の文献史料は、漢文やくずし字で記されることが多いが、それらを解読し、正確に理解するために必要な技能を身につける。 |
古文書学Ⅰ、Ⅱ | 2年次に履修する科目。日本史の古代から近代にまでに書かれた史料である「古文書」について、その様式や機能にそくして「古文書」を類型化するなどして位置づけ、体系的に「古文書」を学び、史料としての活用方法を習得する。 |
日本史演習 | 3年次と4年次に履修する科目。日本の古代史、中世史、近世史、近代史、現代史の5つのゼミの中から、自分の関心ある領域やテーマを選び、より専門的に史料の読解、文献の講読、研究発表の方法や成果のまとめ方などを、またゼミ参加の学生間での討論などを通じて学ぶ。実地調査やゼミ合宿なども行い、各時代の理解を深める。 |
特別演習 特別演習(卒業論文) |
4年次に履修する科目。史学科での4年間の研究成果として、各自の問題関心にそって、それぞれのテーマを決め、指導教授との対話、ゼミでの中間報告を通じて研究を進展させ、研究論文の書き方を学びながら、卒業論文を作成する。 |
東洋史コース
科目名 | 特長 |
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東洋史概説 | 1年次に履修する科目で、中国やインド、東南アジア、イスラームなどからなりたっている東洋史の入門的な内容である。全体像の概観と同時に、特定の地域、例えば、中国を中心に、そのインドや東南アジア、イスラームとの関係から全体像を概観することもある。 |
史料・文献講読Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ | 2年次と3年次に履修する科目で、中国やインド、東南アジア、イスラームなどのさまざまな歴史を学ぶための史料講読の方法を学ぶ。歴史研究の基礎である史料のあり方についても学ぶとともに、対象とする地域に即して、英文、漢文・中国語の史料などを講読する。 |
基礎演習A、B | 2年次に履修する科目で、中国やインド、東南アジア、イスラームなどのさまざまな歴史を学ぶための基礎的な方法を学ぶ。図書館での文献の探し方、読解の基礎、インターネットを利用した資料の収集などが習得する内容の中心となる。 |
東洋史演習 | 3年次と4年次に履修する科目で、中国やインド、東南アジア、イスラームなどのさまざまな歴史の中から、自分の関心ある領域やテーマを選び、基礎演習で学んだ手法を発展させ、より高度な文献の読解、資料講読、研究発表の方法や成果のまとめ方などを学ぶ。 |
特別演習 特別演習(卒業論文) |
4年次に履修する科目で、4年間の勉強のまとめとして、中国やインド、東南アジア、イスラームなどのさまざまな歴史の中から自分で問題を見つけ、テーマを決め、卒業論文を作成する。研究発表を中心とする演習によって研究論文の書き方を習得する。 |
西洋史コース
科目名 | 特長 |
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西洋史概説 | 1年次に履修する科目で、ヨーロッパとアメリカ、さらにはその海外帝国も含めることもある西洋史の入門的な内容である。全体像の概観と同時に、特定の地域、例えばイギリスを中心に、その植民地との関係から全体像を概観することもある。 |
史料・文献講読Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ | 2年次と3年次に履修する科目で、ヨーロッパとアメリカ、さらにはその海外帝国も含めることもある西洋のさまざまな歴史を学ぶための史料講読の方法を学ぶ。歴史研究の基礎である史料のあり方についても学ぶとともに、対象とする地域に即して、英文などの史料を講読する。 |
基礎演習A、B | 2年次に履修する科目で、ヨーロッパとアメリカのさまざまな地域の歴史を学ぶための基礎的な方法を学ぶ。図書館やインターネットを利用した文献の探し方、読解の方法、レポート作成など、研究の基礎を学ぶ。 |
西洋史演習 | 3年次と4年次に履修する科目で、ヨーロッパとアメリカのさまざまな歴史を学ぶための基礎的な方法を学ぶ。文献探索、読解、史料分析などについて深く学んでいく。 |
特別演習 特別演習(卒業論文) |
4年次に履修する科目で、4年間の勉強のまとめとして、ヨーロッパとアメリカのさまざまな歴史の中から自分で問題を見つけ、テーマを決め、卒業論文を作成する。研究発表を中心とする演習によって研究論文の書き方を習得する。 |
考古学コース
科目名 | 特長 |
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考古学概説 | Ⅰ年次に履修する科目で、過去の人々が地中に残した資料(遺跡・遺構・遺物)から歴史を語る考古学の入門的な内容である。学問の成り立ちや研究方法などを紹介するとともに、主に日本列島の考古学的成果について解説する。 |
史料・文献講読Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ | 史料・文献講読では、主に海外の考古学に関する英語の文献を読む。授業を通して、日本とは異なる、国や地域の歴史、それを復元するための考古資料の在り方や研究方法などについて学んでいく。 |
考古学実習ⅠA、ⅠB、ⅡA、ⅡB | 2・3年次に履修する科目で、遺跡の発掘調査に先立つ地形測量の方法や、出土遺物の資料化についての理念と実測(図化)の方法などを学ぶ。また、夏季休暇期間中には授業の一環として、実際に遺跡を訪れて発掘実習を行う。 |
考古学演習 | 3、4年次に履修する科目である。それまで学んできた考古学の研究方法を基に、各自で選択した研究資料やテーマについて、論文の講読や考古資料の収集・分析をおこない、ゼミ内での発表や討論を通して、自らの力で結果を考察する訓練を行う。 |
特別演習 特別演習(卒業論文) |
4年次に履修する科目である。4年間で学んだ全ての知識を基に、各自の関心や問題意識に沿ったテーマに関して、問題を設定し、卒業論文を作成する。研究発表や教員からの指導を通じて、研究論文の書き方を習得する。 |