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教育研究上の目的と3つのポリシー(電気電子工学科)

POLICY 教育研究上の目的と3つのポリシー

教育研究上の目的

電気電子工学は現代の技術革新及び情報伝達メディアの進展を主導している。また、学問の進歩は並列した専門分野内での細分化をもたらしている。このような状況にあって、本学科は、現代の要請に適応し、かつ未来への展開に応じ得るために、電気電子工学における基礎と応用との両領域を融合した系統的な教育を講義・演習・実験を通じて行い、社会への奉仕と貢献をすることのできる豊かな人間性と、広い視野を持つ優れた人材を育成する。

「教育研究上の目的」を実現するため、1年次の数学関連科目および必修科目の基礎電気数学、電気回路ⅠAおよび演習、、電気回路ⅠBおよび演習、電気磁気Ⅰで数理思考と基礎知識を培い、2年次に必修科目および選択必修科目を通じて電気電子工学分野に共通する基礎知識を修め、3・4年次の講義科目で各自の希望する専門分野に関する知識を選択必修科目として修めるようになっています。

また4年次には、専門的課題に対し問題点を解決する方法を、必修科目である卒業研究を通じて各研究室に所属して修めます。

ディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

■知識・技能
専門能力として、「材料~デバイス」、「電磁波~情報・通信」、「電子回路~電子応用」、「パワーエレクトロニクス」の領域から1つ以上の系統だった知識を身につけ、基礎的素養として、英語、数学、情報技術を身につけている。すなわち、電気電子工学に携わる技術者の基礎を身につけている。

■思考力・判断力・表現力
基礎知識に基づく精密な論理展開の理解、実践的活用の鍛錬に基づく洞察力と判断力、およびこれらを他者に伝えるためのプレゼンテーション能力を身につけている。

■意欲・関心・態度
数理思考や基礎知識の理解だけではなく、直接見ることができない電気電子現象を理解する探究心を身につけている。
難しい問題にも関心を持ち、研究者・技術者として必要な社会性や倫理観を身につけ、チームメンバー同士の連携を深め、何事にも協調性を持ちながら積極的に取り組むことができる技術者となる意欲を持っている。

カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

基礎から応用に関する講義群と実践的な演習と実験を通して、社会のインフラとなっている電気電子工学を担いうる技術者・研究者を育成する教育プログラムを構築する。
1年次の授業科目では、基礎的素養として、コミュニケーション・ツールとしての英語、コンピュータ・リテラシー、システム分析および数理思考の基礎としての数学、システム開発の基礎として情報技術の習得を重視する。
2年次の授業では、電気電子工学として最も重要な電気回路、電気磁気、電気物性、電気電子計測を必修科目として配置する。これらの科目は適宜演習を行う。これによって、電気電子工学分野に共通する基礎的な学力を習得させる。
3年次では、電気電子工学実験を配置し、より実践的な基礎知識の素養を付けるとともに、他の専門科目では、本学科の教育目標「現代生活になくてはならない電気・電子工学に対して責任を担いうる技術者の育成」が達成できるように配置する。
4年次では、これらのカリキュラムの集大成として、各研究室において卒業研究を行う。

電気電子工学を次の4つの分野に大別する。学生自身が自分の進むべき道を熟考し、自らの意志と責任において履修計画を立てる。
分野1: 材料~デバイス
分野2: 電磁波~情報・通信
分野3: 電子回路~電子応用
分野4: パワーエレクトロニクス
上記に平行して、演習、実験、実習科目を配置する。これらの科目は、実践を通じて統合と解決の能力を育てる。

卒業研究では、電気電子工学および周辺分野における具体的な課題を研究テーマとして、研究背景の理解、文献調査、研究計画の立案、研究に係る実験を遂行する。そして、3年次までに学んだ電気電子工学の専門知識の工学的意義を理解し、実践的活用を通じて、問題解決手法を身につけることを目指す。

アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)

■知識・技能
専門分野を学ぶ上で必要な外国語、数学、理科などについて内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有し、数学及び物理学の基礎が理解できる。

■思考力・判断力・表現力
高等学校卒業相当のレベルで、物事を多面的かつ論理的に考察し、自分の考えをわかりやすく表現し、伝えることができる。

■意欲・関心・態度
学科の特徴を理解した上で、電気電子工学及び関連分野に興味があり、専門知識や専門スキルを活用して社会に貢献しようとする意欲があり、興味を持っている。