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学部の特色・進路就職(国際政治経済学部)

FEATURES 国際政治経済学部の特色

  1. 学問領域を超えた教育

    国際政治経済学部の第1の特長は、学際的教育にあります。たとえば、国内の政治問題といえども国際経済と切り離しては考えられません。同様に、国際政治学の知識なしに国際金融・通貨の問題を語ることはできません。国際コミュニケーションも、国際政治・国際経済と密接に結びついています。このような国際政治経済事象を解明するためには学問分野を超えた複合的な新たな知見に立った体系が必要となります。それが学際的領域なのです。
    学科基礎科目群として政治理論入門、国際関係論入門、経済学入門(ミクロ)(マクロ)、国際経済学入門、国際コミュニケーション総論、言語科学概論が配置されています。また、学科の枠を超えて学生は自由に他学科・他コース科目を履修することができます。ゼミナールも在籍学科を超えて選択することができます。ですから、本当に学びたいテーマを学科や既存領域にとらわれることなく、自由に学べるシステムとなっています。

  2. 少人数教育

    国際政治経済学部の第2の特徴は、4年間を通じてセミナー形式の専門科目講義を設置していることです。
    国際政治経済学部の専門教育の始まりは、第1年次専門教育必修科目である「入門セミナー」の授業からです。入学した学科の学問領域がどのような専門分野から構成されているのか。学科の学問領域を学ぶにあたり、どんな心構えが必要なのか。また、どのような問題意識を持たねばならないのか。入学した当該学科の現実の問題に強い関心を持ち、いかなる学習目標が求められるかを本セミナーで学んでいきます。
    2年次には「プリゼミ」が設置されています。プリゼミは、1年次の「入門セミナー」と、3年次から始まるゼミを結びつけるものとして位置づけられています。プリゼミでは専門分野についての知識の修得と、それらをもとにした研究・プレゼンテーション・討論などの能力を培います。
    国際政治経済学部の3・4年次には演習(ゼミ)が配置されています。国際政治経済学部のゼミナールは、学際的教育をモットーとしていますので、入学した学科のゼミナールに限定されることなく、多彩な研究テーマから自分の関心のあるゼミナールを自由に選択できるシステムとなっています。ここでは、各教員につき1学年10名前後の少人数で専門研究を行い、4年間の研究の集大成を図ります。

  3. ゼミナールブリッジ

    本学部では、40名程の教員が担当する専門ゼミを所属学科にとらわれず選択することができます。それぞれの関心や進路に合わせて学科、ゼミを組み合わせることができるプログラムです。その好例が学科をまたぐゼミナールブリッジという考えです。

LANGUAGE EDUCATION 外国語教育

充実した外国語教育:4年間にわたるきめ細かい授業

国際政治経済学部では国際コミュニケーション能力の向上を図るために、国際問題や時事問題といった題材を通じて、Listening(聴解力)、Speaking(口頭表現力)、Reading(読解力)、Writing(作文能力)の総合的な開発を目指した外国語教育を展開しています。

国際政治経済学部の外国語教育は、英語とそれ以外の外国語(フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ロシア語、韓国語)の教育から成り、入学から卒業までの4年間にわたって行われています。学生は英語圏だけでなく広い国際視野を持つために、英語以外の外国語からひとつの外国語を選択して、言語運用能力を養うと同時に、文化も学びます。英語教育においては、オーラル・コミュニケーション科目に重点を置いた教育が行われ、授業の多くが英語で行われています。入学時に全新入生に対してテストを実施し、能力別のクラスできめ細かい授業を行っています。英語教育は、English Communicationの各コースとReading、Writingに分かれます。

専門科目を英語で学ぶGlobal Studies Program(GSP)

本学部は、国際教育のパイオニアとして、その原点に立ち返り、多くの学部生が世界をステージにして持てる力を十二分に発揮できるよう、英語主プログラムのGlobal Studies Programを開設しました。
この英語主プログラムは、"国際政治経済に関する専門科目を英語で学びたい"という向学欲に応えるもので、現在、100を超える英語講義の科目が設置されています。
このプログラムでは、本学部の卒業要件単位の1/3~半数(132単位中44単位~66単位以上)を英語による専門科目で修得することを修了要件としているので、海外からの留学生が増えることにつながり、学内での国際交流も、より盛んになるはずです。

英語力+専門力+コミュニケーション力を磨くことは、留学や就職活動においても大きな強みになります。必修ではなく、あえて履修希望者を募るスタイルをとるこのプログラムへの、みなさんの果敢な挑戦に期待しています。プログラム履修生には、留学の際にアドバンテージとなるしくみも検討中です。

GLOBAL PROGLAM 海外プログラム

  1. Essex大学大学院 Dual Degreeプログラム

    4年次後期から1年間、Essex(エセックス)大学大学院(英国)で学ぶプログラム。Essex大学は、社会科学分野において世界で高い評価を受けており、130ヵ国以上の国々からの留学生を受け入れている国際色豊かな大学です。派遣学生はEssex大学大学院の修士を修得することも可能です。

  2. Missouri州立大学SDGsプログラム

    このプログラムでは、国連が定める持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals – SDGs)をテーマに、ミズーリ州スプリングフィールド周辺をバーチャルトリップで訪問し、現地のSDGsの取り組みの例を学び、その取り組みに携わる方々のお話を聞くなど、英語で体験的に学ぶことができます。3週間のプログラムでは、最終日の研究発表に向けてオンデマンド形式とリアルタイム形式で学習し、教員、メンターや現地学生との交流を通じて、英語でのインプットとアウトプットを繰り返しおこないます。プログラム終了後には、参加前よりも格段にスキルアップした英語力を実感できるでしょう。 

  3. インドネシア ランプン大学研修

    インドネシア・スマトラ島の南端に位置するランプン大学において、一週間の英語講義を通じてインドネシアの経済・政治、アジアのグローバル化を学び、現地の学生達とのカルチャー・エクスチェンジを通して互いの文化を紹介し、交流を深めていくプログラムです。また、それ以外にも地場企業、多国籍企業の訪問の機会も設けています。更に、首都・ジャカルタに移動後、青山学院大学ジャカルタ支部への訪問やジャカルタに進出している日系企業への訪問を行います。
    2020年度はインドネシア研修をオンラインで行い、インドネシアの学生との交流を深めました。また、オンラインで異文化交流を行う世界的組織iEARNの活動に加わり、日本の事情を世界に発信しています。新たな異文化交流の形も取り入れています。

  4. 海外ボランティア実習

    経済成長の著しい新興国における政治、経済を学ぶ研修です。ランブン大学での研修プログラムに参加するほか、地場企業や、日本企業の現地法人を訪問し、国際的な立場にある人々へのインタビューや調査を通して、国際的、多角的な視野を養います。将来、国際社会で働きい人におススメです。

  5. 韓国 ハンドン大学研修

    このプログラムでは本学部の教員と韓国のハンドン大学の教員が協働で構築したものです。プログラムでは東アジアの経済、政治、文化、コミュニケーションを学び、現地学生との交流を深めます。ハンドン大学は、国際色豊かな、青山学院大学と同じくキリスト教に基づく教育を実践している大学です。人格教育の分野でも高く評価されており、IT、金融をはじめとする様々な業界でグローバルに活躍する卒業生を多数輩出しています。

海外での実践的な体験を通して、学びの動機づけや自信をつけてもらうこと、コミュニケーション能力やリーダーシップの獲得を目的に、本学部独自の短期海外研修プログラムを実施しています。これらのプログラムは単位として認められています。

海外研修プログラムについて詳しくはこちら

CAREER 進路・就職

主な内定企業・団体

大学院への進学 大学院科目特別履修(大学4年次)

多くの国際機関では、修士号取得が採用試験応募の要件となっており、グローバルな諸問題を解決するための政策提案力や交渉力などを身につけるには、大学院での研究が不可欠です。本学部の卒業生の中には、大学院へ進学し、国連や世界銀行などの国際組織やNGO等で活躍している者もいます。
国際政治経済学研究科では、皆さんの関心とキャリアプランに即して、国際政治学、国際経済学部、国際コミュニケーションの3専攻の中から一つを選び、専攻の学びを深めるとともに他専攻の科目も履修することができます。

国際政治経済学部4年次に大学院科目が先取りできる大学院科目特別履修制度があります。
3年終了時に卒業要件の90%以上の単位を修得し、平均点(GPA)があるレベルに達している学業成績優秀な第4年次生は一定の条件の下、16単位を限度として大学院授業科目の特別履修が可能です。大学院進学後、この制度で取得した単位を修了要件単位に含むことができます。そのため、大学院での在籍は1年間で修士の学位を取得することが可能となっています。

≪修士課程≫
本課程に2年間、4学期以上在学して所定の単位を修得し、修士論文あるいは特定の課題研究の成果の審査および最終試験、1外国語の認定に合格すると、修士の学位が取得できます。

≪博士後期課程≫
研究者として自立した研究活動を行うために必要な高度な能力と、それを支える豊かな学識を養うことを目標とした課程です。本課程に3年以上在学して必要な研究指導を受け、博士論文の審査および最終試験、1外国語の認定に合格すると、博士の学位が取得できます。

また、国内外の他大学大学院に進学する者も数多くいます。本学部大学院をへて、他大学に進学・留学することももちろん可能で、政治・経済学だけでなく、哲学、歴史学など、さまざまな領域に進学しています。