TOP

機械工作室の概要

機械工作室は、様々な種類の工作機械を50台以上も所有しており、本学におけるものづくりの実践教育と最先端研究を支援しています。身近なものの製作過程では、創る楽しみと親しみをもつとともに、学生一人一人が実際の生産工程で使われる工作機械を扱うことで実感的に学びます。

教育に関しては、たとえば理工学部の新入生全員が金属製ペン立てを題材にして、設計・部品の加工・組み立て・製品の検査・評価といったものづくりの一連の流れを理解します。

研究に関しては、実験装置の設計・製作の相談、試作・改良・補修などをサポートしています。また、旋削・フライス・研削・放電などの各種除去加工と溶接・鋳造・精密測定などを行う金属加工エリアに加えて、2019年度には3D-CADと樹脂素材を扱う積層造形室を新たに併設しました。ここでは、先端的研究を進める上でアイディアを形にする必要があり、しかしながら工作機不慣れな方を主な対象者として、学内のすべての学生・研究者向けのCAD・CAM講習会を随時行っています。最新設備を導入するだけではなく、時代とともに進化する新しい加工技術を教育・研究支援に取り入れるためにも、幅広い知識と高度な技能を兼ね備えた専門性に優れるスタッフが配置されています。

  1. 学内教育

    【カリキュラムに定められた実習】
    旋盤を使用した引っ張り試験片の製作やフライス盤でのはめあい部品加工の実習を行っています。

    【安全教育】
    工作機械を安全に使用する為に利用者全員に安全教育講習会を実施し、安全ガイドブックも配布しています。また、安全加工を行うように指導もしています。

  2. 研究支援

    理工学部に所属する院生・学部生が研究のための実験装置の設計や加工を行う際に、その加工方法や安全管理の指導を行います。また、教員からの研究に関する依頼加工などにも対応しています。

3Dプリンターラボ<AGU MAKES>

先端的研究の向上やアイディアのマケット製作のために、3D-CADと樹脂材料を扱う積層造形室があります。学内のすべての学生・研究者向けのCAD・CAM講習会を行っています。

機器紹介

写真 工作機械名
■立フライス盤
刃物を回転させ材料を固定し、切削加工を行う機械。
■マシニングセンター
NCプログラムによりさまざまな切削加工を行う機械。
■汎用旋盤
材料を回転させて固定した刃物で切削加工を行う機械。
■卓上ボール盤
各種ドリルを装着し、材料の穴あけ加工を行う機械。
■平面切削盤
回転砥石により平面の研削加工を行う工作機械。
■カスタム旋盤
NCプログラムにより旋盤加工を行う工作機械。
■ワイヤー放電加工機
NCプログラムにより、電極であるワイヤーと工作物との間で持続的に火花放電を発生させ加工を行う工作機械。

ものづくり事例

写真 装置名・利用目的
流路テスト加工
引張試験片
破壊検査観察試験片
シャフト連結金具一式
フランジOリング溝加工
超音速風洞用支持金具及び試験片固定金具
プラズマ発生電極版
フランジ着脱およびネジ再生
ウェスレイチャペルアクリル板ホルダー
機械工作室 基本情報
名称 理工学部附置 機械工作室
室長 田崎 良佑
お問い合わせ 〒252-5258 神奈川県相模原市中央区淵野辺5-10-1
相模原キャンパスI棟108
電話: 042-759-6028
リンク 工作機械室の360度カメラビュー