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INTERVIEW 教員インタビュー:小川仁志

教員基礎情報

氏名:教授 小川仁志(オガワ ヒトシ OGAWA Hitoshi)
専門分野及び関連分野:公共哲学/哲学プラクティス

Q.自己紹介をお願いします。

総合商社(伊藤忠商事)、地方自治体(名古屋市役所)、教育機関(徳山高専、山口大学)等を経て、青山学院大学に赴任しました。産官学を渡り歩いたという意味で、哲学者としては決してエリートではなく、どちらかというと異色の経歴です。でも、だからこそ人とは違った物の見方ができるようになったと思っています。しかも、もともとは法学部出身で、哲学に本格的に出会ったのは30歳の頃です。会社を辞めて、ちょうど人生悩んでいた時期に哲学に巡り合いました。その点で、哲学は学問というより、私にとって人生を変えるためのツールだったといえます。以来、そのツールとしての哲学を追求し続けています。

Q.専門について簡単に教えてください。

専門や公共哲学や哲学プラクティスです。公共哲学というのは、文字通り公共性、つまりみんながかかわる領域や事柄について、そのあり方を探究するものです。身近な公共施設の使い方から世界平和の実現まで、世の中に生起するあらゆるテーマについて本質にさかのぼって考えています。哲学プラクティスというのは、哲学の実践を意味します。私の場合、特に市民のための哲学対話イベントである「哲学カフェ」や、ビジネス分野への哲学の実装について研究しています。

Q.特徴的な授業科目とその面白さを教えてください。

1年生が選択必修で受講する「はじめての哲学」です。哲学というと、歴史上の哲学者の名前を覚えたり、その概念を理解したりというイメージがあるかもしれません。でも私の授業では、哲学をそうした知識として学ぶのではなく、思考するためのスキルとして教えています。ワーク中心の授業なので、毎回楽しくアイデア出しをする感じで盛り上がっています。哲学思考は、単に頭だけでなく、感情や身体などをフル稼働して行う全人格的営みです。だからAIにはまねすることのできない、人間ならではのユニークな思考が可能になるのです。ぜひその面白さとすごさを、教室で実感してみてください。

Q. 趣味や特技があれば教えてください。

趣味は韓国ドラマ鑑賞です。ほぼ毎日欠かさず見ています。韓国ドラマには、世界中に需要される普遍性があります。私もそこから様々な人間模様を学んでいます。ちなみに、韓国ドラマに頻繁に登場する赤ワインを飲みながら見ます。特技は、ランニングマシンで走りながら読書することです。ランニングとリーディングを足して「ルーディング」と呼んでいます。さらに音楽も聴いているので、一石三鳥です。写真はルーディングの際に、自分で撮ったものです。こんなふうにマシンに本を置いて、時速5.5キロで走りながら読んでいます。

- 受験生にメッセージをお願いします。

今はAI時代だといわれます。だからこそ、逆に人間特有の思考力を磨き、AIと協働していくための能力を身に付ける必要があります。受験勉強でも、単に知識を丸暗記するだけでなく、常に自分の頭で考えることを意識するようにしてください。そのためには、一つの知識を様々な分野の他の知識とどう結びつけることができるか、また世の中でそれをどう生かすことができるかという視点を持つことが有効です。ぜひ教室で一緒に思考できるのを楽しみにしています。