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EVENT(学外講座)

SCHEDULED

2025.11.29

TITLE

織ワークショップF-フエルトメイキング

ジェンダー研究センターは、ジェンダー平等、性の多様性の尊重を目的に掲げて、性別にかかわらず人々が生き生きと能力を発揮する社会の実現のためにさまざまな活動を行なっています。その一つとして、社会貢献事業「エンパワーメントプログラム」で生涯教育に取り組んでおり、「ジェンダーと表現」というプログラムを設けています。表現することは、生涯を通じた人間の自己意識の基本であり、表現の受け手・送り手ともに、その精神をエンパワーする働きがあります。その中で本講座は、女子短期大学において行われていた造形表現教育の教育資産を活かしたユニークなプログラムとなっています。ジェンダー問題について直接学ぶ内容ではありませんが、表現をとおして自分自身を見つめ直す時間になることが期待されます。
人間が糸を紡ぎ、布をつくりだしたのは紀元前7000年以前、紀元前5000年には「織」という技術が生み出されていたと考えられています。結ぶ、組む、編むといった織機を使わない技術の数々や、経糸を固定してつくる織物は世界中に見られ、その地域ごとの気候風土と素材により、美しい繊維製品として発展をとげ現代に受け継がれています。さらにアートにおける繊維表現としても大変興味深い分野といえます。造形表現の中でも「織」は、もともと⾐服などの「⽤」の⽬的で誕⽣したことから、素材や技法がベースにあります。ワークショップでは素材に触れ、技法を学ぶことから始まり、それらに色彩の効果を組み合わせることで表現の可能性が無限に広がる「織」の世界を体験します。
ワークショップFでは、羊の原毛を石鹸水を用いて縮絨する技法を学び、約15cm×15cmのオリジナルフエルト作品を制作します。

講座申し込み

目標、重点を置く学習内容

①羊毛が縮絨する原理を理解する    
②色原毛や色糸のレイアウトで、色や形による表現効果を学ぶ  

受講料

社会人・・・3,800円
学生以下・・・1,800円

受講対象者

小学生以上(小学生低学年は付き添いが必要)

受講場所

青山学院大学 青山キャンパス スクーンメーカー記念館(旧女子短期大学図書館)
多目的ルーム(2階)

受講に際しての注意事項など

・糸くずなどが気になる場合はエプロンをお持ちください。
・制作の進み具合によって時間がオーバーすることがあります。時間に余裕をもって参加されることをお勧めします。
・本ワークショップで制作された作品を、次年度、「織・版画ワークショップ作品展」としてジェンダー研究センターギャラリーで展示する予定です。展示参加はご自由です。作品展のイメージはこちらのオンラインギャラリーをご覧ください。

オンラインギャラリー

1 11月29日

10:00~15:00(昼休み1時間)

①模様になる色原毛や糸をビニールの上におく ②その上に原毛トップを6層に重ねる ③石鹸液をかけて表面を擦りフェルト化(縮絨)させる ④しっかりフエルト化したら石鹸水を洗い流す ⑤脱水、形を整えて乾燥させる
1 11月29日

10:00~15:00(昼休み1時間)

①模様になる色原毛や糸をビニールの上におく ②その上に原毛トップを6層に重ねる ③石鹸液をかけて表面を擦りフェルト化(縮絨)させる ④しっかりフエルト化したら石鹸水を洗い流す ⑤脱水、形を整えて乾燥させる

補講日は12月20日を予定しております。

講師紹介

山本真由(織作家・織工房主宰)
青山学院女子短期大学専攻科芸術専攻修了後、川島テキスタイルスクールにて学ぶ。女子短期大学芸術学科研究室、現代教養学科合同研究室に副手として勤務。織作家として制作に従事しながら工房を運営する。

CONTACT

  • お問い合わせ先

    青山学院大学社会連携部社会連携課

    〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25

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    03-3409-6366

  • 受付時間

    月~金 9:00~17:00 (事務取扱休止 11:30~12:30)