2013年11月30日、法政大学で開催されたSカレ委員会主催、毎日新聞社・CUUSOO　SYSTEM共催の「Student Innovation College 2013（以下 Sカレ）」において、小野譲司経営学部教授ゼミの「TEAM triangle」（メンバー：飯田寛子さん、金泰泓さん、加藤由佳さん）が、総合1位を獲得しました。
今年で8回目となるSカレは、未来のマーケターの育成を目的とし、商品企画プロセスとそのマネジメントを実際に体験するプロジェクトです。具体的には、予め提示された数種類の商品テーマに対し、商品企画をウェブ上で提案した後、クラウドファンディングによりデザイン資金を調達したうえで、プレゼンテーション会場で発表し、現実の市場での商品価値の有無を問うものです。ちなみに今年は、『コンパクト木工家具』のほか、9種類の商品テーマが提示されました。同プロジェクトは、全国のさまざまな大学で主にマーケティングを学ぶゼミナールが参加し、今年は28大学から130チーム、400名を超える大学3年生が、各部門に分かれて商品企画を提案しました。

総合1位を獲得したTEAM triangleは、商品テーマ「コンパクト木工家具」を選択し、「FIT」という名前のマットレスとベッドの間に差し込んで使う「コンパクトテーブル」を提案しました。朝起きたらスマートフォンやメガネが落ちていた、物がみつからない等の経験から「FIT」を企画。邪魔にならないようテーブル面積を必要最低限の大きさにする、テーブルの端に充電器を固定するくぼみを設ける等の工夫を加えました。また商品名も人の暮らしに「フィットする」から名付けました。
TEAM triangleの企画した商品は、「発想が優れていたこと」や「商品への実現性の高さ」等が評価され、参加学生、企業関係者、教員による投票の結果、総合1位を獲得しました。TEAM triangleの企画した商品は、今後、商品化を目指し、デザイナーと企業との検討が進められます。
また、小野譲司ゼミは、昨年からSカレに参加していますが、初参加した昨年も総合1位と3位のチームを輩出しています。
なお、昨年のSカレで総合1位に選ばれた「my place（親子の触れ合いの機会を提供することをコンセプトに考えられたリビングに置く子供用多機能（机・イス・収納）家具）」は、今秋発売され、総合3位に選ばれた霰組みという枡技術を用いたスマホ・タブレット充電スタンド「霰（ARARE)」も商品化され、近日中に予約販売される見通しです。

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