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2024.12.10
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【理工学研究科】大林花織さん(理工学専攻 基礎科学コース 博士後期課程2年)が横浜英和学院で出張講義を実施
2024年10月11日(金)、大林花織さん(理工学研究科 理工学専攻 基礎科学コース 博士後期課程2年)が横浜英和学院の小学生、中学生、高校生(理工学部に進学予定の高3を含む)とその保護者約100名を対象に出張講義を行いました。

「「光」が伝える宇宙の物語」と題した講義では、まずクイズ形式で身の回りのものを自ら光っているもの・光っていないものにグループ分けした上で、光らないものも実は熱で光っていることを説明し、ほとんどのものは「光」を出していると紹介しました。


宇宙をさまざまな「光」で見ることにより、宇宙で起こっている現象についてより深く知ることができ、我々の目で見える可視光では見えないものが、「紫外線」「X線」などの異なる波長の光を使って見ることができます。大林さんが可視光で見た宇宙の写真から、X線で見る宇宙の写真に切り替えると、爆発した星の残骸(超新星残骸)が浮かび上がり、聴衆の皆さんから大きな驚きの声が同時に上がりました。
大林さんの柔らかな親しみやすい語り口が子供たちの心に響いたこともあり、講義後の質疑応答では、講演を聴いていた小学生、中学生、高校生の皆さんから、担当教員の方も「こんなに質問が絶え間なく出てくるのは初めて」と驚くほど多くの質問が寄せられ、理科の魅力、本学理工学部の魅力を伝えることができました。青山学院大学 理工学部はこれからも理工系(STEM)分野に興味を持つ子どもたちを応援しています。


大林花織さん(理工学研究科 理工学専攻 基礎科学コース 博士後期課程2年)からのコメント
今回、横浜英和学院の皆さまに「理科の楽しさ」をお伝えする機会として、出張講義のお声がけをいただきました。この講義では、参加いただいた皆さまと一緒に、宇宙を含めた身の回りの不思議に目を向け、その謎に迫る面白さを体感していただくことを目指しました。小学生から高校生、そしてその保護者の方々という幅広い層の皆さまと科学の面白さを共有することは私にとって挑戦的でもありましたが、とても貴重な経験となりました。講義中、横浜英和学院の皆さまが真剣に耳を傾けてくださり、積極的に発言して参加してくださったおかげで、私自身もとても楽しむことができました。「光」という身近なテーマを切り口に、私の研究分野に関わる内容まで盛りだくさんの内容でしたが、この講義が少しでも科学への関心を深め、身の回りの現象に対する好奇心を芽生えさせるきっかけになれば嬉しいです。
最後に、このような場を提供してくださった横浜英和学院の関係者の皆さま、そして黄晋二教授(理工学部長・理工学部 電気電子工学科)に心より感謝申し上げます。
