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2026.11.06
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【経済学部】井上孝教授が2026年度地理情報システム学会賞(GISA学会賞)を受賞
井上孝教授(経済学部 現代経済デザイン学科)が近年取り組んできたSAPP Series(小地域将来人口推計ウェブマッピングシステムのシリーズ。SAPPはSmall Area Population Projectionsの略語)の業績に対して、地理情報システム学会よりGISA学会賞ソフトウェア・データ部門が授与されました。2026年10月31日に開催された同学会第35回学術研究発表大会において、その授賞式が行われています。この賞は、地理情報科学に関する研究に基づき、有用なシステムソフトウェア、ツール・ライブラリなどの開発、または、デジタルデータを作成し広く公開することにより地理情報科学の発展に貢献した功績に対して授与されるものです。
井上教授は、多くの先進国において最重要課題の一つとなっている高齢化と人口減少の対策等に有用な基礎資料として、それらの動向の正確な予測の基盤となる小地域別の将来人口推計システムの開発を進め、現在までに、アジア太平洋地域の日本、米国ワシントン州、台湾、全米、韓国、オーストラリアについて、SAPP Seriesとして公開してきました。同シリーズは、すべて英語で記述されており(日本を対象とするSAPP for Japanのみ、英語版に加えて日本語版あり)、世界に向けて発信しているオープンデータベースでもあります。
同シリーズの特長の一つは、従来の統計手法が抱えていた「推計対象となる地域が狭いほど統計指標が不安定になり、ぶれが大きくなる」という技術的課題を克服する新たな手法を導入することによって、推計を実施している点です。こうして、今世紀半ばまでのより正確な小地域将来人口推計を実現しました。その結果、同シリーズの推計データについては、内外の研究者、実務家、自治体等で幅広く利活用されています。
同シリーズは順次アップデートを行っており、2026年3月には新たな推計結果に基づいてSAPP for Japanが全面的に更新されています。また、この更新時には簡易的な統計分析ツールも導入されていますが、このツールについては、米国ワシントン州と台湾を対象とするSAPPにおいても、2026年6月の更新時に導入されました。


