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2026.08.03
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<青山学院大学×ビクターエンタテインメント>社会連携ワークショップ「ビクター社員と制作現場から音楽ビジネスを学ぼう」を実施
青山学院大学(本部所在地:東京都渋谷区、学長:稲積 宏誠)は、ビクターエンタテインメント株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小野朗)との社会連携ワークショップ「ビクター社員と制作現場から音楽ビジネスを学ぼう」を実施しました。同講座は全学部・全学年の学生を対象に、2026年6月24日(水)と7月1日(水)の2日間にわたって実施し、約30名の学生が参加しました。
同講座では、スマートフォンでの音楽視聴やSNS投稿時のBGM利用など、学生にとって身近な音楽を題材に、「音楽がどのように制作され、リスナーへ届けられるのか」、「音楽ビジネスがどのような仕組みで成り立っているのか」について学びました。
今回のワークショップ「ビクター社員と制作現場から音楽ビジネスを学ぼう」は、同社で音楽制作を担当するディレクターと、法務・契約業務を担うライツプランニング部のスタッフである同大卒業生2名が講師を務め、楽曲制作やアーティスト育成のプロセスに加え、著作権をはじめとする音楽に関わる権利についても、実際の事例を交えながら分かりやすく解説しました。
さらに、ワークショップにあわせて同社が運営する「ビクタースタジオ」の見学会も実施しました。多くのアーティストのレコーディングに携わってきたエンジニアによる案内のもと、参加学生は音楽制作の現場を見学し、音楽制作の最前線に触れました。
ビクターエンタテインメント株式会社とのワークショップは今回で2回目の開催であり、初回は2025年10月15日(水)および11月5日(水)の全2回にわたり、「音楽ビジネスから著作権を学ぶワークショップ」をテーマとして実施し、多くの学生が音楽業界における著作権の役割や実務について理解を深める機会となりました。
【6月24日:Day1レポート】
初日の会場となったのは、ビクターエンタテインメントが運営するレコーディングスタジオ「ビクタースタジオ」のStudio302です。講座はまず、同社ソリューション本部スタッフによる開講挨拶および企業紹介からスタートし、同社の事業内容について説明が行われました。
続いて、同大卒業生である制作担当ディレクターおよびライツプランニング部スタッフによる講義を実施しました。
前半のセッションでは、音楽ビジネスの出発点ともいえる「制作」の仕事に焦点を当て、実際にアーティストや作品づくりに携わる現場の視点から、音楽制作の流れやレコード会社の役割について解説しました。特に、音楽業界特有の職種である「A&R(Artists & Repertoire)」については、アーティストの発掘・育成から楽曲制作、プロモーション戦略の立案に至るまでの幅広い業務内容や重要性を、具体的な事例を交えながら紹介しました。参加学生は、音楽制作の舞台裏について理解を深めました。
後半のセッションでは、「メジャーデビューから2年後に、日本武道館公演をソールドアウトさせる方法を考えよう」をテーマに、参加学生がレコード会社のA&R担当になったつもりで企画立案に挑戦しました。学生たちは5つのグループに分かれ、アーティストプロフィールやターゲット設定などについて議論を重ね、Day2でのプレゼンテーションに向けて企画を練り上げました。
また、講義にあわせてビクタースタジオの見学会も実施した。ビクタースタジオは、1940年に築地に完成し、1969年に現在の渋谷区神宮前へ移転した、日本を代表するレコーディングスタジオの一つである。
見学会では、長年にわたり数多くの音楽作品に携わってきたエンジニアが案内役を務め、レコーディングルームやミキシングルームなどを巡りながら解説しました。
Studio302では、ボーカルレコーディング用マイクを通して自身の声を聴く体験や、プロユースのピアノ試奏、ミキシングルームでの音源ミックスのデモンストレーション、大型スピーカーによる楽曲視聴なども実施しました。参加学生は、普段なかなか触れることのできないプロフェッショナルな制作環境を実際に体験しながら、音づくりの奥深さに触れました。
ビクタースタジオの見学会後のアンケートでは、「音楽制作は多くの方の技術やこだわりによって支えられていることを実感した。実際にスタジオで声を出してみるという貴重な経験もでき、説明と共に体感することができとても良かった」、「これまで音楽制作の現場を外側からしか知らなかったため、複数のトラックを同時に調整しながら一つの音像を作り上げていく作業の繊細さと専門性に大きな衝撃を受けた。“技術”と“感性”が密接に結びついていることを実感し、スタジオ業務に対する理解が大きく深まった」といった声が寄せられ、音楽制作の現場を身近に感じる機会となりました。
【7月1日:Day2レポート】
Day2は青山学院大学 青山キャンパスにて開催しました。Day1で取り組んだ課題「メジャーデビューから2年後に日本武道館公演をソールドアウトさせる方法を考えよう」をもとに、各グループでディスカッションを行い、企画内容を発表しました。
発表では、楽曲リリースやライブ活動を重視した戦略から、SNSや動画コンテンツを中心としたデジタル施策重視の戦略まで、グループごとに異なるアプローチが提案されました。学生ならではの柔軟な発想と創意工夫にあふれた内容となり、会場では活発な質疑応答も行われました。
発表後には、同社講師陣からそれぞれの提案に対して講評が実施されました。制作現場の視点に加え、著作権など音楽ビジネスに欠かせない権利面の観点からもフィードバックが行われました。企画の魅力だけでなく、実際のビジネスとして成立させるために必要な考え方や、アーティスト活動を支える多様な要素について解説されました。
受講後アンケートでは、「アーティストをどう売り出すかが各グループで大きく異なっていてとても興味深かった。各グループの小さな工夫や細やかな記述にも着目して講評いただいた点がとても印象に残った」、「グループワークの中で講師の方からいただいたフィードバックが非常に実践的で、理論だけでは見えてこない現場の難しさをリアルに理解することができた」などの感想が寄せられました。
(ワークショップ後)
・グループワークの中で、アーティストをどう売り出すかが各グループで大きく異なっていてとても興味深かったです。各グループの小さな工夫や細やかな記述にも着目して講評いただいた点がとても印象に残りました。実際に行っている広報活動なども知ることができてよかったです。
・コアファンへのアプローチと、多くのリスナーに向けた施策の両面が必要であるということを感じました。SNSの活用に関しては、想像以上に綿密なプランニングの上で成り立っているということに驚きました。
・A&Rという音楽業界特有の仕事について理解することができ興味深かったです。将来の進路を決めていく中でとても参考になりました。
・グループワークの中で講師の方からいただいたフィードバックが非常に実践的で、理論だけでは見えてこない現場の難しさをリアルに理解することが出来ました。
・タイアップにおけるクライアントとの関係性や権利の収益化など、これまで知らなかったビジネスの視点で音楽の知見を数多く学ぶことができ非常に興味深かったです。
・実務の中で権利処理がいかに複雑な構造を持っているか、複数の権利者、契約条件、スケジュールが絡み合う中で意思決定が行われるという点は、業界を志望する立場として特に印象が深く、今後の学習やキャリア設計においても重要な視座を得られたと感じています。
・「アーティストと向き合う気持ちが180%あって、やっと受け手に100%伝わる」という言葉が印象に残っています。A&Rがメディアプランニングまで担っていることも初めて知り、業界への理解が深まると同時に、音楽業界への熱意が更に高まりました。
本学では、今後も企業・自治体等と連携を深め、学生また社会にとっても良い機会を提供できるよう努めてまいります。

