2024年7月3日（水）、パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会（以下、パリオリンピック）日本代表に選出された本学卒業生でバレーボール部（女子）OGの長谷川暁子選手（経営学部 経営学科卒業）と小島満菜美選手（文学部 比較芸術学科卒業）をお迎えして、パリオリンピック出場壮行会を青山キャンパスで開催しました。日本を代表して世界に挑まれる長谷川選手と小島選手に、本学在学生・卒業生・教職員ら一同から熱いエールを送りました。

パリオリンピック ビーチバレーボール日本代表の長谷川暁子選手とバレーボール女子日本代表の小島満菜美選手をお迎えして、パリオリンピック出場壮行会を青山キャンパスで開催しました。多くの在学生・卒業生・教職員が参加し、バレーボール部関係者や応援団、チアリーディング部をはじめ、多くの青山学院大学関係者から、日本を代表して世界に挑まれる長谷川選手と小島選手に、熱いエールを送りました。

長谷川選手・小島選手への挨拶とエール

秋山美幸さん（体育会バレーボール部（女子）OG・監督）

長谷川選手と小島選手、二人同時にオリンピックに出場できることは本当に快挙だと思います。このように青学ファミリーで、かつて二人が汗水を流したこのコートで壮行会を開くことができてすごく嬉しいです。二人にとってもきっとパワーになるかなと思います。
それぞれに向けてメッセージを送ります。


「暁（長谷川選手）へ」
暁とは、青学とNEC合わせて約10年間一緒にプレイしてきて、間違いなく私のトスを一番打ってくれたアタッカーで、一緒にコートに立った年数、回数も一番多いのが暁です。
戦績からもわかるように、学生時代に出場した18大会のうち12大会で優勝、さらに10大会で個人賞受賞と、あまりの凄さに笑いが出てしまうくらい素晴らしい選手です。

私がトスを上げていた時に、一番すごいなと思ったことは、プレッシャーや苦しいことがたくさんある中でも、暁が勝負を楽しむ姿で、心に残っています。攻撃のバリエーションも豊富なので、次はどんな手を見せてくれるんだろう、とトスを上げるのが楽しいアタッカーだったなと思い出に残っています。

持ち前の明るさも暁の良いところです。これも印象に残っていることですが、大学時代に、相手チームが185cmの外国人選手二人をブロックで暁の前に立たせて封じ込めようとしてきましたが、「ブロックは友達」と難なくアタックを決めていく姿はとても鮮明に覚えています。スパイクを決めた後に、一回転して、私を指さしながらウィンクしてくるという、その明るさにたくさん助けられました。

暁のそういった明るさの中にも、本人が悩んだり、苦しんだり、いろいろな困難があったと思います。それを一つ一つ乗り越えていく姿も隣で見てきました。今回のオリンピック出場にあたっても、38歳でオリンピック出場を決めるというこれまでの道のりは、引退しようかと思ったこともあると思いますが、そこを踏ん張って、頑張って、やっと手にしたオリンピックへの切符なので、ぜひエッフェル塔の前でたくさんの笑顔を見せて、最高の舞台で楽しんできてほしいなと思います。


「満菜美（小島選手）へ」
私がコーチとして青学に戻ってきた時、満菜美は3年生でした。最初は気が強いなという印象でした。ただ、一緒に過ごす時間が長くなるにつれて、実はとても繊細な心を持っていること、面倒見が良くてみんなに慕われていること、負けず嫌いで納得するまで練習することなど、さまざまな面に気付くことができて、私にできることは何でもしたいと思ったことを覚えています。

NECに行ってからも、悩んだり、苦しかったりしたことが多かったと思います。でも、いつも自分のことだけでなく、チームのこと、仲間のことを考えていましたね。一緒にご飯を食べに行って話していても、メモをとりはじめたりと常にヒントを探して努力している姿を見てきたので、満菜美が（リベロとして）身を挺してボールを拾い続けて、チームのリズムを作って、常に周りに声をかけ続けて、チームが一つになって、NECでのリーグ、皇后杯ともに2冠を成し遂げたところを目の前で見せてくれて、本当に嬉しく、感動しました。

オリンピックでも、満菜美の持ち味を存分に発揮して、日本のチーム力で最高のバレーを展開して、世界を圧倒してきてほしいと思います。


今回この会場に集まった方以外にも、お二人を応援している青学ファミリーはたくさんいます。日本からたくさんパワーを送るので、悔いのないよう、パリで暴れてきてください。

谷島花虹さん（経営学部 経営学科4年、体育会バレーボール部（女子）主将）

学生を代表して、お二人に挨拶させていただきます。
パリオリンピック出場決定、おめでとうございます。私たち学生は日々、先輩方の頑張っていらっしゃる姿から力をいただいています。学生一同、パリオリンピックでのお二人のご活躍を応援しております。

中野照子さん（体育会バレーボール部（女子）OG・コーチ、アトランタオリンピック ビーチバレー元日本代表）

この度はお二人とも、本当におめでとうございます。これまで本当にさまざまな苦労があったと思いますが、お二人が掴んだオリンピック出場権なので、パリオリンピックでは楽しんできてください。みんなで応援しています。

長谷川暁子選手から

インドアバレーボールでオリンピックを目指していましたが、出場できず、その後ビーチボールを始めて、そこから長く続けてきて、今回パリオリンピックに出場できることになりました。青学ファミリーがいつも応援してくださるおかげで、いつも皆さんと繋がっているなと感じています。今回もたくさんの青学ファミリーの方が集まってくださって嬉しく思います。

パリオリンピックでたくさん活躍して、決勝への切符を皆さんに届けたいと思うので、ぜひビーチバレーに注目して、観みていただきたいです！

小島満菜美選手から

このような会を開いてくださってありがとうございます。まさかこんなに多くの方に集まってくださると思っていなくてびっくりしています。

私自身、今回のパリオリンピックに出場するにあたって、この約3年半、オリンピックに向かって準備を進めてきました。その中で、主要な大会での落選を何度も経験して、すごく苦しい時が多かったですが、そのたびに多くの方がアドバイスをくれたり、支えてくださったりしてくれたおかげで、こうしてパリオリンピックへの切符を手にすることができました。

今回、バレーボール女子としては、メダル獲得を目指しているので、次はメダルを持って、ここに帰って来られるように頑張りたいと思っています。

日本からたくさん応援してくださると思うので、皆さんの応援を力に変えて頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いします。

パリオリンピック出場壮行会開催前に、長谷川暁子選手が稲積宏誠学長に表敬訪問されました。

長谷川選手がビーチバレー日本代表としてパリオリンピックへの出場を報告され、稲積学長から「エッフェル塔の麓で、ビーチバレーをプレイする機会はなかなかないと思います。ペアでぜひ頑張ってください。」とエールが送られました。