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NEWS(日本文学科)

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2023.02.17

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藤本まどかさん(文学部日本文学科)が「京菓子展2022―枕草子」で「学生賞」・「審査員特別部門 荒木浩賞」を受賞

藤本まどかさん(文学部日本文学科3年、小松靖彦教授ゼミナール) が公益財団法人有斐斎弘道館が主催する「京菓子展2022―枕草子」にて、「審査員特別部門 荒木浩賞」と「学生賞」を受賞しました。

公益財団法人有斐斎弘道館は、毎年、日本の古典・美術を題材とした京菓子展を公募しています。8年目となる 2022年度は、千年以上も前に著され、四季折々を「春はあけぼの」「夏は夜」と端的に表現した随筆『枕草子』が取り上げられました。「枕草子を通して表現される小さな芸術」がテーマで、『枕草子』の世界よりイメージを膨らませ、新たな感性で京菓子で表現することが課題でした。

2022年度の審査員は、荒木浩氏(国際日本文化研究センター教授) を始め、日本文化史・日本古典文学、菓子作り、華道などの専門家たちが務めました。

藤本さんは、繊細な白い菊の花をあしらった「白貴露(しろきつゆ)」 という作品を実際に制作し、茶席菓子実作部門において、学生賞と荒木浩賞を受賞しました。公益財団法人有斐斎弘道館は、江戸時代の儒学者・皆川淇園の学舎を保存し、伝統文化の研究と振興に努める京都の公益財団法人です。 なお、藤本さんの作品は、2022年11月1日(火)~15日(火)に有斐斎弘道館にて展示されました。

藤本さんは、京菓子展「手のひらの自然-徒然草2021」で「審査員特別部門 岡田秀之賞」の受賞しています。2年連続の受賞となりました。

京菓子展 2022 受賞作品