『文学交流入門』

編者：青山学院大学文学部日本文学科
A４判、128頁
武蔵野書院、2023年9月1日

（内容紹介）
2013年度に開設された、青山学院大学文学部日本文学科独自の「文学交流科目群」の副読本として本書は編まれました。〈文学交流〉とは、文学についての一方向的な影響ではなく、異文化に立脚した文学同士の〈双方向〉的交流を言います。今日、世界の人々が、日本文学を人間文化の果実の一つとして、新たな文学・文化の可能性を見出そうとしています。そもそも「日本文学」とは何か、翻訳とは何か――。そして、日本文学が海外の文学・文化・社会に与えた影響や、日本文学と海外文学が出合うことで誕生したハイブリッドの文学や、日本文学と海外文学と提起する人間の普遍的テーマを見つめるとともに、文学を通じて異文化間の相互理解を深めるための道しるべが本書です。