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前期オンライン授業の対応について

保証人の皆さまへ 前期オンライン授業の対応について

本学は、新型コロナウイルス感染症(COVID -19)拡大の状況を受け、学生の皆さんの健康と安全を確保することを目的として、2020年度前期授業開始日を5月1日(金)に繰り下げることとしました。

教室等での対面による授業を安全に実施できる時期の見極めが非常に困難であることから、5月1日(金)から開始した本学の前期授業は、オンライン化が困難な授業を除き、原則として学期終了まですべてオンライン形式で実施しています。

オンライン授業を展開するにあたり、運営の工夫や配慮した点などについて、内田 達也教授(国際政治経済学部 国際経済学科、副学長(広報及び将来構想担当))に聞きました。

困難を工夫で乗り越え、全授業をオンライン化

全学部・全学年の前期の授業を、5月1日(金)から原則としてすべてオンラインでスタートしました。実験や実習を伴うオンライン化が難しい科目についても、工夫によって、多くの科目がオンライン化を果たし、予定科目のうち約90%が開講されました。

準備にはまず、授業支援システムとして従来より本学で稼働していた「CoursePower」を用い、加えて動画配信システム「Webex」を導入しました。その上で、情報メディアセンターが「オンライン授業支援サイト」を開設して、CoursePowerとWebex の利用方法や、連携方法などの情報提供を順次行っていきました。この情報提供は現在も更新しています。オンライン授業の実施にあたり、教員も学生も必要な機材をそろえて、システムをインストールしなければなりませんでしたが、通信環境は人それぞれです。その中で、新しいシステムを運用できるようにすることは、簡単ではありませんでした。

さらに、政府による緊急事態宣言の発令後は、キャンパスへの入構が全面禁止されたため、対面でのサポートも残念ながらできませんでした。学生ポータルやオンライン授業支援サイトで分かりやすく伝えようと努めましたが、学生の皆さんには多くの苦労があったと思います。特に、まだキャンパスにも、本学の情報システムにもアクセスしたことのない新入生を、どのようにしたらオンライン授業の受講が可能になるように導けるか、本学の多くの事務職員や、学部の教員たちが知恵を絞りました。新入生たちの学習への熱意もあって、現在、新入生も滞りなくオンラインでの授業に参加できています。

配信側の配慮と受講生の意欲で充実の授業を

オンライン授業は、(1)ライブ講義を行うリアルタイム型 (2)収録動画を視聴してもらうオンデマンド型 (3)課題の配信による自己学習型の3種類です。私の授業は基本的にリアルタイム型で、事前に作った資料を提示するだけでなく、ホワイトボードを投影して、図やグラフを展開していきます。学生と対話しながら授業を進めていきますが、対話の環境が対面授業とは異なる難しさがあります。また、オンライン上では全体の雰囲気や個々の学生の反応がつかみづらく、画面の使い方の工夫も必要です。学生や教員がそれぞれの場所で、それぞれの機器で授業にアクセスしているので、授業の雰囲気も含めた、授業にとって適切な「場」をどのようにつくるかが大きな課題です。一方で、学生は録画された授業を見直したり、提示される資料が各自の画面に大きく表示されるなど、オンラインならではの利点があります。今後、オンライン授業と対面授業のそれぞれの利点が徐々に明確になっていくでしょう。

今回は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止のために、オンライン化を急ぎましたが、近い将来、通信環境として5Gが普及する時代が到来します。オンラインをどのように活用するのか、オンラインを用いた発展的で効果的な教育を実現するための一歩を大きく踏み出したと考えています。