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狂言「蚊相撲」-芸能と日本の感染症

(写真上)大藏氏 (写真下)狩野氏

(写真上)大藏氏 (写真下)狩野氏

狂言「蚊相撲」-芸能と日本の感染症

第3回 2019/4/20(土)

◆企画概要
4月25日の世界マラリアデーを記念して、認定NPO法人Malaria No More Japanの協力で実施する。とりわけ室町時代に成立以来、とりわけ武士階級の「笑い」の場であった「狂言」で650年前より上演される「蚊相撲」の演目上演を通じて、日本で蚊そして蚊を媒介する病気がどのように表現されてきたのか、また日本におけるマラリアの歴史と合わせて考える。
イベント出演者・登壇者(想定):(アイウエオ順、敬称略)
大藏 基誠(能楽師狂言方)
狩野 繁之(国立研究開発法人国立国際医療研究センター研究所 熱帯医学・マラリア研究部長)
長島 美紀(認定NPO法人Malaria No More Japan)

◆プログラム概略
11:00 飯島先生より団体紹介
11:05 Malaria No More Japanより狂言の紹介
11:10 狂言の演目(出だしの演出、上演、狂言に関する説明を含め) 合計50分
12:00 狩野先生より「日本の古典から読むマラリアの歴史」(狂言に関する説明、意味なども紹介)
12:25 終了挨拶

◆参考:狂言「蚊相撲」
狂言の曲名。大名狂言。
相撲が武士のたしなみであり、社交に欠かせなかった時代、大名(シテ)は相撲取りを抱えようと、太郎冠者に命じて街道から相撲自慢を連れてこさせる。さっそく腕試しと相撲に及ぶが、大名は相手に触るか触らないかのうちに目をまわして倒れてしまう。相撲取りの出身地が江州守山、蚊の名所と聞いて蚊の精(嘘吹の面を使用)だと気づき、行司の太郎冠者に扇であおがせ、風にふらふらする蚊の精を打ち負かす。
相撲は、農耕神事からおこり、宮廷儀式の時代を経て、中世に入り尚武の手段となり、やがて大衆娯楽の側面をもつようになるが、その過渡期の断面を愉快に描く。

◆参考:ZEROマラリア2030キャンペーンとは
2017年4月25日の世界マラリアデーを契機に生まれた日本発のキャンペーン。
事務局を認定NPO法人Malaria No More Japanが担う同キャンペーンは、実行委員会形式で運用されており、企業や国際機関、研究者、政府はもちろん、著名人、メディア、市民組織、協力団体など、幅広い分野と連携し、蚊が運ぶ病気とは何かをわかりやすく伝えるとともに、キャンペーンを通じて具体的なアクションや支援プログラムなどを展開します。

プロフィール

能楽師狂言方・奈良観光大使
大藏 基誠 [Motonari Okura]


狂言の舞台を中心に現代劇や映画などでも幅広く活動する若手能楽師。狂言方の2大流派の一つ「大藏流」宗家25世大蔵彌右衛門の次男。祖父である24世大蔵彌右衛門と父に師事。4歳8ヶ月で「以呂波」にて初舞台を踏み、今日まで日々研鑽を積み続ける。
伝統を重んじながら狂言の普及活動を精力的に行いつつも、柔軟な姿勢と発想で、その活動の幅は狂言だけに囚われず「伝統文化と様々なジャンルとのコラボレーション」をも図り、日々、日本の文化の新境地を開拓している。
能楽師としての顔以外にも俳優や脚本家として顔を持つ。代表的な作品として2017年に東京と大阪で開催された舞台「舞台THE FAC-TORY」では「舞と踊りの違い」をテーマに名優 横内正、下條アトム、松尾貴史を始めとする名だたる俳優や各ジャンルの雄を迎えた舞台をプロデュース。
加えて、TOKYO MXを始め全国26局地上波ネットで毎週放送されている「THE FACTORY TOKYO」でメインキャストとして出演中。その他にNHKラジオやインターネットラジオ「sora✗niwa」でレギュラー出演するなど積極的にメディアにも出演。
2017年4月25日にはMalaria No More Japan主催イベントに参加、蚊相撲の抜粋を上演した。

国立研究開発法人国立国際医療研究センター研究所熱帯医学・マラリア研究部 部長
医学博士(群馬大学)・名誉博士(熱帯医学・マヒドン大学)
狩野 繁之


専門は熱帯医学・寄生虫学。JICA、WHO、Global Fund、APLMAなどの国際的なマラリア対策支援活動に長く係わり、わが国の国際保健医療政策で成果をあげている。
1986年 群馬大学医学部卒業。1991年 群馬大学大学院医学研究科博士課程(寄生虫学専攻)修了、医学博士。同年より群馬大学医学部寄生虫学教室に勤務。助手、講師、助教授を経て1998年に国立国際医療センター研究所適正技術開発・移転研究部(名称当時)部長に就任、2010年から現職。
日本熱帯医学会理事長、日本国際保健医療学会理事、日本渡航医学会理事、日本寄生虫学会理事、
日本臨床寄生虫学会理事/事務局長、日本感染症学会評議員、世界熱帯医学者連盟拡大理事、他。