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シミュレーションで映像やものを作るコンピュータグラフィックスの世界

青山学院大学<br>理工学部情報テクノロジー学科准教授 <br>楽 詠灝[YUE, Yonghao]

青山学院大学
理工学部情報テクノロジー学科准教授
楽 詠灝[YUE, Yonghao]

シミュレーションで映像やものを作るコンピュータグラフィックスの世界

第4回 2020/7/18(土)

青山学院大学理工学部情報テクノロジー学科准教授 楽 詠灝 [YUE, Yonghao]

 テクノロジーにおけるシンセシスということで、コンピュータグラフィックス(CG)における映像生成技術やものづくり技術について解説します。映画や広告、ゲーム、VR、医療など、CG は今や身近なものです。その背後には、様々な数理を駆使した、モノの見え方やモノの動きを予測するシミュレーション技術、計算機で形をデザインするための技術が使われています。計算機で映像を生成するには、物体の形状や質感情報、光源情報、カメラの情報を入力として、シーン中での光の伝播をシミュレーションします。写実的な映像生成には、物体から反射された光が他の物体を照らす相互反射の効果を考慮します。動きのある映像を生成するには、剛体やばね、流体などの様々な物性をモデル化して力学シミュレーションを行います。また、こうしたシミュレーションが可能になると、その逆問題として、目的の光学現象を実現する物体や目的の力学制約を満足する物体の設計法を考えることができます。本講義ではこうした技術を概観していきます。

プロフィール

青山学院大学理工学部情報テクノロジー学科准教授
楽 詠灝[YUE, Yonghao]


青山学院大学理工学部情報テクノロジー学科准教授。2011年東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻博士後期課程修了。博士(情報理工学)。日本学術振興会海外特別研究員(米国コロンビア大学)、東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻助教を経て現職。光学や流体などの物理シミュレーションやその形状設計への応用等を中心にコンピュータグラフィックスの研究に従事。