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コロナ時代を経た新しいメンタルヘルス
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![つくば心療内科クリニック<br>前村 沙都子 [MAEMURA Satoko]](https://www.aoyama.ac.jp/wp-content/uploads/2021/04/無題.jpg)
つくば心療内科クリニック
前村 沙都子 [MAEMURA Satoko]
コロナ時代を経た新しいメンタルヘルス
第2回 2021/10/23(土)
つくば心療内科クリニック 前村 沙都子 [MAEMURA Satoko]
メンタルヘルスは「精神的健康」や「こころの健康」と称されることが多いですが、その意味するところとしては「精神的に不調ではないこと」に加えて「健康であること」、すなわち「いきいきと自分らしく生きること」といったポジティブな意味合いも含まれます。しかしコロナ時代には多くの方が、その「自分らしさ」を制限され「いきいきと」生きにくかったのではないでしょうか?コロナ以前からも、社会の変化は激しく、玉石混合の様々な情報があふれ、メンタルヘルス不調の増加については懸念されていました。それに加えて見通しが立たない状況の中で不安や混乱も生じやすく、非常に難しい時代を現在の私たちは過ごしています。
そこで今回の講義では、「メンタルヘルス不調について理解する」ことと同時に「いきいきと自分らしく生きる」という2つの観点からお話ししていきます。
「メンタルヘルス不調について理解する」ことは、時代背景にかかわらず不調のサインへの早めの気づき、早期対応・早期回復について役立ち、自分自身だけでなく、家族や友人など周囲の方への理解、支援、助け合いへもつながっていきます。
また「いきいきと自分らしく生きること」について、私自身は心療内科でのカウンセリングや企業のメンタルヘルス対策に関わる中で、「いきいきと」も「自分らしく」も、とても身近でごくごく当たり前の中にもあると考えています。ただ、今までは対処できていたことが現在の制限の多い中では難しくなり、より不調に陥りやすくなっていることを日々体感しています。特別な内容というよりも身近で手近ですぐにできそうなことこそメンタルヘルスに役立つと考えていますので、皆さまの「自分らしく」を共有しながら講義自体を「いきいきと」した時間にできれば、そして参加者の方のメンタルヘルスの維持・向上の一助となればと願います。
プロフィール
つくば心療内科クリニック
前村 沙都子 [MAEMURA Satoko]
筑波大学大学院博士課程体育科学研究科満期退学
放送大学大学院修士課程文化科学研究科臨床心理プログラム修了
(公財)林精神医学研究所 岡山EAPカウンセリングルーム課長を経て
現在、医療法人イプシロン つくば心療内科クリニック勤務
専門分野:臨床心理学、産業心理学 資格:公認心理師、臨床心理士