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知識創造ワークショップ:ソフトウェア開発現場で流行りの「アジャイル」手法で学ぶ

青山学院大学<br>社会情報学部准教授 <br> 松澤 芳昭 [Yoshiaki Matsuzawa]

青山学院大学
社会情報学部准教授
松澤 芳昭 [Yoshiaki Matsuzawa]

知識創造ワークショップ:ソフトウェア開発現場で流行りの「アジャイル」手法で学ぶ

第4回 2018/11/10(土)

青山学院大学 社会情報学部准教授    松澤 芳昭

近年、 情報技術の分野では、囲碁や将棋でプロを負かすようになったディープラーニングという人工知能の応用ソフトウェアが話題となりました。次の関心は、人工知能が人間の知能を超えるのはいつか、ということになり、その時を表す「シンギュラリティ」という言葉が、一般に使われるようになりました。この言葉の流行と同時に、人工知能が人間の仕事を奪うのではないか、という問いも現実味を帯びてきました。この、人類にとってある意味の「脅威」に際して、我々はどのように対処していけばよいのでしょうか。

私の研究分野である、ソフトウェア科学と学習科学では、今回の人工知能ブームが起こる前から、技術進化が人間の仕事に変革をもたらすことを前提として、人類が行う仕事としては最後の砦となるであろう「知識創造」 についての議論を続けてきました。ソフトウェア科学では、ソフトウェア開発を知識創造の継続的な繰り返しと考える、アジャイルソフトウェア開発という手法の研究が進められています。学習科学の分野では、子どもたちの学習を継続的な知識創造の繰り返しと考える、Knowledge Buildingという教育哲学の研究が進められています。ソフトウェア開発と教育、一見全く違う研究分野に見えますが、これらは野中郁次郎先生の知識創造論を援用し、議論を進めているという共通点を持ちます。異分野融合は、知識創造論において必要なだけでなく、社会情報学部らしい問題解決アプローチともいえます。

本講座では、この21世紀の情報社会を豊かに生きるための人間の役割について、「知識創造」をキーワードにし、ワークショップを交えながら議論していきます。

プロフィール

青山学院大学 社会情報学部准教授
松澤 芳昭 [Yoshiaki Matsuzawa]


2002年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。2007年同後期博士課程単位取得退学、博士(政策・メディア)。2008年より静岡大学情報学部特任助教、同学部助教、講師を経て、2017年より青山学院大学社会情報学部准教授。情報システム学を応用したユーザ中心のソフトウエア設計と開発、情報教育、学習科学の研究に従事。日本教育工学会、情報システム学会、教育システム情報学会各会員。