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在学生&卒業生からのメッセージ

MESSAGE FROM CURRENT STUDENTS 在学生からのメッセージ

理論だけでなく、経営実践を通じて、 ビジネスの場でも活用できる知識が習得できます

 私は、経営学科の竹田ゼミでサプライチェーンマネジメントについて学んでいます。サプライチェーンとは、生産から販売へと至る供給の連鎖のことを指します。その過程には様々な企業が関わっていて、ある企業が利益を取りすぎたり、在庫を持ちすぎたりすると流通を効率的に行うことが困難になるのです。SDGsとの関連性が深く、企業戦略を考えるうえで不可欠なこの分野の学びから、将来は物流のマネジメントに携わる仕事に就きたいと考えるようになりました。
 高校生のときは、企業経営とマーケティングの両方に漠然と興味を持っており、学んでいく中でやりたいことを見つけていこうと考えていました。私は経営学科に所属していますが、入った学科にかかわらずもう一方の学科の科目も履修でき、どちらの学科のゼミも選べる点に魅力を感じ、青山学院大学経営学部を選びました。
 経営学科では理論だけでなく、経営実践を通じて、ビジネスの場でも活用できる知識が習得できます。1年次に履修したマネジメント基礎という講義では、マネジメントゲームという実際に企業を運営するゲームを行います。生産個数や給料、投資など細かいところまで戦略を立てるなかで、実践的な企業経営について学べるのです。2年次に履修したある科目では、単に良い商品を安く作るだけでは、モノは消費者まで届かず、経営が行き詰まるということを知りました。自社の利益だけを考えるのではなく、サプライチェーン全体の最適化を図ることが大切であることを学びました。この講義の学びをさらに深めたいと思い、サプライチェーンを専門とする現在のゼミに入りました。
 青山という立地は流行の最先端にあり、大学生活がとっても充実しています。また、企業の本社がたくさんあり、企業見学なども実施されていて、ビジネスに対する意識が高められる環境も気に入っています。

千葉 遥奈さん
Haruna Chiba
経営学科

行動力のある友人たちと 切磋琢磨し合い、成長を実感しています

 高校生の時に経営学に興味を持ち、都心で学習環境が整っている青学の経営学部に入学しました。マーケティング学科を選んだのは、マーケティングに興味があったことに加え、マーケティングを座学(講義)とPBL型(課題解決型学習)の両方の講義から学ぶことができる点に惹かれたからです。
 マーケティング学科では、一年生からPBL型の授業を通して基礎を学び、二、三年生でより深いマーケティング理論を学ぶようになります。青学にはマーケティングに関する様々な講義があるため、それぞれの講義で新たな視点からの学びを得ることができ、マーケティングについて多面的な視点で理解することができます。これまでの講義で得た知識をどのようにして再び実践に応用していけるか、今まさに試行錯誤しているところです。
 その一つの試みが、SBSLという、経営学部生の学生生活をより良くすることを目的とした学生団体での活動です。SBSLでは、経営学部の新入生同士の交流を深めるイベントの開催や、オープンキャンパスの運営、そして社会貢献プロジェクトの企画・運営を主に行っています。私が取り組む地方活性化プロジェクトは、愛知県田原市の認知度を高めることを目標としたプロジェクトで、名産品である野菜やお花の寄付をいただき、田原市とのコラボメニューの学食販売を行ったり、青山学院幼稚園の卒園式を田原市のお花で飾ったりという活動を行いました。学食企画では、マーケティングの講義で学んだ「売れる仕組みづくり」を意識し、学生に興味を持ってもらえるようなメニューを考えるところに、特に力を入れました。こうした活動を通し、田原市の認知度向上への貢献だけでなく、学生が地方に目を向けるきっかけを作ることができたのではないかと思います。
このSBSLの活動のように、青学には行動力のある学生が多く、切磋琢磨し合える友人と出会うことができます。青学での充実した学習環境と、今の友人たちとの出会いが、自身の成長に繋がったと感じています。

酒井 菜々子さん
Nanako Sakai
マーケティング学科

MESSAGE FROM GRADUATES 卒業生からのメッセージ

「生きていること、あなたの在り方こそが広告そのものである」という言葉が印象に残っています。

 高校時代にワールドカップの試合を見てスポーツが人の心を一つにすることに感動しました。スポーツを起点に何かできるのではという思いから、スポーツ・ビジネスの現場で働く将来を描いて経営学部を専攻しました。卒業後は念願のJリーグのクラブチームに就職、現在は日本財団パラスポーツサポートセンターでスポーツを通じたダイバーシティ&インクルージョン社会の実現のために働いています。
 経営学部は幅広い知識を得られるだけでなく、学びの選択肢が多いと感じました。「広告論」担当の小林保彦先生のゼミは自由な発表と意見交換がすべて受容される場で、社会全体を見据える視点や、先を見通す力を持てるようになりました。「生きていること、あなたの在り方こそが広告そのものである」という言葉が印象的に残っています。
 「スポーツマネージメント」の宮崎純一先生の授業では、スポーツ・ビジネスの現場で活躍する方々、メーカーやスポーツチーム、メディアのスポーツ局などが毎回ゲストとして招かれ、困難や課題にどのように向き合い解決したかなど「生きたビジネス」の話を聞くことができました。これにより、現場で必要なスキルや能力を理解し、自分の進路を決める際に大いに役立ちました。
 在学中は、全日本大学サッカー連盟にスタッフとして所属し、サッカーリーグの運営を担いました。大学で学んだことを現場で実践し、失敗したら学びに戻りまた実践する。学びと実践をフィードバックし、補填し合う日々の繰り返しでした。
 これらの活動を通じで私が学んだことは、組織は全員が尖っていては絶対に成り立たず、特性を持つ人々をまとめて、その人たちのスキルをさらに伸ばしていく役割、いわゆるファシリテートする人が絶対に必要だということです。そしてそれは、多様性あふれる現代において最も求められる役割だと感じています。選択肢があふれていることの尊さ、そしてその中でたゆまぬ努力によって輝く学友たちの多様な才能の数々。経営学部の恵まれた環境によって育んだ、ファシリテーターという役割こそが、いまの「私の在り方」です。

影山 範子さん
Noriko Kageyama

2010年 経営学科卒業
公益財団法人日本財団パラスポーツサポートセンター
推進戦略本部 プロジェクトリーダー

いまの自分の形成に役立ったのは、「過去を超える」というゼミでの目標と経験。

 学生時代を振り返って一番面白かったのは、中内先生のゼミです。経営戦略と組織論を学ぶ中で、ゼミには「過去を超える」というコンセプトがありました。卒論でも発表でも前の先輩や過去の自分を超えるものを作らなければという意識のなかで仲間達と切磋琢磨しました。
 先生のゼミに参加したいと思うようになったのは、1、2年時の経営戦略概論で「コカコーラとペプシの100年戦争」のような経営事例を学んだことがきっかけでした。もともと歴史が好きで、企業の社史やドキュメンタリーも読んでいましたが、先生が紹介した事例は、伏線やターニングポイントを経て最終的な結末に至るプロセスがまるで推理小説のようで、面白くてもっと学びたいと思いました。
 ゼミは企業経営の成功や失敗例が載る『ケースブック』を読んで、グループ・ディスカッションをするのがメインでした。運営自体もゼミ生に任されていたので、組織論としての学びのインプットとともにアウトプットも同時に行える環境でした。私はゼミ長を務めたことで、やりがいもあり楽しい時間を過ごしました。ゼミ生同士の仲も良かったので、ゼミ後によく食事会もしました。
  現在、私はキヤノンの中でも商社のような部門で働いており、最近は台湾や中国など海外のメーカーと一緒に日本でB to Bビジネスをスタートさせる機会が増えています。複数の組織が一つのチームとしてビジネスに取り組む際に、どのようなリーダーシップが求められるか、どのようにコミュニケーションを取ればよいか、そしてマネジメントはどうすればいいか、経営学部のゼミで学んだことが役立っています。
後輩に伝えたいこと、それは「自分にできる事」を決めつけないでほしいということです。大学生活では本当にさまざまな非人や環境に出会い、それまで考えもしなかったことにも沢山熱中しました。それらの経験を経て「自分にできる事」が圧倒的に増えたと感じます。学生生活だけでなく、色々なことに踏み出していってほしいと思います。


山川 凜さん
Rin Yamakawa

2021年 マーケティング学科卒業
キヤノンマーケティングジャパン株式会社