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在学生&卒業生からのメッセージ

MESSAGE FROM GRADUATES 卒業生からのメッセージ

卒業生インタビュー 稲垣 克一

東京・私立学習院高等科出身
株式会社JTB 勤務

-第一期生として過ごされた4年間ですが、入学当時、どのような学部生活を過ごしたいと思っていましたか? また、それが実現できたと思いますか。

「新しいことに積極的に取り組む大学生活にしたい」と考えていました。中学・高校と6年間、気の合う友人たちに囲まれ、楽しい学校生活を送りながらも、新しいことに積極的に取り組まなかったので、大学では心機一転してさまざまなことにチャレンジしたいと考えました。大学4年間を振り返って、結果として自分なりには、新しいことに以前よりも積極的になれたと思います。

-学部での学びの柱になっている学部留学についてお聞きします。なぜ、その留学先を選んだのかを教えてください。また、留学で何を学び、何を身につけたいと思いましたか? 成長を感じる点もお答えください。

留学先:カセサート大学(タイ)

タイのカセサート大学で「観光学」を学びたいと思いました。それはタイでは観光学の研究が進んでいると聞いたからです。観光学を学びの「柱」にすえ、産業の側面から学びました。留学前は海外で生活することに対して、大きな懸念を抱いていましたが、多様な背景をもつ学生たちと同じ環境下で学ぶうちに、異文化に対する抵抗感がなくなり、たくましくなったと感じています。それはさまざまな場所を訪れたり、ハプニングに対処したりといった経験を積み重ねたことで、動じないようになれ、対応力がついたからです。社会人になる前にこのような経験を得ることができたのは、世界観が広がるという意味でとても大きなことでした。

-就職活動についてお聞きします。就職先の企業や、その職種を志望したきっかけや動機、理由を教えてください。青学で過ごした4年間の経験や留学体験が進路設定にどのような影響をもたらしたと思いますか? また、夢や抱負、将来への展望などをお聞かせください。

就職した株式会社JTBは私自身最も興味があり、かつその興味に裏付けされた強みを発揮できる企業・職種であると考えました。また、自分の行動に対して、周りから感謝され、喜んでもらえることが何よりのモチベーションでした。これらが合致するのは、旅行にまつわる業界であると考えました。元々、観光学に興味はもっていましたが、2年次に観光学ゼミを選択し、留学先で観光学を学んだことで、観光に関わる仕事に就きたいという進路の方針が固まったと思います。今後は、「人の役に立ち、感謝されること」を実現できるよう、努力していきたいです。入社してからは主に、「国内海外問わず、地域の魅力を見つけ、発信していくこと」と「現状よりもっと気軽に観光を楽しめるようになるための仕組みづくり」の実現に向けて努力し、会社の一翼を担えるようになることが目標です。

-GSCでの4年間の学びとご自身の成長を振り返り、1~4年次ごとに成長を実感された(できた)ことと、その理由をお書きください。

▼1年次
毎日の英語の授業と高校までとは異なる専門的な授業についていくことに必死でした。課外活動では、中学から続けている陸上競技にのめりこみました。サークル(青山陸上愛好会) に入り、さまざまな大会に出場し、自己記録をどんどん更新することができた、とても充実した1年でした。

▼2年次
人生初めての留学。慣れない環境でも自分で考え、対応する力を獲得しました。留学体験は大学生活の中でも、最も大きな財産となりました。

▼3年次
ゼミナール活動において、副ゼミ長を務めました。これまで経験してこなかった「役職を担う」ことに挑戦し、ぜミ長や同期からの助け、先生からもアドバイスをいただき、運営できたことは大きな経験値となりました。

▼4年次
副ゼミ長としての活動と就職活動、そして卒業論文を執筆できたことは大きな自信となりました。両立することは簡単ではありませんでしたが、「中途半端にならないようにする」という点だけは自分の中で守り、上手く工夫しながらすべてに手を抜かず、真剣に取り組み続けました。

-将来の後輩になる受験生、高校生にエールをお願いします。

大学は中学や高校とは異なり、「自分がチャレンジしたいこと」に愚直に向き合える場所です。大学生としての時間を有意義に過ごせるよう、将来何を学び、何をしていきたいのかを高校生のうちから考えてください。GSCには、多彩な分野の先生方がいらっしゃり、多様な個性をもった学生がいます。この学部で一生懸命取り組むことで得られる知識、経験、何よりかけがえのない友人たちは、皆さんの人生の中で間違いなく貴重な財産になります。ぜひ、GSCに入学して、自分自身の興味や関心を深く追究してください。皆さんが私たちの後輩となってくれることを楽しみにしています。