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在学生&卒業生からのメッセージ

MESSAGE FROM GRADUATES 卒業生からのメッセージ

卒業生インタビュー 山田 和哉

北海道・私立札幌日本大学高等学校出身
進学先 Washington University in St.Louis(アメリカ)

-GSCに進学した動機や理由を教えてください。

高校2年生の時にカナダへ留学したことが大きなきっかけとなりました。世界各国の人々と交流したことで自分の価値観に変化が生まれ、その留学経験を活かして、国際的な分野を幅広く学びたいと思ったからです。また、留学を機に建築学に興味を抱き始めていたので「空間情報学」が学べることも魅力的でした。

-4年間過ごしたからこそ感じるGSCの魅力を教えてください。

一番の魅力は学部留学だと思います。言語の習得ももちろんですが、留学する意義とは、自分の知らないコトやモノ・ヒトを知ることではないでしょうか。日本に住んでいると常識やステレオタイプにしばられ、批判的に物事を考えることが難しいように思います。GSCではアジアに目を向けたプログラムを提供してくれます。それには、批判的思考力を養うことや異文化を受け入れる順応力を身につけてほしいという意図があると感じています。

-学部の柱である学部留学についてもう少し具体的にお聞きします。留学した大学名となぜ、その留学先を選んだのかを教えてください。また、留学で何を学び、何を身につけたいと思いましたか? 成長を感じる点もお答えください。

留学先:タマサート大学(タイ)

タマサート大学を選んだ理由は、ランシットという場所にある大きなキャンパスで、現地の学生と交流したいと思ったからです。留学先には建築学部があり、建築の基礎知識を英語で身につけたいと考えていた私にとって、理想的な環境でした。学期末には香港理工大学と合同発表会を行い、私たちのグループが表彰されました。努力は実るのだと実感し、その後の励みにもなりました。成長できた点は、コミュニケーション能力が上がったことと、異なる環境でも順応していけるタフさが身についたことです。

-進学先大学院をめざされた動機や経緯、また、大学院ではどのような研究テーマを探究されるご予定なのかを教えてください。

2年次にゼミナールを決める際、岡部篤行先生に将来、建築関係の仕事に就きたい旨を伝えたところ、米国の大学院進学をご提案いただきました。それまで、大学院進学という考えを全くもっていなかったので、戸惑いながらも視野が大きく広がっていきました。進学先では、GIS(地理情報システム)を応用して災害に強い建物設計を探究していきます。卒業後は、国際機関で働き、災害に苦しむ途上国の人々のために安価で安全な建物をデザインしていきたいです。いずれは日本に戻り、地震や津波だけではなく、あらゆる自然災害に柔軟に対応できるような建物を実現し、社会貢献していきたいと考えています。

-GSCでの4年間の学びとご自身の成長を振り返り、1~4年次ごとに成長を実感された(できた)ことと、その理由をお書きください。

▼1年次
週6コマあった英語の授業「Academic English」が印象深いです。毎日、英語にふれるので成長が実感でき、クラスの仲間とお互い励まし合える関係性も築けました。

▼2年次
空間的なことを扱う講義に興味があり「応用空間情報学」や「空間分析」など、空間情報学に焦点を当てて学習。進路も明確になってきたので、目標を実現するためには何を勉強するべきかを考えて履修しました。

▼3年次
留学を通して、自分の目標を明確にすることができました。2017年地理情報システム学会でポスター発表を行ったことはいい思い出です。

▼4年次
ゼミナールが本格化し、8月のゼミ合宿では、仲間との絆がさらに強固なものに。長かった大学院準備が終わり、無事に結果が届いた時に、今までの努力が無駄ではなかったと強く実感しました。