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ノロウイルス
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ノロウイルス
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臨床症状
感染性病原体による嘔吐・下痢を主症状とする感染症です。
秋から冬にかけて特に流行します。
嘔吐と下痢により脱水症状が生じることもあります。感染しても発症しない例や、軽い風邪のような症状の例もあります(発熱することもあります)。 -
感染経路
ノロウイルスが付着した手指や食品等を介して経口感染し、人の腸管で増殖し症状を起こします。また、乾燥して空中に舞いあがったウイルスによる飛沫感染もあります。
非常に感染力が強く、極わずかな量のウイルスでも感染します。 -
発症から治癒までの経過
潜伏期間は1~2日程度、有症期間は平均24~72時間と言われています。症状消失後も3~7日間程度は便中にウイルスが排出されるため、感染源となります。
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治療
ワクチンや特効薬がないため、対症療法中心となります。治療の基本は十分な休養ですが、下痢と嘔吐が続く間は、水分補給を十分行い、脱水を防ぐことも重要です。体力を消耗しないよう、栄養補給も大切です。症状が強い場合は、早めに医療機関を受診してください。
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予防策
・感染予防には、流水と石鹸による十分な手洗いが重要です。指と指の間をよく洗い、水道水で30秒以上しっかり洗いましょう。
・カキやしじみ等、二枚貝を調理する際には、食品の中心部まで十分加熱しましょう。
・嘔吐物や便を適切に処理することが重要です。
排泄物の処理をする場合には、使い捨ての手袋やマスク、エプロンを着用し、処理する人が感染しないよう注意し、消毒はアルコールではなく塩素系漂白剤(500ccの水に次亜塩素酸ナトリウムペットボトルキャップ2杯の濃度)を使用してください。
※市販品のハイター・ミルトン等で代用できます。