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2015年度 成果刊行物

戦争・詩的想像力・倫理

編著者 伊達直之、 堀真理子、佐藤亨、外岡尚美
刊行年月日 2016年3月30日
出版社 水声社
価 格 3,500円
プロジェクト名 現代詩・演劇と戦争・紛争・災害──癒しの倫理と表現の探求
所属研究部 人文科学研究部
目 次
  • ・まえがき
  • ・一九二〇年代建国期のアベイ劇場──ロビンソン、オケイシー、イェイツと戦争の記憶
  • ・黙示録的時代を見据えて──第二次世界大戦後のサミュエル・ベケット
  • ・北アイルランド紛争とギリシア悲劇──シェイマス・ヒーニー『トロイの癒し──ソポクレス「ピロクテテス」一変奏』をめぐって
  • ・痛みの唯物性について──イラク戦争とアメリカ演劇の<倫理>を問う
  • ・あとがき
 紹介文  本書は欧米の演劇作品から、20~21世紀の戦争がおこした戦中・戦後のトラウマ的状況にあって、困難と抑圧の状況に向き合う姿勢、 その乗り越えを描いてきた著名な作品や試みを選びだした上で、その作品の意義を「癒し」への希求とこれを統御する「倫理」の視点から問い直したものである。
「癒し」とこれを巡るさまざまの立場からの「倫理」的正しさの判断は、時に激しく相克し暴力的な緊張関係にも発展する。 20世紀の前半から21世紀の初頭までを4つの時期に分けて俯瞰しつつ、時代と国々の個別のコンテクストを精読して得られた知見は、戦争やテロの困難な暴力的現実に対峙する、 現代の我々の判断と行動にも大きな示唆を与えると考える。

3.11以降の世界と聖書──言葉の回復をめぐって

編著者 福嶋裕子、大宮謙、左近豊、スコット・ヘイフマン(共同執筆者)
刊行年月日 2016年3月25日
出版社 日本キリスト教団出版局
価 格 1,700円
プロジェクト名 3.11以降の世界と聖書──言葉の回復をめぐって
所属研究部 キリスト教文化研究部
目 次 まえがき

 

第1章
記憶と証言

 

第2章
創造から新しい創造へ──イエス、審判、そして津波・福島災害

 

第3章
混沌の記憶と言葉の回復──危機を生き抜く信仰者と教会

 

第4章
嘆きの記憶と言葉の回復──哀歌におけるimprecationについて

 

第5章
絶望の記憶と言葉の回復──イエスの湖での奇跡をめぐって

 

第6章
苦難の記憶と言葉の回復──パウロの使途としての苦難とⅡコリント2:14-16aの重要性

 

第7章
死者の記憶と共同体の回復──ヨハネ黙示録の修辞的・歴史的分析

 

第8章
技術から見る人間の回復──プロメテウスの火と技術をめぐる聖書解釈への展望
初出一覧

 

あとがき

 紹介文  本書の特徴は、東日本大震災を経験した方々の証言と聖書解釈を一緒に掲載したことである。プロジェクトが始まったときから、このことは計画していた。聖書自体が「神を信じた人々の証言の書」だと言われることもある。
しかしそれら「証言」とは何であろうか。
証言者は、自分の身に起きたことをできるだけ正確に相手に伝えようとする。だが伝わらないことがある。特に極限状況を生き延びた場合、伝えることができないもどかしさが出てくる。
聖書に『哀歌』という書がある。これは紀元前六世紀のエルサレム崩壊を体験した人々が、その苦難のなかから発した言葉を集めたものと考えられる。過酷な体験を言葉にすること、その言葉を書き留めること、それらの言葉を読むこと。そのひとつひとつの行為をとおして記憶に刻みつけられ、希望へと変えられるように願う。

国際刑事法の形成と日本法の受容・発信についての基礎研究

編著者 新倉修、安藤泰子、高佐智美、宮﨑万壽夫、Coop Stephanie、竹村仁美
刊行年月日 2016年3月31日
出版社 ──
価 格 ──
プロジェクト名 国際刑事法の形成と日本法の受容・発信についての基礎研究
所属研究部 社会科学研究部
目 次 1本研究プロジェクトの目的

 

2中間報告

 

3検索データベースの設計

 

4国際刑事裁判所の法情報支援プロジェクト(ICC-Legal Tools Project,LTP)との提携契約

 

5検索データベースの資料

 

6今後の展開

 

参考文献

数学系講義を補完する自習システムの構築

編著者 寺尾敦、矢野公一、伏屋広隆、高村正志
刊行年月日 2016年3月31日
出版社 ──
価 格 ──
プロジェクト名 数学系講義を補完する自習システムの構築
所属研究部 自然科学研究部
目 次
  • ・報告論集の構成について
  • ・数学の講義を補完する自習ウェブサイトの構築
    (PCカンファレンス北海道2013 発表論文)
  • ・初等解析学の講義を補完する自習ウェブ教材の開発
    (CIEC 研究大会 2014 PC conference 発表論文)
  • ・初等解析学の講義を補完する自習ウェブ教材の開発
  • ・iBooks Authorで作成したデジタル教材への移植

機能性分子骨格ジアリールポリインの電子励起状態

編著者 鈴木正、武内亮、磯崎輔
刊行年月日 2016年3月24日
出版社 ──
価 格 ──
プロジェクト名 機能性分子骨格ジアリールポリインの電子励起状態
所属研究部 自然科学研究部
目 次 はじめに

 

第1章

序論

 

第2章

実験

 

第3章

ジフェニルポリインの二光子吸収

 

第4章
クロロジフェニルアセチレンの二光子吸収

 

第5章
1置換、2置換ジアリールアセチレンの二光子吸収

 

第6章
総括

 

研究発表

 

参考文献

 

謝 辞