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2024.07.26
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【経営学部】【経営学研究科】Emi Moriuchi客員准教授(アメリカ・ロチェスター工科大学准教授)が来校し、講演会を開催
2024年7月3日(水)、髙橋郁夫教授(経営学部マーケティング学科)と、10年ほど共同研究を行っているEmi Moriuchi客員准教授(ロチェスター工科大学 ビジネススクール准教授(Saunders College of Business at Rochester Institute of Technology))が、教員5人と大学院生11人に対して、研究報告しました。講演会開会にあたり、久保田進彦学部長(経営学部マーケティング学科)より歓迎のご挨拶がありました。
講演後の質疑応答においては、研究内容はもちろんのこと、欧米の研究動向や学術誌の査読システムの現状など、さまざまな話で盛り上がり、刺激的で有意義な時間を過ごしました。講演終了後、アイビーホールのフィリアにてランチ会も行いました。
講演会の前日には、学部生を対象に、Emi Moriuchi客員准教授による研究指導と講演も行われました。
■演題
Can humans and robots co-exist?: The role of robots in the service industry.
(人間とロボットは、共存できるか?サービス産業におけるロボットの役割)
参加した学生からのコメント
渡邉まりもさん(経営学研究科 経営学専攻 博士前期課程2年)
高級飲食店の顧客は、人間によるサービス提供を好む一方で、カジュアルな店の利用者は、ロボットが行うサービス提供を受け入れる傾向がある、という点が興味深かったです。将来、ロボットが人間の業務を補完、向上させる可能性があると捉えられているということを学びました。日本では人手不足問題の解決に役立つ可能性が考えられ、非常に刺激的な内容でした。
羽鳥なの香さん(経営学研究科 経営学専攻 博士前期課程1年)
講演の中で、高級飲食店の顧客はロボットによる接客を好まない人が多い、という内容が印象に残り、人間の接客には非代替性があると思いました。今後、ロボットに関する研究が進むことで、むしろ人間が持つ「人間らしさ」の価値についても考察が深まるのではないかと感じました。
LI SHIZHENGさん(経営学研究科 経営学専攻 博士前期課程1年)
ロボットの発展とそれに関する研究が紹介され、人とロボットの共存の重要性が強調されていたと感じました。また、質疑応答の中で、欧米に比べ日本の学術界では、ロボットに関する議論がまだ初期段階にあることなどが指摘されていたことも印象に残りました。私は、このような学術的な報告・討論の雰囲気に魅了され、研究の意欲を一層高めることができました。