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NEWS(総合文化政策学部)

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2022.12.15

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【終了しました】映像翻訳ラボの字幕担当作品上映(UNHCR難民映画祭、12月14日まで)

現在、第17回難民映画祭2022にて、私たち総合文化政策学部「映像翻訳ラボ」(宮澤淳一研究室)の学生9名が字幕を手がけた『物語は終わらない〜難民芸術家たちの革命〜』がオンライン上映中です。ご覧いただければ幸いです。

作品情報

物語は終わらない〜難民芸術家たちの革命〜(原題:The Story Won't Die) David Henry Gerson監督 / アメリカ合衆国 / 2021年 / 83分
言語 アラビア語、英語(日本語字幕つき)
字幕作成 青山学院大学総合文化政策学部「映像翻訳ラボ」履修学生9名(宮澤淳一教授担当:指導協力:日本映像翻訳アカデミー)
上映期間 2022年12月01日(木)〜12月14日(水)
申込受付期間 2022年11月1日(火)〜12月12日(月)23:55
参加費(視聴料) 2,000円より(匿名募金付きの料金設定もあります)
※視聴期間中、本作品を含む計6作品を何度でもご覧いただけます。
※なお、第17回難民映画祭2022では、限定的な会場上映もあります。

作品について

本作品は米国の映画監督デイビット・ヘンリー・ガースンによって、2021年に制作されました。現在、シリアでは多くの人々が避難を余儀なくされ危険な状況に晒されています。そのような現状に抗議し、自らの芸術活動を通じて問題に立ち向かおうとするシリアの若い世代のアーティストたちの群像を描く作品となっています。
ラッパーのアブ・ハジャルの活動を中心に、ミュージシャン、ビジュアル・アーティスト、ダンサーなど、シリアで活躍する様々なアーティストが登場します。彼らは命の危険を冒しながらもシリア国内で闘い、やがて他国に避難する決心をします。避難先はヨーロッパが多く、居住地を見つけてそこで暮らす人もいれば、難民キャンプで生活を送る人もいます。彼らは難民としての偏見を受けたり、避難先での活動が現地の人々の共感を得られなかったり、また、シリアに残された家族の身を心配したりと多くの苦悩を抱えながら日々を過ごします。自らの活動が本当に意味のあるものなのか葛藤し続けますが、それでも平和、自由、正義のために自らの経験をラップ、歌、写真や絵画、ダンスなどを通して表現し、戦争に対する異議を唱えます。

映像翻訳ラボについて

「ラボ」とは、総合文化政策学部固有の実習授業「ラボ・アトリエ実習」の略称です。「映像翻訳ラボ」(正式名「映像翻訳を通じて世界と関わる」)は、2010年度から継続しているプロジェクトで、宮澤淳一教授の指導のもと、日本映像翻訳アカデミーでの研修・指導協力を経て、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFFA)」や「UNHCR難民映画祭(UNHCR WILL2LIVE Cinema)」等で上映される作品の字幕作成に、毎年取り組んでいます。映画の字幕製作を通して「文化のプロデューシングやマネジメント」におけるその意義を理解するとともに、映像作品の理解力や調査能力を高め、外国文化や世界の諸問題への関心を深める努力をしています。今回の『物語は終わらない』は、このラボが手がけた32番目の作品です。