- ホーム
- 総合文化政策学部デジタルストーリーテリングラボの協働プロジェクトが「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」成果発表会開催
NEWS(総合文化政策学部)
- MENU -
POSTED
2023.05.22
TITLE
総合文化政策学部デジタルストーリーテリングラボの協働プロジェクトが「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」成果発表会開催

デジタルストーリーテリングラボは、2023年4月30日(日)青山キャンパスで協働プロジェクトの成果発表会「クジラに詳しくなれる!セミナー@青山学院大学」を開催しました。


セミナーでは、伊豆諸島の三宅島でザトウクジラが観測されるようになった理由を探る「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」(プロジェクト研究総括:国立科学博物館 田島木綿子 研究主幹)の最新の成果が発表されました。
このプロジェクトでは、ドローンを使用してザトウクジラの鼻水(ブロー)を採取し、その中から得られたDNAを解析しました。その結果、検出された6つのサンプル中の4サンプルからDNAが検出され、それぞれが異なる家系(系統)であり、雌雄が含まれることが明らかになりました。これらの結果は、テレビ朝日のニュース番組で取り上げられました。
デジタルストーリーテリングラボ(代表教員:宮田和樹 非常勤講師)は、メタバースやVR(仮想現実)、AR(拡張現実)を活用して文化や教育、地域振興などの社会課題の解決に関わる協働プロジェクトに取り組んでいます。今回の「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」の成果発表会もその一環で、ラボの学生たちはクジラの生態を臨場感たっぷりに体験できるメタバースのワールド「Whale Research VR」の制作や、プロジェクトのPR動画の編集、SNSの運用などに積極的に参加することで、新たなサイエンスコミュニケーションのあり方を提案してきました。その結果、「専門分野や大学間の垣根を越えた総合的な取り組みになった」として、田島木綿子先生をはじめ、他の研究チームの先生方からも評価をいただくことができました。


セミナーでは、総合文化政策学部4年の籏栄美さんと同3年の高橋大河さんがプレゼンテーションを行い、同4年の川口眞里奈さん、同3年の小笠原雄太さん、堀友美さんが「Whale Research VR」のワールド体験会の運営や記録映像の撮影などを担当しました。


「Whale Research VR」では、ザトウクジラのユニークな生態をこれまでにないスケールの臨場感で体験することが可能で、この世界観をVRで体験したことをきっかけに「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」の支援につながったケースも生まれています。
興味を持たれた方は、「Whale Research VR」をさまざまな方法で体験することが可能です。以下のリンクをご覧ください。
-
cluster
-
VRChat
- テレビ朝日のニュース動画は下記のリンクからご覧いただけます。
-
テレ朝NEWS 日本初!ドローンでクジラの「潮」採取 DNA解析に成功

-
Whale Research VR(cluster)を体験する来場者
-
Whale Research VR(VRChat)を体験する来場者
-
Whale Research VRで水中から観察できるザトウクジラ