NEWS(地球社会共生学部)
第2回目(2020年11月6日開催)は、「本質の課題を見わけよう」の回でした。
前回行った先生たちへのインタビューを通じて発見した課題を検討し、課題に隠された本質的な部分を探しました。
そして議論を重ねながら、簡単な解決策をいくつか導き出しました。
先生たちの抱える課題を解決するためにはどうすればよいのか?解決するための答えは一つでは終わりません。
出てきた答えに対し、「そのためにはどうする?」と問い続けることで、課題解決のための因果関係を明らかにしていきます。
生徒さん達は、マインドマップを使いながら、問いに対する答えを付箋に書き出し模造紙に貼っていく作業を行いました。
課題に隠された本質的な部分を見つけ出すのに頭を悩ませながらも、チームのみんなと意見を交わしながら積極的な姿勢で取り組んでいたことが、とても印象的でした。
最後に、課題解決をするための道筋を模造紙にまとめ、各チームで発表しました。
ここまでが、第2回目の内容です。
生徒さん達からは、
「得た情報だけではどうしても考えが狭まってしまうので、相手に共感し、相手の立場になって自分で考えてみることも大切だと改めて実感した」
「マインドマップというものはただ単に線でつなぐのではなく、事柄同士の因果関係というものがキーポイントになると気づいた」
などの声があがりました。
「そのためには?」という問いを繰り返すことで、課題に隠された本質的な部分を探し出し、課題解決のための道筋を、因果関係をもとに明らかにすることができました。
次回の第3回目は、いよいよ課題に対する解決策を決定します。
GSC学生連合顧問 林拓也
プロジェクトリーダー 3年 間篠花音
プロジェクトサブリーダー 2年 高橋楓
動画作成 3年 内田麻友
佼成学園女子中高でワークショップを行いました(その3)
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課題の解決策を決定しよう
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2020年11月13日に佼成学園女子中高で、「課題の解決策を決定しよう」と題した第3回のワークショップを行いました。 前回自分たちで考えた解決策に対する感想を、先生(課題を持つ当事者)からいただき、それをもとに解決策の練り直しを行いました。
自分たちでは気づかなかった当事者ならではの意見をもらうことで、課題の本質に迫り、課題解決策の精度を高めることができました。 最後に、色々と出されたアイデアの中から最終的な解決策を決定し、最終回での発表へ向けて準備を行いました。
生徒さん達は、チームの中で自然に役割分担をし、協力し合いながら作業を進めていました。 生徒さん達からは、「今回情報を整理したことにより本質的な課題が見つけやすく、いい解決策が出せた」「PDCAサイクル(plan,do,check,action)を意識して解決策をよりよくブラッシュアップする」などの声があがりました。
さあ、次はいよいよ最終回です。
生徒さん達の頑張りの成果は、果たしてどうだったのでしょうか…。
次回をお楽しみに!
GSC学生連合顧問 林拓也(教授)
プロジェクトリーダー 3年 間篠花音
プロジェクトサブリーダー 2年 高橋楓
動画作成 3年 内田麻友
佼成学園女子中高でワークショップを行いました(最終回)
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最終発表
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2020年11月20日、佼成学園女子中高で第4回ワークショップ、「最終発表」を行いました。
先生たちの抱える課題に対し、生徒さんたちが最終的な解決策を発表しました。
生徒さんたちは少し緊張しながらも、これまでの回を通じて自分たちが練り上げてきた解決策を、グループごとに発表し、意見交換の場でも活発に発言していました。
生徒さんたちからは、
「デザイン思考をこれからの学びに利用したい」
「今回のワークショップは新鮮に感じ、相手の抱える課題を自分に置き換えたり、普段の生活を踏まえて解決策を考えることができた」
などの声があがりました。
今年度のワークショップは、「共感と課題発見能力」をテーマとし、「共感・デザイン思考」をベースにしながら4回にわけて実施しました。
相手に共感することでその人の持つ課題を発見し、その課題に隠された本質的な部分をロジカルに探していくことで、解決策を導き出す。
教える大学生も、教わる高校生も、今回のGSCらしいワークショップを通じて、他者に共感することの大切さを学べたと思います。
次回は、佼成学園女子中学高等学校(東京都)、上田高等学校(長野県)、そして青学大GSC学生連合の三者による”Student Workshop”(オンライン合同研究発表会)を行う予定です(2021年2月13日)。
乞うご期待!
GSC学生連合顧問 林拓也(教授)
プロジェクトリーダー 3年 間篠花音
プロジェクトサブリーダー 2年 高橋楓
動画作成 3年 内田麻友