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2018.04.09

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理工学部他の学生3名が情報処理学会第80回全国大会で学生奨励賞を受賞

理工学部情報テクノロジー学科他の学生3名の研究発表が、2018年3月13日(火)~15日(木)、早稲田大学西早稲田キャンパスで開催された「情報処理学会第80回全国大会」において、「学生奨励賞」を受賞しました。

同賞は、情報処理学会が年1回開催する全国大会の学生発表(対象:学部・博士前期課程所属学生)で、当該研究分野を専門とする審査員による評価の結果、優秀と認められる研究発表を行った学生に贈られるものです。

受賞者、論文タイトル、研究概要は、以下の通りです。

小倉 拓人さん(理工学研究科理工学専攻知能情報コース博士前期課程2年、原田実教授研究室)
  • 発表論文タイトル

    「人物ベースのseq2seqモデルを用いた対話システムDeepEVEにおける小説中の登場人物らしい応答文の生成」

  • 研究概要

    小説作品から自動構築した学習データを用いて機械学習を行うことで、物語中の登場人物との雑談対話を実現する対話システムDeepEVEの開発を行った。提案システムでは、小説テキスト中に含まれる発話応答の組を抽出し、応答の発話者となる登場人物名を意味解析結果に基づいて推定する。それを学習データとして用いて発話者名を考慮した対話モデルを学習することで、ユーザが指定した小説中の登場人物の個性を反映した応答生成を行う対話システムを構築した。

明石 航さん(理工学部情報テクノロジー学科4年、原田実教授研究室)
  • 発表タイトル

    「相手の様子を理解して対話するヒューマノイドロボット」

  • 研究概要

    話し相手の様子を理解して対話するロボットは今までになく、それが人間の行動に近い動作であると考えた。その実証を行うため、ロボット正面にいる人物の様子を捉えたカメラ画像から、その状況を理解し適切な発話を行う機能を開発した。本論文では、音声対話システムのみ搭載したロボットと、話し相手の様子を理解して対話するロボットとで印象評価の比較実験を行った結果について報告した。

山川 亮さん(理工学部情報テクノロジー学科4年、小宮山摂教授研究室)
  • 発表タイトル

    「光学シースルーARを用いた食品サンプルの表示に関する検討」

  • 研究概要

    食品サンプルに代わるメニューの表示法として、食品を多方向から撮影して3DCGモデルを作成し、それを光学シースルーARで観察する方式を提案した。主観評価の結果、従来のビデオシースルーAR方式では難しかったサイズ感や立体感の表現が、物理的な食品サンプルと比較しても遜色なく実現できることが示された。