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EVENT(学外講座)

SCHEDULED

2023.05.13 - 2023.06.10

TITLE

【青山キャンパス公開講座】スポーツで繋げる絆 ~コミュニティ創生と「する・みる・ささえる」スポーツ~

講座概要

対面またはオンライン配信
2023/05/10 ~ 06/10 毎土曜日 11:00~12:30(初回のみ12:40)

東京五輪2020が過ぎ行き、引き継がれるべきレガシーを問われる昨今。コロナ禍を経て、変わっていく社会構造と引き継がれていくべきスポーツ文化は何か。新たなコミュニティ創出とスポーツが繋ぐ社会について考えます。

講座申し込み

第1回 2023/05/13(土)世界と繋がるスポーツ~スポーツとグローバルコミュニティ~

経営学部マーケティング学科 教授
宮崎 純一 [MIYAZAKI Junichi]

サッカーを通して経験した、世界と繋がる活動を紹介します。身近なコミュニティからスポーツを通じたグローバルコミュニティへの発展とインクルーシブな社会形成への可能性を探ります。

大学サッカーのグローバルコミュニティへの進出 ~デンソーカップが支えた大学サッカー~
大学サッカーマンの選抜全国大会として30年の歴史を持つデンソーカップサッカー大会。大会創設当時、Jリーグが発足し「大学サッカーは役割を終えた」との論調が強かった。しかし、アマチュアスポーツを支える協賛企業と大学連盟は、大会を継続開催しながら「草の根のサッカーコミュニティ作り」という信念を貫き、大会誘致による地域活性化、海外遠征による大学サッカーレベルの向上、大学日韓戦の復活と民間レベルでの交流を果たし、様々なコミュニティとの絆作りを実践してきた。やがて大学生のオリンピックと称されるユニバーシアード大会で日本代表は7回の優勝を誇る強豪となる。この大会を経てJリーグや世界へ飛翔する選手たちを育成し、2022年FIFAワールドカップカタール大会では多くの大学サッカー出身者たちが躍動した。その道程と大学サッカーコミュニティを牽引した信念に迫る。
被災地支援による欧州サッカークラブとの絆~FCバイエルンミュンヘンと東日本被災地の子供たち~
2013年から、4年間にわたりドイツのプロサッカークラブが主催した「バイエルンミュンヘン国際少年サッカー大会」に招待された少年たちの活動を追うなかでサッカーが果たした絆作りを紹介する。さらに、この大会に参加したドイツチーム「ブントキックグート(BKG)」の活動に注目する。BKGは、長年にわたりドイツにおける民間主体の移民、難民施策の一環として異文化間ストリート・フットボールリーグを主催する団体である。この活動は日本国内のコミュニティ創生にも大いに示唆を与える興味深い。

<プロフィール>
青山学院大学 経営学部マーケティング学科 教授
宮崎 純一 [MIYAZAKI Junichi]
1963年生まれ、長野県上田市出身。
青山学院大学経営学部マーケティング学科教授として、スポーツマネジメント、チームビルディング等の講座を担当。2012年、JFA公認S級指導者ライセンス取得。2017年、大学生で組織される男子サッカー日本代表監督としてユニバーシアード台北大会優勝。2022年より青山学院大学にて「オール青山スポーツコミュニティ」プロジェクトを立ち上げ社会連携、地域貢献を目的としたスポーツイベントを主催する。

第2回 2023/05/20(土)「 何が自分をこうさせるのか 」 J クラブ設立を振り返って~

富山スポーツコミュニケーションズ 理事長
佐伯 仁史 [SAEKI Hitoshi]

約40 年前、大学4年生のとき、富山にJリーグクラブを創るため帰る決意を。
うまくいかず一旦断念し、地域に子ども から 大人までの サッカークラブ「立山フットボールアカデミー」を設 立。部活動と クラブを両立する 毎日となる 。
後に富山県サッカー協会 J リーグ 特任理事 に 就任 。
「J リーグスタディグループ」をつくり3 年間でのゴールを設定。教師をしながらのアクションはとても難しいものがあった。しかし、ビジョンに向けて足を止めることは「生きることやめること」に等しく、2006年にようやく J リーグを目指す県民ク ラブが誕生 。翌年カターレ富山
となる 。
2005年からNPO法人富山スポーツコミュニケーションズ を設立し、 様々な事業を展開 。
その事業はなんのためにしているのか。また、なにが自分をこうさせるのか 、 振り返りながらお話しできれば と思います 。
当日は宜しくお願い致します 。

<プロフィール>
富山スポーツコミュニケーションズ 理事長
佐伯 仁史 [SAEKI Hitoshi]
小さいころより遊び、スポーツが大好き。野球・サッカー・卓球・スキーなどの大会に出場。自分を育ててくれたスポーツに恩返をするため、大学 4 年次に富山に Jクラブを創ることを決意、体育教師として富山に帰る。教師の傍ら政財界、 YKK 、北陸電力を 3 年間で繋ぎ、 J 参入 を目指す県民クラブ 後の 「カターレ富山」を創設。
一昨年「フツーの体育教師の僕がJ リーグクラブをつくってしまった話」を徳間書店より出版。 また、スポーツが触媒となり、ヒトとヒトをつなぎ、社会課題を克服しながら スポーツの価値を高めるため「スポーツ観戦お出かけ支援募金」や「観戦おもてなしデー」「病院ビューイング」などの事業を展開中。 2022 年 4 月 からは 県内外の関係人口増を目的とした 対話の場 「まちなか Dialog 」 を スタート 。 年間 52 回開催 した。現在 は 「 まちなか スタジアムパーク構想 」 を 市民レベル で 対話を 重ね 、多世代が 楽しめる まち づくり ・ ひとづくり を 推進している 。

第3回 2023/05/27(土)大学におけるスポーツ ~大学スポーツ応援経験の調査から~

経営学部マーケティング学科 准教授
横山 暁[YOKOYAMA Satoru]

大学におけるスポーツといって思い浮かべるものは何があるだろうか.毎年正月に行われる箱根駅伝を思い浮かべる人が多いのではないだろうか.もしくは数多くのプロ野球選手を輩出している大学野球,特に東京六大学野球を思い浮かべる人もいるであろう.また,今年は9月~10月にラグビーワールドカップが行われるということで大学ラグビーを思い浮かべる人もいるかもしれない.それ以外にも大学におけるスポーツとしては様々な競技が行われいてる.
では,実際どのくらいの学生が大学スポーツの観戦をしたことがあるのだろうか.また,どのくらいの卒業生が大学卒業後に母校の大学スポーツの観戦したことがあるだろうか.さらにいえば大学スポーツを観戦することで学生や卒業生に何がもたらされるのであろうか.本講座のテーマは「スポーツで繋げる絆」であるが,「絆」は得られ,繋がっていくのであろうか.
本講義では,2017年度~2019年度に実施した大学生および卒業生を対象とした大学スポーツ観戦調査について紹介し,調査結果から大学スポーツの観戦と大学の帰属意識・愛校心の関係についての結果から大学スポーツの応援経験がもたらすもの,また,スポーツで繋げる絆について考えていく。

<プロフィール>
青山学院大学 経営学部マーケティング学科 准教授
横山 暁[YOKOYAMA Satoru]
慶應義塾大学理工学部管理工学科,同大学院理工研究科開放環境科学専攻 修士課程および後期博士課程修了.博士(工学).
立教大学社会情報教育研究センター設置準備室(当時),帝京大学経済学部経営学科を経て,2017年4月より現職.
専門は多変量解析,データマイニング.
2017年度,青山学院大学がスポーツ庁の「大学スポーツ振興の推進事業」に採択された際にスポーツ観戦者調査に携わったことをきっかけに大学スポーツに関する調査研究を実施している.

第4回 2023/06/03(土)スポーツで繋がるインクルーシブコミュニティ ~障がい者スポーツの今とウィメンズ・エンパワメント~

公益財団法人日本サッカー協会 理事
今井 純子[IMAI Junko]
全日本大学女子サッカー連盟 会長( WEリーグ理事)
小林 美由紀[KOBAYASHI Miyuki]

日本サッカー協会では、JFAグラスルーツ宣言「サッカーをもっとみんなのもとへ」に基づき、年齢、性別、国籍、障がいの有無など多様な社会的背景を超えて共にファミリーとしてサッカーを楽しむことが出来る環境作りに取り組んでいる。前半は、インクルーシブフットボールへの取り組みにフォーカスする。JFAと日本障がい者サッカー連盟は、障がいがあっても身近でサッカーが楽しめる環境を広げ、研修を通して指導者への啓蒙を実施している。全ての人が共にサッカーを楽しむことが日常となる社会を目指す障がい者サッカーへの取り組みの現在を共有する。
後半では、サッカーにおけるウィメンズ・エンパワメントにフォーカスする。昨年、日本初の女子プロサッカーリーグWE(WOMEN EMPOWERMENT)リーグが始まり、少女たちに「プロサッカー選手」という新しい夢が一つ増えた。WEリーグは「女子サッカー、スポーツを通じて夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」という理念のもと、リーグ戦と理念推進活動(WE ACTION)を両輪として、活動を行っている。リーグ戦日程で試合設定の無い日に実施を義務付けられている『WE ACTION DAY』には、選手全員が参加し、様々な社会課題に取り組んでいる。WEリーグの設立の経緯や実際の活動を紹介し、世界では社会的な現象となっている女子サッカーの現在を共有する。

<プロフィール>
公益財団法人日本サッカー協会 理事
今井 純子 [IMAI Junko]
日本サッカー協会理事、女子委員会副委員長、リスペクト・フェアプレー委員会委員長。日本サッカー協会の代表強化、ユース育成、指導者養成に学生時代より関わり始め、現在に至る。女子や障がい者を、はじめとしてサッカーとの関わりに弊害が多い状況は多い。『誰一人取り残さない世界』に、サッカーの面から取り組んでいる。
全日本大学女子サッカー連盟 会長( WEリーグ理事) 
小林 美由紀
WEリーグ理事、全日本大学女子サッカー連盟会長。大学でサッカーに出会い、女子サッカーチームを創設。その後、米国留学で日米女子サッカー認知度のギャップに衝撃を受け帰国後、関東大学女子サッカー連盟を創設。以来、国内女子サッカーの地位向上に邁進。2011年、ジェフ市原・千葉大レディースにてコーチ兼GMとして、指導者の男女同数化などを行う。2021年より現職。『女子サッカーで世界を変えられる』と本気で思っている。

第5回 2023/06/10(土)大学発「総合型地域スポーツクラブ」と地域振興

経営学部マーケティング学科 教授
宮崎 純一 [MIYAZAKI Junichi]

青山学院大学におけるスポーツを「する・みる・ささえる(かかわる)」活動の裾野を広げる取り組みを考えます。
2022年2月スポーツ庁は、第3期スポーツ基本計画(スポーツによる地方創生、まちづくり)の関連施策のひとつ「感動する大学スポーツ総合支援事業」の実施企画を公開し、同年8月には一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)がこの事業を受託し、より明確な達成目標を掲げ「大学スポーツ資源を活用した地域振興モデル創出事業」として公募を開始した。
青山学院大学は前回の第2期スポーツ基本計画で提唱された「大学スポーツの振興」に引き続き、同年9月から5か月間にわたり受託事業として「これからの社会を担う新たなスポーツ指導者育成システム開発(CASプロジェクト)」と取り組みました。
プロジェクトの一環として実施した事業紹介とダイバーシティかつインクルーシブなコミュニティ創生を目指した大学発進の「総合型地域スポーツクラブ」構想を報告します。
〇実施事業(オール青山スポーツコミュニティ主催):
『キッズスポーツチャレンジ』(小学生マルチスポーツ体験)
『JFAインクルーシブフットボール体験』(障がい者サッカー体験)
『老若男女ウォーキングフットボール大会』(みんな一緒にサッカーファミリー)
『グローバルスポーツコミュニティ』(外国人留学生交流を目的としたスポーツイベント)
『オール青山サッカーフェス』(各イベントチームが集結)
『JFAなでしこひろばin青山学院』(女子サッカー普及プロジェクト)
『グラスルーツサッカー』(性別、年齢、競技レベルを問わず参加できる)など
 〇青学在学中の注目アスリート:
     車いすバスケ『埼玉ライオンズ』で天皇杯ベスト4 総合文化政策学部2年 望月悠生さん
     パリ五輪目指す女子ボクサー           教育人間科学部3年  篠原光さん
     箱根駅伝から『スピードゴルフ』へチャレンジ   経営学部3年   横田知己さん ほか

<プロフィール>
青山学院大学 経営学部マーケティング学科 教授
宮崎 純一 [MIYAZAKI Junichi]
1963年生まれ、長野県上田市出身。
青山学院大学経営学部マーケティング学科教授として、スポーツマネジメント、チームビルディング等の講座を担当。2012年、JFA公認S級指導者ライセンス取得。2017年、大学生で組織される男子サッカー日本代表監督としてユニバーシアード台北大会優勝。2022年より青山学院大学にて「オール青山スポーツコミュニティ」プロジェクトを立ち上げ社会連携、地域貢献を目的としたスポーツイベントを主催する。

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