EVENT(学外講座)
SCHEDULED
2024.04.06 - 2024.05.25
TITLE
英語の発音(前編)
ここではすべてアメリカ英語の発音の練習になります。まず、一番重要な大きな声で発音する腹式呼吸方を習得する。 日本人は胸式呼吸で発声するので、外国人の方にとっては声が小さく聞こえないことが多く”Pardon?”と何度も聞かれ英語が通じていないと自信を失くしてしまいます。また、これに伴い/p,t,k/音が語頭、語中、語尾に来るときの発音の変化を指導します。/p,t,k/音が語頭に来たときの呼気は、ティッシュペーパが90度まで上がる練習をします。米語で非常に特徴があり、しかも日本人が一番不得意とする[r]音の練習をします。日本人はよく/l/と/r/の発音が苦手と言われますが/l/音は日本語で「レモン」と発音するとそのときの「レ」は英語になっています。/r/は英単語の中に沢山出てきますので、これを習得することが大変重要です。例えば、/r/音は単語の中の語頭(read)、後中(very)、母音の語中(work),語尾(teacher)、母音+/r/(park, ear, air, for, sure)等があります。 [r]音の発音器官を1つマスターすると単語に[r]音があるときは同じ発音器官を使えばいいのです。ただ人によっては/r/音の練習するのに同じ方法では出来ない場合があるので、受講者にあった方法を指導します。
配布するテキストとCDで自宅で練習していただきますが、受講者の方々のニーズに合わせ毎回追加資料(少なくともA4で6ページ)としてご要望のある単語、短文等で練習します。
目標、重点を置く学習内容
英語の発音に自信が持てないとか、勉強方法がわからない、等限界を感じ諦めることがないように発音方法を初歩から学びます。発音が下手でも英語は通じるとよく言われますが、外国人の方にとっては大きなストレスになります。発音に自信をもって外国人の方とコミュニケーションを図れるように通じない理由とその克服の仕方を学びます。
受講対象者
英語検定試験3級以上
必須テキスト・参考図書
英語シリーズ 発音:洗練されたアメリカの英語 前編 株式会社言語研究所
CD付き (すべて無料)
追加資料は毎回受講者のニーズに合わせた内容を毎週配布
講座スケジュール(各回の講義予定)
1 |
4月6日
15:05~16:35 |
腹式呼吸 「複式呼吸法」と/p,t,k/音が語頭、語中、語尾に来た時の音の強さ、変化を練習します。腹式呼吸法の言葉はよく聞きますが、実際どのようにすればいいのかわからないことがあります。実践からノウハウを会得していただき、『英語=大きな声』を忘れないように、簡単な単語、短文で練習します。これは発音特訓で一番重要なことですので、かなり授業の半分は呼吸法とそれに伴う発声方法を学びます。英語は子音の言語と言われ、日本語は母音の言語といわれていますので、子音をできるだけ強く発音しなければなりません。その強さを試すには/p,t,k/が語頭に来た時にティッシュペーパが90度まで上がる呼気を出す練習です。日本語では25度か30度まで上がりますので、かなり意識をして練習をしなければなりません。自宅で「発音博士」を使い自己評価をする。評価が低い場合は授業前後に個人的に評価が低い原因を質問する。 |
2 | 4月20日
15:05~16:35 |
「/r/音」(語頭に来た場合) 90分間/r/音を学習及び練習をします。理想の/r/音の練習は、まずどの/r/音が理想かの耳のトレーニングをし、発音器官がどうなっているかを解説すると、3段階(理想の/r/音, 明瞭な/r/音ではない、全くの日本語の/r/音)の認識が出来、何故このような音になっているかの発音器官も理解できるようになります。次は理想の/r/音を発音するためには、基本の/r/音を習得します。単語、短文の中にいつも/r/音がある場合はこの基本の/r/音を発音すればいいのです。もし、/r/音が不適切な発音になった場合、/r/の基本の発音の仕方ににもどり、同じ/r/音を出せるようにする。ただ、練習するときには、1つの導入方法がすべての学習者に効果的ではないので、個々の受講者にあう発音の導入方法を見出し、その方法を会得していただきます。導入方法は20種類ぐらいありますので、すべての参加者が/r/音を単音で発音できるようになります。 |
3 | 5月11日
15:05~16:35 |
「/r/音(語中、語尾に来た場合) [r] 音は引き続き練習し、教室で確認する。 veryのように/r/音が語中に来た時はこの/r/音を日本語の「り」と発音する人が多いが、語頭にくる/r/音をしっかり練習すると矯正されますが、特に語尾に来た場合は英語では母音の中に入るので、ほとんど日本人は「あ」または「あー」の発音をしてしまいます。例えばworkを/waak/と発音し意味不明の言葉を発音していることになります。ネイティブは辞書にもない単語を発音されても全く理解できませんし、コミュニケーションをするのが嫌になってしまうかもしれません。それでここではlearnストレス(強く読む)とteacherのようにアンストレス(弱く読む)/r/音の違う発音を練習をします。これらは「ラーン」「ティチャー」と発音しません。 |
4 | 5月25日
15:05~16:35 |
「/r/ 音+母音」の発音 この発音トレーニングでは専門的な母音の発音記号を使わず、わかりやすい方法で説明します。/ar/=are, /ir/=ear, /er/=air, /or/=four, /ur/=sureなどで重要なことはまず母音を明確に発音しそれからゆっくりと/r/音を発音します。ほとんど/r/音を発音せず母音だけを発音する傾向がありますので、これを練習します。これで/r/音の発音は網羅できたと思いますので、お気軽に参加してみてください。個人的な発音の癖を見つけ矯正のお手伝いをさせていただきます。 |
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4月6日
15:05~16:35 |
腹式呼吸 「複式呼吸法」と/p,t,k/音が語頭、語中、語尾に来た時の音の強さ、変化を練習します。腹式呼吸法の言葉はよく聞きますが、実際どのようにすればいいのかわからないことがあります。実践からノウハウを会得していただき、『英語=大きな声』を忘れないように、簡単な単語、短文で練習します。これは発音特訓で一番重要なことですので、かなり授業の半分は呼吸法とそれに伴う発声方法を学びます。英語は子音の言語と言われ、日本語は母音の言語といわれていますので、子音をできるだけ強く発音しなければなりません。その強さを試すには/p,t,k/が語頭に来た時にティッシュペーパが90度まで上がる呼気を出す練習です。日本語では25度か30度まで上がりますので、かなり意識をして練習をしなければなりません。自宅で「発音博士」を使い自己評価をする。評価が低い場合は授業前後に個人的に評価が低い原因を質問する。 |
2 | 4月20日
15:05~16:35 |
「/r/音」(語頭に来た場合) 90分間/r/音を学習及び練習をします。理想の/r/音の練習は、まずどの/r/音が理想かの耳のトレーニングをし、発音器官がどうなっているかを解説すると、3段階(理想の/r/音, 明瞭な/r/音ではない、全くの日本語の/r/音)の認識が出来、何故このような音になっているかの発音器官も理解できるようになります。次は理想の/r/音を発音するためには、基本の/r/音を習得します。単語、短文の中にいつも/r/音がある場合はこの基本の/r/音を発音すればいいのです。もし、/r/音が不適切な発音になった場合、/r/の基本の発音の仕方ににもどり、同じ/r/音を出せるようにする。ただ、練習するときには、1つの導入方法がすべての学習者に効果的ではないので、個々の受講者にあう発音の導入方法を見出し、その方法を会得していただきます。導入方法は20種類ぐらいありますので、すべての参加者が/r/音を単音で発音できるようになります。 |
3 | 5月11日
15:05~16:35 |
「/r/音(語中、語尾に来た場合) [r] 音は引き続き練習し、教室で確認する。 veryのように/r/音が語中に来た時はこの/r/音を日本語の「り」と発音する人が多いが、語頭にくる/r/音をしっかり練習すると矯正されますが、特に語尾に来た場合は英語では母音の中に入るので、ほとんど日本人は「あ」または「あー」の発音をしてしまいます。例えばworkを/waak/と発音し意味不明の言葉を発音していることになります。ネイティブは辞書にもない単語を発音されても全く理解できませんし、コミュニケーションをするのが嫌になってしまうかもしれません。それでここではlearnストレス(強く読む)とteacherのようにアンストレス(弱く読む)/r/音の違う発音を練習をします。これらは「ラーン」「ティチャー」と発音しません。 |
4 | 5月25日
15:05~16:35 |
「/r/ 音+母音」の発音 この発音トレーニングでは専門的な母音の発音記号を使わず、わかりやすい方法で説明します。/ar/=are, /ir/=ear, /er/=air, /or/=four, /ur/=sureなどで重要なことはまず母音を明確に発音しそれからゆっくりと/r/音を発音します。ほとんど/r/音を発音せず母音だけを発音する傾向がありますので、これを練習します。これで/r/音の発音は網羅できたと思いますので、お気軽に参加してみてください。個人的な発音の癖を見つけ矯正のお手伝いをさせていただきます。 |
講師紹介
村川 久子 元青山学院大学教授、一般社団法人グローバル言語研究所代表理事
12年間米国に留学し、テキサス大学オースチン校から音声学で博士号取得。国際武道大学、会津大学、青山学院大学、武蔵野大学で教鞭をとる。(株)河合楽器製作とPC上で音声分析が可能なソフトを開発し、その後会津大学でSony株式会社とワークステーション上で発音を分析できるソフトを開発し大学のLML(Language Media Laboratory)に導入。旺文社、日本経済新聞社出版社から60冊以上の発音、TOEFL, TOEICの書籍を出版し、現在(株)Japan TimesでTOEFLに関する書籍が13刷りの増刷である。MAAS (Murakawa Academic After School=村川アカデミック アフタースクール(月島))のスクール長
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