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2024.10.12
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【青山キャンパスアカデメイア】版画ワークショップ -銅版画の技法・表現効果を学ぶ
ジェンダー研究センターは、ジェンダー平等、性の多様性の尊重を目的に掲げて、性別にかかわらず人々が生き生きと能力を発揮する社会の実現のためにさまざまな活動を行なっています。その一つとして、社会貢献事業「エンパワーメントプログラム」で生涯教育に取り組んでおり、人間の自己意識の基本である「表現」にフォーカスした「ジェンダーと表現」というプログラムを設けています。
表現することは、生涯を通じた人間の自己意識の基本です。表現の受け手・送り手ともに、その精神をエンパワーする働きがあります。
その中でも本講座は、女子短期大学において行われていた造形表現教育の教育資産を活かした、ユニークなプログラムになっています。ジェンダー問題について直接学ぶ内容ではありませんが、表現をとおしてこころを解放させ、自己を見つめ直す機会になることを期待しています。
生涯学習で「表現」に取り組む意義
表現の中でも「造形表現」は「美術」として学校教育に組み入れられていますが、図画工作・美術という教科に対する苦手意識の調査では、小学生段階が2割未満であるのに対して、中学生が5割、大学生になると6割近くになるという結果が出ているそうです。
これは、伝統的な美術教育がデッサンや写生をもとにした描写による造形教育であるため、対象を正確に描ける描写力をもって「上手・下手」と評価されることが最大の原因と考えられます。その結果、学校教育では高学年ほど美術から遠ざかり、社会人になると美術とのかかわりは鑑賞にとどまり、自らの手で制作する機会がほとんどなくなるのが現状ではないでしょうか。
造形表現の中でも「版画」は、材料や技術的な要素が強いという特性があります。特有の技法を学び、銅版画ならではの効果的な表現を追求することにより、自分自身のイメージを超える表現が生まれるのが魅力です。
また、生涯学習として芸術文化活動にかかわることについて、美しい表現を生み出すスキルを身につけていくプロセスが、成長を自覚する活動になりうると論じている研究者もいます。さらに造形表現においては視覚的に「美」の価値を確認できることの意義が大きいといえます。
学校教育でふれる機会が少ないジャンルを学べるのは生涯学習ならではといえるでしょう。
なお、本ワークショップで制作された作品を、次年度、「織・版画ワークショップ作品展」としてジェンダー研究センターギャラリーで展示する予定です。展示参加はご自由です。作品展のイメージはこちらのオンラインギャラリーをご覧ください。

ワークショップ内容
2024年10月12日(土) 10:00〜15:00(昼休み1時間)
①あらかじめ版サイズの下絵を作成、またはイメージ写真などを持参する。
(当日、説明を受けてから技法を決める場合は、技法にあわせて下絵を拡大縮小します)
②エッチング、ドライポイント、メゾチントという銅版画の技法から一つを選び、受講者が版を制作、刷りを講師が行い作品に仕上げる。
版サイズ:エッチング、ドライポイント 9×12.7cm メゾチント 6×7.5cm
※版制作の進み具合によって多少時間がオーバーすることがあります。時間に余裕をもって参加されることをお勧めします。

受講料
社会・・・3,000円
学生以下・・・1,500円
CONTACT
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お問い合わせ先
青山学院大学社会連携部社会連携課
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
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受付時間
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