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EVENT(学外講座)

SCHEDULED

2025.10.25

TITLE

版画ワークショップ3-銅版画の技法・表現効果を学ぶ

ジェンダー研究センターは、ジェンダー平等、性の多様性の尊重を目的に掲げて、性別にかかわらず人々が生き生きと能力を発揮する社会の実現のためにさまざまな活動を行なっています。その一つとして、社会貢献事業「エンパワーメントプログラム」で生涯教育に取り組んでおり、「ジェンダーと表現」というプログラムを設けています。表現することは、生涯を通じた人間の自己意識の基本であり、表現の受け手・送り手ともに、その精神をエンパワーする働きがあります。その中で本講座は、女子短期大学において行われていた造形表現教育の教育資産を活かしたユニークなプログラムとなっています。ジェンダー問題について直接学ぶ内容ではありませんが、表現をとおして自分自身を見つめ直す時間になることが期待されます。
版画は14世紀後半の木版画から始まり、銅版画、リトグラフと、知識・情報を伝達する手段、複製技術として発達しました。19世紀、写真の普及によって版画が出版産業と切り離されると、画家が絵画表現の一つとして版画を手がけるようになります。版画工房がその制作を手助けし、さまざまな技法や表現方法が生み出され、造形芸術の一ジャンルとして展開していきました。
版を媒介することによって表現が成り立つ版画は、「上手く描く」ことではなく、特有の表現方法から生まれる効果を活かすことがポイントになります。ワークショップでは3種類の技法から一つを選んで受講者が版をつくり、刷り色を考え、講師が刷りを行います。
版サイズ:エッチング(ハードグランド、ソフトグランド)、ドライポイント 9cm×12.7cm / メゾチント(アルミ板) 6.5cm×7.5cm

講座申し込み

目標、重点を置く学習内容  

①エッチング、ドライポイント、メゾチントいずれかの技法を学ぶ   
②それぞれの表現方法から生まれる効果を理解する
③刷り色、刷り方による違いを体験する 

受講料

社会人・・・3,800円
学生以下・・・1,800円

受講対象者

小学生以上(小学生低学年は付き添いが必要)

受講場所

青山学院大学 青山キャンパス 短大北校舎
版画室(1階)

受講に際しての注意事項など

・あらかじめ技法を選び、版サイズの下絵をご用意ください(当日、技法を決める場合は、サイズが異なる下絵でも結構です)。
・エプロンをお持ちください。
・制作の進み具合によって時間がオーバーすることがあります。時間に余裕をもって参加されることをお勧めします。
・本ワークショップで制作された作品を、次年度、「織・版画ワークショップ作品展」としてジェンダー研究センターギャラリーで展示する予定です。展示参加はご自由です。作品展のイメージはこちらのオンラインギャラリーをご覧ください。

オンラインギャラリー

1 10月25日

10:00~15:00(昼休み1時間)

①下絵を版に写す ②版をつくる(エッチング・ドライポイント:ニードルで版面に描画→エッチングは腐食/メゾチント:バニッシャーやスクレーパーで版面に描画) ③試刷り→必要に応じて加筆 ④刷り色を決めて講師が刷る ⑤刷り上がった作品を台紙に水張りする
1 10月25日

10:00~15:00(昼休み1時間)

①下絵を版に写す ②版をつくる(エッチング・ドライポイント:ニードルで版面に描画→エッチングは腐食/メゾチント:バニッシャーやスクレーパーで版面に描画) ③試刷り→必要に応じて加筆 ④刷り色を決めて講師が刷る ⑤刷り上がった作品を台紙に水張りする

補講日は1月10日を予定しております。

講師紹介

白井四子男(摺師・白井版画工房主宰)
プロの摺師として、第一線で活躍する画家、彫刻家、建築家、イラストレーターらの版画制作にあたり、技術的なアドバイス、作品の刷りを行なっている。

CONTACT

  • お問い合わせ先

    青山学院大学社会連携部社会連携課

    〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25

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    03-3409-6366

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    月~金 9:00~17:00 (事務取扱休止 11:30~12:30)