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2021.04.27

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2022年4月、法学部に日本初の「ヒューマンライツ学科」*を設置予定(設置届出中)

法学部では、リーガルマインド及び隣接社会科学分野の知見をふまえ、人権問題に対する分析力や問題解決能力をもつ人材を育成するため、新たに「ヒューマンライツ学科」*を設置予定(設置届出中)です。国際社会共通の価値としての人権を学ぶため、学科名に「ヒューマンライツ」を冠しています。「法学科」との2学科体制で、より専門性の高い教育を目指します。

【学部学科名】
法学部 ヒューマンライツ学科*

【設置時期】
2022年4月

【入学定員】
ヒューマンライツ学科* 120名
※既存の法学科は、ヒューマンライツ学科*の設置に伴い、入学定員が380名(予定)に変更となります。

【所属キャンパス】
青山キャンパス(東京都渋谷区渋谷4-4-25)

【教育・カリキュラムの特色】
社会問題の中でも特に人権問題について、鋭敏な人権意識、問題を冷静に考え分析できる思考力と分析力、問題の解決・改善に向けて説得的に論じる表現力を身に付けます。
人権問題の理解と解決に必要な専門的知識やスキルを習得するため、ドキュメンタリー映像や当事者の講話などを通して人権問題の現場を知り、考える機会を提供する「ヒューマンライツの現場」が1年次の必修となっているほか、社会問題について調べ分析する手法を学ぶ「社会調査論」を開講します。2年次には、憲法上の人権と国際人権法上の人権という両方の視点から人権法の基礎を学ぶ「人権法入門」が必修となります。また、貧困、差別など人権問題について考察する際、隣接の社会科学分野からのアプローチも重要であるため、政治学、経済学、社会学などの隣接分野を学際的に学ぶことも重視し、「政治学入門」「経済分析入門」「公共政策入門」を1年次の選択必修としています。2年次以降は、「貧困と人権」「ジェンダーと人権」「性的マイノリティと人権」「ビジネスと人権」など多彩なテーマ別科目、世界や日本の人権問題について英語で学べる科目などを開講します。また、本学科では人権問題を取り上げて報道するメディアやジャーナリズムの役割を強く意識しており、「ジャーナリズム論」「ジャーナリズム実習」のような科目も開講します。

【育成したい人物像】
法学の素養があるというのみならず、とりわけ、現代社会において生じているさまざまな人権問題について、当事者の立場に立って問題の所在を理解できる人間的な想像力、論点を冷静に見極められる洞察力、論点について的確な評価を行うことができる分析力、論理的・説得的な文章で論を展開することができる表現力、これらすべてを通じた問題解決能力をもつ人材の育成を目指します。社会の中で接する人権問題について、それがどのような人権にかかわる問題であるか認識できることに加え、その問題と法との関わりについて考察・分析でき、法を用いてそれを解決するための論理的で説得力のある見解を示すことによって社会に貢献できるような人物を育成します。

【想定される進路】
人権問題の解決・改善のために法を活かすという目的意識をもって法、さらには関連分野を学ぶことで身に付けた社会科学の分析視角や問題解決能力は、どのような道に進むにあたっても、自分や周囲の人の人権を守るだけでなく、社会の諸問題の解決への貢献において役に立つことになります。
具体的には、以下の進路が想定されます。
弁護士や司法書士などの法律専門職、民間企業(法務、人事、CSR担当など)、公務員、国際公務員、人権団体などのNPO・NGO、記者・編集者・ジャーナリスト、研究者等。

*設置届出中。
学科名、教育内容、定員数等は予定であり、変更になる場合があります。


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