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2011.07.11

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理工学部情報テクノロジー学科の2010年度卒業生、渡邊輝さんと本間皇成さんの卒業研究が、情報処理学会の学会推奨卒業論文に認定

理工学部情報テクノロジー学科の2010年度卒業生、渡邊 輝さん(佐久田 博司教授研究室)と本間 皇成さん(Martin J. Dürst教授研究室)の卒業研究が、情報処理学会の学会推奨卒業論文に認定されました。
この学会推奨卒業論文は、情報処理学会全国大会で発表された卒業・修士論文の中で「優秀」と認められた論文におくられるもので、今年度は卒業論文と修士論文あわせて約1100件のうちの70件(卒業論文53件・修士論文17件)が認定されました。

渡邊 輝さんが佐久田 博司教授と矢吹 太朗助教の指導の下で行った研究は「ARToolKitを用いたオーディオプレイヤーインターフェースの開発」です。現在、携帯電話等に搭載されているカメラを使ってマーカーと呼ばれる画像を撮影すると、携帯電話とマーカーとの間にキャラクターを登場させるようなアプリケーションがありますが、渡邊さんは、これを一歩進め、携帯電話にイヤフォンを指すと、キャラクターが楽器を演奏したり歌をうたったりするアプリケーションを開発しました。
一方、本間 皇成さんが Martin J. Dürst教授、松原 俊一助手、東北学院大学の松本 章代講師の指導の下で、松本 翔太さん(現在、本学博士前期課程 2年)と行った研究は「チームプログラミングを可能とした教育支援アプリケーションの開発」です。この研究は、プログラミングの実習課題を、通常だと個人単位でしか出せないのに対し、チーム単位で出すことを可能にしました。プログラミング実習は、自動採点システムを採用しているため、チームに課題を出すとプログラムや採点も複雑になりますが、これを解決し、チームプログラミングを可能にしました。

渡邊さんの研究は、研究の面白さや音楽を試聴する際、新しい楽しみ方を示したことが、また、本間さんの研究は、新しい実習のあり方を示したことが、学会推奨卒業論文に値すると認められました。

参考