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理工学研究科機械創造コースの冨永泰隆さん(博士・前期1年)の研究発表が「日本非破壊検査協会平成24年度春季講演大会」で「新進賞」を受賞

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2012.6.14

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理工学研究科機械創造コースの冨永泰隆さん(博士・前期1年)の研究発表が「日本非破壊検査協会平成24年度春季講演大会」で「新進賞」を受賞

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理工学研究科機械創造コース1年の冨永泰隆さん(博士前期課程1年・米山聡准教授研究室所属)の研究発表が、2012年5月22日(火)~23日(水) 、アルカディア市ヶ谷で開催された「日本非破壊検査協会平成24年度春季講演大会」において、「新進賞」を受賞しました。

この賞は、日本非破壊検査協会が、年1回開催する年次大会で、満30歳以下の優秀な研究発表者(登壇者)に贈呈しているものです。

冨永さんの発表題目は、「スペックル干渉・画像相関ハイブリッド法による弾塑性変形の計測」で、冨永さんが米山聡准教授・有川秀一助手の指導のもとで行った研究です。
この研究は、金属材料の弾性変形*域におけるひずみ測定に有効な電子スペックルパターン干渉法(ESPI)と塑性変形*域におけるひずみ測定に有効な画像相関法(DIC)を統合したハイブリッド測定法を開発したものです。
電子スペックルパターン干渉法とは、物体表面にレーザーを照射した際に現れるスペックルパターンの干渉を利用して微小変形を測る方法です。一方、画像相関法は、物体表面の模様の移動から画像処理を用いて比較的大きな変形を測定する方法です。冨永さんは、この二つの測定法から得たひずみ分布を局所最小二乗法を用いて統合することで、より広範囲にわたるひずみ分布の取得を可能にしました。

冨永さんの行った研究は、弾性変形と塑性変形の双方を測定可能範囲とすることで、広範囲のひずみ測定を可能にしたことや弾塑性双方の性質を含む材料の特性評価の解析に有効であることが「新進賞」に値すると評価されました。

* 弾性変形と塑性変形・・・弾性変形とは、材料に力を加えて変形させた後、力を抜いたら元に戻る性質をさし、一方、塑性変形は、変形させた後、力を抜いても元の姿に戻らず、ゆがんだままで落ち着いてしまう性質をさします。