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2013.03.13

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国際政治経済学部国際経済学科3年の棚町香澄さんと廣田雄一郎さんが「平成24年度中小企業懸賞論文(金融部門)」「本賞」を受賞

国際政治経済学部国際経済学科3年の棚町香澄さんと廣田雄一郎さん(港徹雄教授ゼミ)が、一般財団法人商工総合研究所主催「平成24年度中小企業懸賞論文(金融部門)」において「本賞」を受賞しました。
同論文募集は、昭和62年から学生・大学院生、実務家など幅広い層を対象に、産業部門と金融部門の2部門で毎年テーマを定めて実施されているものです。
26回目となる今年度のテーマは、『中小企業の災害復興に果たす金融機関の役割』『老舗企業の発展と地域金融機関の役割』で、棚町さんと廣田さんは、『老舗企業の発展と地域金融機関の役割』を選択しました。

論文テーマは、『老舗企業の発展におけるグローバル展開と地域金融機関の新たな情報ネットワーク構築の必要性』で、発展する老舗企業は「不易流行」を実践しており、経営理念などを堅持しながらも、時代変化に適合するため製品の革新と商圏の拡大に努めている。
商圏が国内にある限りは地域金融機関との連携も密接であるが、老舗企業がグローバル化するようになると地域金融機関との関係は疎遠になる傾向がある。
このため地域金融機関は、どのような施策をとれば、メガバンクに対抗するだけのグローバル情報を老舗企業に提供できるかを論じ、海外に情報拠点を持つ地域金融機関同士がネットワークを形成することによって、グローバル情報提供能力を高め老舗企業に提供していくという提案です。
棚町さんと廣田さんの論文は、「論旨が優れていたこと」「提案のわかりやすさ」等が評価され「本賞」受賞にいたりました。

今回の募集では、金融部門では20件の応募があり、2件が本賞に選ばれ、2月22日(金)に商工中金本店にて表彰式が行われました。なお、棚町さんと廣田さんの論文は、商工総合研究所が発行する商工金融(3月号)』で紹介されています。

<受賞した棚町さんのコメント>
私達は「老舗企業の発展と地域金融機関の役割」というテーマを選んで論文に取り組みましたが、どういった切り口から論文を展開したらよいのか試行錯誤を繰り返していました。そんな時、ゼミの指導教授である港教授からいただいた「老舗企業の存続には不易流行が必要」という言葉がヒントになり、今回の論文構成と分析方法を導き出すことができました。苦心して完成させた論文が、「本賞」を受賞し、本当にうれしく思います。