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理工学研究科博士前期課程1年の古武悠さんと米川早紀さんが、応用物理学会・米国Materials Research Societyとの合同シンポジウムにおいて「Best Poster Award」を受賞

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2013.10.9

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理工学研究科博士前期課程1年の古武悠さんと米川早紀さんが、応用物理学会・米国Materials Research Societyとの合同シンポジウムにおいて「Best Poster Award」を受賞

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2013年9月16日(月)~20日(金)、同志社大学京田辺キャンパスで開催された「2013 JSAP-MRS Joint Symposia(応用物理学会・米国物質科学会合同シンポジウム)」において、理工学研究科博士前期課程(機能物質創成コース)1年の古武悠さんおよび米川早紀さん(ともに重里有三研究室)の研究発表が、シンポジウムU:Transparent Contacts for Electronics and Renewable Energy Technologiesの「Best Poster Award」を受賞しました。
同賞は、本シンポジウムで行われた研究発表の中で、研究内容とともに英語でのプレゼンテーションが特に優秀と認められた研究発表におくられるものです。

古武さんの研究は、「The study on crystal growth of TiO2 films deposited by reactive sputtering(反応性スパッタ法による酸化チタン薄膜における結晶成長に関する研究)」です。
古武さんは、現在、光触媒、色素増感太陽電池、人工光合成や高屈折率透明導電膜(LED等に応用が検討されている)等に応用可能な機能性材料として注目されている「酸化チタン」に関して、組成が同じでも結晶構造が全く異なるルチル構造とアナターゼ構造の結晶成長機構を解明し、それらの作り分けに関する研究成果を示しました。
一方、米川さんの研究は、「In-free Transparent Conductive Films Deposited by Reactive Sputtering with a Sintered Metal Powder Target using Ne, Ar or Kr(ネオン、アルゴン、クリプトンを用いた反応性スパッタ法による脱インジウム透明導電膜の合成)」です。
米川さんは、様々な希ガス元素(アルゴン、ネオン、クリプトン)に、反応性スパッタリング法を用いて、各々の酸化スズ薄膜* の合成方法について発表しました。
古武さんの研究は、透過型電子顕微鏡による高度な結晶構造解析結果が今後の幅広い研究分野で非常に役立つユニークな研究であると評価されました。また、米川さんの研究は、環境技術や情報技術での持続可能性を追求する研究成果であると同時に薄膜太陽電池等への応用の可能性を開くものとして、「Best Poster Award」にふさわしいと認められました。また、海外から参加した多くの招待講演者から、二人の英語によるプレゼンテーションの完成度の高さが賞賛されました。

* 現在、液晶・プラズマなどのフラットパネルディスプレイの透明電極として、酸化インジウム系透明導電膜が広く使われていますが、インジウムが希少金属のため代替材料の開発が急がれています。酸化スズ薄膜は化学的な耐久性に優れておりすでに太陽電池等に使用されていますが、さらに高性能にすることで酸化インジウム透明導電膜に代わるものとして、期待されています。

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