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理工学研究科博士前期課程1年の花光悟さんが「日本複合材料学会 第38回複合材料シンポジウム 林学生賞」を受賞

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2013.10.12

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理工学研究科博士前期課程1年の花光悟さんが「日本複合材料学会 第38回複合材料シンポジウム 林学生賞」を受賞

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2013年9月24日(水)・26日(木)、鹿児島大学で開催された「日本複合材料学会 第38回複合材料シンポジウム」で、理工学研究科博士前期課程(機械創造コース)1年の花光悟さん(指導教員:小笠原俊夫客員教授*)が「林学生賞」を受賞しました。
同賞は、日本複合材料学会が、年1回開催する「複合材料シンポジウム」において、最も優秀な研究論文発表をおこなった学生におくるものです。
受賞した研究発表は「配向カーボンナノチューブ/エポキシ樹脂複合材料積層板の力学特性評価」です。

現在、航空機の機体などでは、「炭素繊維強化プラスチック複合材料(以下CFRP)」が使用されていますが、これにかわって、軽量・高強度・高弾性といった特徴が期待されているカーボンナノチューブ(以下CNT)を適用した新しい複合材料の材料開発の研究が進められています。
花光さんは今回、CNTを一方向に揃えてシート状にした配向CNTシート** を用いて、配向CNTシートとエポキシ樹脂を組み合わせた「CNT/エポキシ複合材料積層板」を新たに作製しました。作製した「CNT/エポキシ複合材料積層板」に対して力学特性評価と弾性特性に関する簡単な解析を行ったところ、「CNT/エポキシ複合材料積層板」がCFRPに比肩する力学特性を有していることが確認され、将来の新しい軽量複合材料となり得る可能性が示唆されました。
花光さんの発表は、研究の新規性・独自性、正確性・論理性、完成度の高さとともにプレゼンテーションのまとめ方、わかりやすさ等が評価され、今回の受賞にいたりました。

* 小笠原俊夫客員教授は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空本部の研究者です。

本学理工学研究科ではJAXAと連携し、連携大学院方式(研究機関の研究者を客員教授・客員准教授として迎え、その機関の研究環境を活用しながら研究指導等を行う、大学院教育の方式)の教育を行っており、小笠原客員教授はその一環として本学学生への研究指導を行っています。

 

** 配向CNTシート

ガラス基板から垂直に配向成長したCNTを横方向に引き出すことによって得られるCNTのシートです。静岡大学 井上翼准教授によって発明された技術です。