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2014.02.27

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理工学研究科博士前期課程1年の神谷喜穂さんが共同研究で「Society of Interdisciplinary Business Research 2014 Best Paper Award」を受賞

理工学研究科博士前期課程(マネジメントテクノロジーコース)1年の神谷喜穂さん(熊谷敏研究室)が、大場允晶教授(日本大学経済学部)との共同研究で「Society of Interdisciplinary Business Research 2014 Best Paper Award」を受賞しました。
「Society of Interdisciplinary Business Research」は、ビジネスや経済学分野の研究者が世界各国から集い、お互いに知恵を出し合うことで、新たな研究につながるヒントを見出すために2011年から年1~2回開催されている会議です。

5回目となる今回の会議は、2014年2月7日(金)・8日(土)にマレーシアクアラルンプールで開催され、31ケ国から127名が参加。180本の論文が発表されました。
神谷さんらの発表した論文タイトルは「Inventory evaluation model in consideration of the interrelationship of production, storage and consumption(日本語タイトル:生産、保管、消費の関係を考慮した在庫評価モデル)」で、在庫のもつ価値に着目した「新しい在庫評価のモデル」を提案したものです。
企業にとって、在庫はコストになるため、極力最小限に抑えたいものですが、迅速な製品やサービスの提供が求められる場面では必要十分な在庫量を確保することが必要です。
神谷さんらは、従来のように在庫をコスト要因として捉えるだけではなく、生産と消費の両面から価値を生み出す要因として捉えなおしました。
また、生産プロセスのどの時点で適正な在庫を保有すべきかを明らかにした在庫評価モデルを提示し、よりタイムリーな製品やサービスの提供の可能性を示しました。
「Best Paper Award」は、会議で発表された論文のうち、学際的な研究の進展に対する貢献の高かった上位10%の論文におくられますが(今回の会議では18本の論文に授与)、神谷さんらの論文は、学際的な研究への顕著な貢献が「Best Paper Award」に値すると認められました。