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2015.08.24

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木津谷 剛志さん(理工・博士前期1年)の研究発表が、日本経営工学会2015年春季大会「Best Presentation Award」を受賞

木津谷 剛志さん(理工学研究科博士前期課程 マネジメントテクノロジーコース 1年・熊谷敏教授研究室所属)の研究発表が、2015年5月16日(土)・17日(日) に首都大学東京で開催された「日本経営工学会2015年春季大会」において、「Best Presentation Award」を受賞しました。
同賞は、学生による優れた研究・発表を奨励するために、今大会(同学会 2015年春季大会)から設けられたもので、「研究内容」「発表内容」「予稿集」「質疑応答」の4 項目について審査委員が評価し表彰委員会で審議の上、優れた研究発表であると認められたものにおくられます。今大会では、29件の研究発表があり、うち5件に同賞が送られました。

木津谷さんの研究発表題目は、「安全性、省エネ、快適性を考慮した居室熱量使用量目標 ~ 2フェーズ階差積分法による居室熱量把握モデル ~」です。
各部屋には、大きな部屋や小さな部屋、南側の部屋や北側の部屋のように特徴があります。また、部屋の特徴だけではなく、部屋の使い方も異なります。木津谷さんは、これらのことを考慮し快適性を維持しながら、さらに省エネを向上させるための空調使用方法の研究を行なっていますが、今回の研究では、空調運転による居室環境(温度、湿度等)の変化と空調使用量(エンタルピー変化量)の関係性を調べ、定式化することで居室の熱特性を把握しました。さらに、居室の熱特性を把握することにより、環境目標に応じた空調使用量目標の算出モデルを提示するとともに、適切な空調使用量目標を算出することによる、居室の快適性と省エネを両立した空調運転方法を提案しました。
木津谷さんの研究は、居室の熱特性を把握すると同時に「環境目標に応じた空調使用量目標の算出モデル」と「居室の快適性と省エネを両立した空調運転方法」を示したことなど、研究内容が優れていたことや、研究をわかりやすくまとめ、発表したこと等が「Best Presentation Award」に値すると評価されました。